べきちゃんのライブ日記

行ったライブの感想とかCDレビューとかそんなもんです。更新頻度はマイペースに。

Fuji Rock Festival'11 Day3

2011年08月06日 23時03分12秒 | 日記
フジロックのレビューも3日目に突入!
先週の今頃は苗場にいたのね。
このレビューを書き終えれば今年のフジロックは終了。
そんなこと考えてると胸が苦しいので、
既に来年のことを考え始めている私です。

3日目にしてやっと晴れた!!
...ということもなく相変わらずの雨ww
向こうの空は晴れてるのに雨降ってるとかどんな苦行だよ!
とか1人突っ込みながら、私の3日目は始まりました。

■ハンバートハンバート
なんと今年初のオレンジコートでした。
3日目にしてホントに田んぼ状態でびっくりした。
頂フェスでも見たほんわか夫婦ユニットのハンバート
セットリストは以下
Heigh-ho
桶屋
おなじ話
百八つ
波羅蜜

おいらの船
罪の味
アセロラ体操の唄

なんというかハンバートらしいセットリスト。
もっとロックに攻めてくるかと思いきや、
意外とハンバートらしさを爆発させたセットリストだった。
1曲目には誰もが知ってるハイホーを披露。
どんな楽曲でもハンバートらしく見えてしまうのが彼らの強み。
同じ話やおいらの船など定番ソングも惜しみなく披露。
最後にやったアセロラ体操の唄はやはり盛り上がっていたな。
さすがのキラーチューンだと感じた。
まぁしかし頂の方が良かったかなと個人的には...ゴニョゴニョ
「おなじ話」 ハンバートハンバート


ハンバートの時ちょっと晴れたけど、
降ったり止んだりの繰り返し。もうどっちかにしてよ。笑
友達が天国バーガー食べたいというので、ところ天国で腹ごしらえ。
姐さんはタヒチバニラなんちゃらが気に入った様子だった。
そしてオアシスエリアに戻り、くろわっさんソフトを食べる。
これ今回のフジ飯で一番の当たりだった。3日連続で食べた。

■Mo'some Tonebender
はい来ましたね。日本が誇る轟音ロックバンド。
まさしく轟音日本代表モーサムトーンベンダー。
いやー6年振りとのことでしたが、凄いライブでした。
セットリストは以下
冷たいコード
L.O.V.E
youth
新曲「メタルカ」
Tiger
ロッキンルーラ
Lost In The City
Hummmmer
Green & Gold

レビューの前に一言だけ言わせてくれ!
武井、ベースを弾けww
今回のライブは冷たいコードからスタート。
バッキバキのベースやっば!とか思ったら武井ベース弾いてねぇしww
「祭」と書かれたデカイ団扇を振り回す武井。
2曲目に入る前にベースを持っただけで大歓声wなんだこのバンド。
ロッキンルーラの前に言ったMCが一番印象的だった。
「ロックンロールやるけん、聴いてー。」
うわだるそうwしかし曲はいちいちかっこいい。耳が破壊されるかと思った。
Lost In The Cityでは恒例のビームセイバー振り回し大会。
最後にフジロックで唄うために作ったというGreen & Goldを披露。
静かな曲かと思いきや、これまた爆音ロックンロール。
最初から最後までとにかくかき鳴らして帰って行ったモーサム。
邦楽バンドの中でも異彩を放っててかっこいいっすわ。
MO'SOME TONEBENDER新曲『メタルカ(仮)』MV


■MOGWAI
ここ1年で3度目の来日。しかも11月にも来るらしい。
日本大好きかw毎回かっこいいから文句無いけどね。
そんなモグワイの最高のライブ。
セットリストは以下
How to Be A Werewolf
I Know You Are But What Am I
San Pedro
I'm Jim Morrison I'm Dead
Rano Pano
New Paths To Helicon,Pt1
Auto Rock
Mexican Grand Prix
Mogwai Fear Satan
Glasgow Mega-Shake

凄いセットリストやで!!
新作を中心としたセットながらも、MOGWAIらしさ全快のセット。
1曲目にWhite Noiseかと思いきやまさかのWerewolf
グリーンステージの大舞台で聴くノイズが心地よすぎる。
ハイライトはまさかのHelicon1
やると思ってなかった過去の名曲に鳥肌。
更にFear Satanまで披露。マジで必殺曲すぎる。
ラストにはGlasgow Mega-Shakeまで。
ちょっとサービス良すぎるんじゃないのモグワイ。
正直ここ3回のモグワイの中で1番だった。
やはり苗場は次元が違う。
Mogwai - Mogwai Fear Satan - Fuji Rock '03


■斉藤和義
話題の渦中にある人物。騒動を起こした張本人。
終わりの見えないこの状況。彼は唄ってくれるのか?
斉藤和義on stage
セットリストは以下
Summer Days
新曲「猿の惑星」
幸福な朝食 退屈な夕食
ずっと好きだったんだぜ
ずっとウソだったんだぜ
社会生活不適合者
歩いて帰ろう
歌うたいのバラッド

なんというかしみじみと歌の力を強く感じるライブだった。
ずっと好きだったんだぜが始まった時は、
まぁやらないかなんて思ってたけど、
まさかの披露、反原発ソング「ずっとウソだったんだぜ」
これは反則。盛り上がらない訳がない。
東電も関電も中電も北電もうそばっかり!
そして歩いて帰ろうで会場爆発。大合唱。
もう最高だったよ斉藤和義。
ラストにはバンドが捌けてソロで「歌うたいのバラッド」を披露。
持ち時間を15分程残し終了。最後までらしいライブでした。
斉藤和義 ずっとウソだった


ホワイトからグリーンへYMOを観ようと移動していたが、人の量が半端なかった。
みんなそんなにYMO観たかったのか?
ちょうどグリーンへ着いた頃にRydeenを披露。
アレンジがイマイチだったけど、
まぁこれだけの人を集めてしまう邦楽アクトはなかなかいない。
相対してレッド付近に行くとATR待ちの客でマーキーはパンパン。
とてもじゃないが一目観れるレベルじゃなかった。
あの状態でATR始まったら大変なことになりそうだなと諦めグリーンへ。

■The Chemical Brothers
遂にこの時がやってきた。
数年も前から彼らのフルセットライブを観るのを楽しみにしてきた。
ヘッドライナーThe Chemical Brothersのライブが幕を開ける!
あえてセットリストは載せない。なぜなら長いから。

いきなりAnother Worldからスタート!僕らを別世界へと誘う。
天井からシャンデリアみたいな装飾が降りてきて凄い光と音のマッチング。
ステージの後ろは全てLEDモニターになっているみたいだ。
グリーンステージの両サイドにはモニターがついてるけど、
ケミカルにかかればこれもVJの一部。凄いVJ技術だよホント。
ハイライトはSwoon→Star Guitar→Hey Boy Hey Girlの流れ。
反則級の盛り上がり。なんとかDJはもはやダンスアンセムというより大合唱曲だなと実感。
更にはSaturateにSetting SunマッシュアップしてきたりDon't Thinkアレンジしたりと
もはややりたい放題。ラストに初期の名曲Block Rock'n Beatsで締め。
「王者ケミカル」この言葉の意味を初めて理解した。
疲れきってるのに踊らされる。不本意だが最高のライブだった。
来日したらまた観たい!
The Chemical Brothers perform Don't Think live at Glastonbury 2011


フジロックもこれで終了!
と思いきや3日目はクロージングと称したスペシャルゲストが登場する。
今年はこのバンドしかない。というか認めない。
フジロックの歴史に残る衝撃のライブが今ここに!

■The Music
The Msuicが解散する。そんなニュースを知ったのが去年の10月くらいのこと。
なぜ今更ベスト版なんて出すんだろう?と思えば理由は解散とのことだ。
まだ若いし、そんなこと想像してなかったからホントに驚いたけど、
それと同時に解散前に観たい!という気持ちがわき上がった。

そんな中SmashよりアナウンスされたFarewell Japan Tour
日程が7月末。こんな日程で彼らがフジロックに来ないはずはないと。
信じて待っていた。そして発表された。
彼らに用意された枠はSpecial Guest枠。
マジで申し分のない最高の舞台だった。
そんな最高の舞台で行われた最高のライブの一端をお話させてほしい。

セットリストは以下。
The Dance
Take the Long Road and Walk It
The Truth Is No Words
Freedom Fighters
Fire
The Spike
Welcome to the North
Strength in Numbers
Getaway
Bleed From Within
The People

最高だった。その一言に尽きる。
Musicを迎える大歓声の中、ロブの相変わらずの甲高い声から始まる。
1stアルバム1曲目のThe Danceだ!こりゃヤバイ!ww
いきなりの無敵グルーヴ感にぶっ飛ばされる。踊るしかない!!
続いてデビュー曲のTake the Long Road and Walk It
これまたギターリフが反則級にかっこいい。なんなのもう。
まるで1st→2nd→3rdと彼らの歴史をなぞって行くかのように
繰り広げられるライブ。このグルーヴの無敵感は半端じゃない。
本当にこれが解散するバンドに演奏なのか!?まだ出来るんじゃないか?
そんな思いを心に秘めながらもライブは刻一刻と進んで行く。
終盤にはいつも最後に披露するハズのBleed From Withinを披露。
全員で行うパーカッションがかっこ良すぎる。マジヤバイ。
ボーカルのロブはといえばフォトピットでダンス!ダンス!ダンス!
観客に1番近いところでロブが感謝の気持ちを表すかのように渾身のダンス。
もう僕の涙腺は崩壊間近ですよ!ってかこれ書きながらちょっと泣いてますから!
気持ち悪い!

そしてついに迎える大円団。彼らの1番の代表曲The People
苗場では最高すぎて全然泣かなかったけど、
いまこうしてブログ書きながら聴くと、マジで涙が止まらない。
なんでこんないいバンドが解散してしまうのか。理由はどこにも見つけられなかった。
The Peopleでは神懸かり的な大合唱。きっとロブも喜んでくれたよね?

Musicは主演しない年にも個人的にキャンプしてたなど、
フジロックが大好きなバンドで有名だった。
そんなバンドが日本最後の舞台にちゃんとこのフジを選んでくれて、
本当に感謝しているし最高だった。

本国でのライブ数本を行い解散するThe Music。
他に類をみないその音楽性は、まさしくMusicそのものだったと思う。
The Music - Live at Fuji Rock Festival '11 【フルライブ音源】


THE MUSIC(Fuji Rock '08)


今年の僕のフジロックはこれでおしまい。
まだまだ朝まで色んなアクトがいたけども、
Musicの後には何もみれないよ。

毎年毎年ホント苦行かと思うくらい疲れるフジロックだけど、
本当に行って良かったと毎年感じる。
今年は地震だの原発だの色んな問題もあったけど、
そんな中、来日して素晴らしいパフォーマンスを披露してくれたアーティストひとつひとつに感謝したい。
あの場所でしか感じられない何かを来年もあそこで感じたい。

See You Next Year!