蟷螂の独白

世に背を向けた蟷螂です。喜怒哀楽を綴って18年、モットーは是々非々の団塊世代です。

マーケットが大変

2016-01-13 01:53:02 | マーケット
マーケットが大変なことになっている。一つはやはり中国の景気減速だ。サーキットブレーカーを発動したり撤回したりと、中国のマーケットに対する規制の曖昧さも、世界の金融市場を混乱させている。あるいは、自国がバブル崩壊するからと、人民銀行が世界中のマーケットで空売りを仕掛けているのかもしれない。今日のニューヨークも大幅高で始まったものの、現在安だ。原油安も追い討ちをかけている。中東でイランのサウジ大使館襲撃や国交断絶など、キナ臭さ満点で、それが原油の価格競争を招いている。もはやガソリン価格もミネラルウォーターに肩を並べるている。原油が安くなれば、火力発電のコストが下がり、製造業にとっては歓迎してもいいはずだが、石油会社はいま、高いときに買って貯蔵していた油を売っているので、採算がとれない。プラチナ価格も7年ぶりの安値をつけた。ということは、車の生産が停滞しているのかもしれない。地勢学的リスクとしては、北朝鮮の水爆実験が挙げられる。あの小僧が取り巻きに焚き付けられて暴発したのだろうが、それがアメリカを本気にさせた。リオデジャネイロオリンピックへの出場停止処置をしてもいいくらいだ。かつて大量破壊兵器があるとしてイラクに進攻したアメリカは、なぜ相手が北朝鮮となると弱腰になるかというと、やはり裏に悪の枢軸国であるロシアと中国が控えているからだろう。
ヨーロッパの難民に紛れ込んでいるイスラム国のテロ組織にも注意が必要だ。難民も玉石混淆、いや、石の方が多いのだから、難民はギリシャ沖の島に送り、自給自足の生活をさせるべきだろう。そしてそこに世界中から基金を募って自治区を設立する。ギリシャが納得するかどうかは別問題だが。アメリカの3月の利上げ観測も薄く市場に影を落としている。イエレンの肝が試される展開だ。
中国のわがまま気ままなスプラトリー諸島埋め立ても、気になるところだ。
今年は申年、申酉騒ぐの相場格言から言えば、申は『去る』に通じるので縁起が悪い。むしろ来年の酉年は『羽ばたく』に通じているから、今年一年は辛抱か手仕舞か。
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