蟷螂の独白

世に背を向けた蟷螂です。喜怒哀楽を綴って19年モットーは是々非々の団塊世代です。

レンズ

2019-02-14 00:44:56 | 徒然
家で使うメガネのレンズ、コーティングが剥がれてガリガリになりました。
買い換えようと思っていますが、別に外出用ではないし、一応見えるから、ま、いいか、と先延ばししていましたが、そろそろ限界みたいです。
メガネレンズって、なぜガリガリになるんだろう?やっぱりメガネ屋さんのため?一応なんだかんだで4つ持っています。
1、真面目な人に会う時用のHOYAピンフィール
2、契約時の書類に目を通す時用の遠近両用のSEIKOオルフェ(だったかな)
3、ちょっとでも太陽が出ていると真っ黒になる偏光レンズの無銘のメガネ
4、家用の少し度を弱くしたHOYAアスリート
5、読書用のもっとも度の弱いメガネ

っと、5本ありました。
緊急避難袋にも使っていないメガネが入っています。
釣りが好きだった親父は、ローデンストックのフレームを好み、当時最先端の度付きサングラスを掛けていました。ガラスとガラスの間に色水が入っていたみたいですが、定かではありません。
あまりに釣りをしすぎたのか、網膜剥離や緑内障で右眼を失明しました。レンズが良くなかったんでしょうね。糖尿もあったから、網膜症もあったかもしれません。御茶ノ水の井上眼科にはよく行き、手術もしました。謝礼もはずんでいたみたいです。
なので、蟷螂は釣りをしません。若い頃、ちょっとだけ親父のお供で大島に夏休み中いたこともあります。浴衣の前がはだけて●●玉丸出しの林房雄先生とも、毎夜、膳を囲みました。
『えーっ、この人が作家なの!』
まだ高校生だった蟷螂には衝撃で、小説家にはならないようにしようと思いました。あの時林先生の弟子になっていたら、別の人生を歩んでいたかもしれません。
釣り宿の女将さんが
『先生、ゴマフグでも毒があるから』
先生は夏でもふぐ鍋を肴に日本酒です。怒っているところを見たことがなく、2年後、三島由紀夫が割腹自決した際にメディアに映し出された先生は別人のようでした。
伊豆の親父の遺した家の扁額に、林先生が親父の釣った魚の魚拓に即興で書いた歌があります。

『紅の
新月に似たる尾をもちて
いよよはしけやし
この尾長鯛』

今月末は親父の命日です。



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2 コメント

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レンズは補修が利く? (ふかさん)
2019-02-14 14:59:21
蟷螂さん
当たっていないかも知れませんが、コーティングも外れたレンズ、補修して下さるかも知れません。蟷螂さんはお金持ちなので、そんなみみっちい真似はイヤなのかも知れませんが、眼は2ケだけ。メガネだけたくさん在っても。と思う貧乏人のふかさんでした。
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Unknown (bickri)
2019-02-14 15:24:14
コメント、ありがとうございます。過去に何度も交渉しましたが、『一度剥がれたコーティングは直せない』の一点張りで、やむなく作り直していました。メガネ屋も最近は古物商の免許を取って、金銀財宝を商っているので、割りに合わないメガネなんか扱わないのでしょう。ただ、『メガネスーパー』などを利用するとチャイニーズの粗悪なレンズを使われて耳に悪そうなので、メガネ屋でHOYAのレンズにしています。
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