長野で凄惨な事件の犯人が捕まったというのに、民放各社は一斉にフジテレビの記者会見を中継した。
人権に配慮して、若干時間をずらして放送するという念の入れようで、普段は品のないバラエティ番組を垂れ流しているのに、今更感を禁じえません。
この案件を機会に、報道メディアとは何かを改めて問い直す機会にするべきだと思います。
それにしても強引に幕引きを図るフジと、それに対する記者の罵声。
どちらも聖人君子ではないので、あまり糾弾するとそれがそのまま自分にブーメランとなって返ってくるでしょう。
生島ヒロシ、いったい何をしたのか調べてみると、どうやらハラスメントらしい。
パワハラなのかセクハラなのかわからないけれど、世の中が変わってきているということに敏感であるべき司会者が、世の変遷を知らなかったということでしょう。
そろそろメディアにはびこる学閥を解体した方がいいのかもしれません。
ただ、この凄まじいばかりのN氏とフジへのバッシングに少しばかり違和感を感じているのは蟷螂だけでしょうか。
選挙のさなかに不倫をしていたK民M主党のT議員なんて、もうテレビに顔出ししていますよ。
あっちはよくてこっちはダメだというのは著しく公平性を欠いていると言わざるを得ません。
怖いのは報道機関が一斉に一方向を見るという姿勢です。
このような報道姿勢が今年終戦80年を迎える太平洋戦争を引き起こしたということを忘れてはならないでしょう。
世界には報道しなければならない重大ニュースが山ほどあるのです。