本日、歯科医院行き。
出がけに昨日行った愚母の入る施設からTEL。
「蟷螂の確定申告のコピーが足りない」
実は昨日持参していたのです。
確定申告の書類と固定資産税の請求書を。
でも前日、「一応アニキの分も持って行って、言われたら出そう」と、とり決めていたのです。
ところが数々の書類にサインしていても、その話は出ませんでした。
なので持ち帰ったのです。
言われるまでは出したくない書類です。
「オレってずっと独り者だから、よっぽど信用無いんだなぁ」
その通り。
愚母の相続した財産でパラサイト生活をしていたのですから、少しばかりの預金があっても、使えばなくなるし、テナントだってコロナでいつ出ていくかわかりません。
それは蟷螂も同じです。
まして蟷螂家は病弱カップル。
コロナで二人共倒れになれば、あとはアンポンタン大バカ間抜け倅が整理することになります。
加えて愚弟はヘビースモーカー。
コロナに罹ったら年齢的なこともあるので、タダでは済みません。
施設サイドも身構えます。
1.6億相続した愚母が23年で完璧に使い切ったということは、その血をどちらかが受け継いでいるはずです。
「婆さん、お嬢さん育ちだからさ」
愚弟がぼやきました。
バカ言っちゃいけない。
守銭奴の親父が死んだ後、ホイホイ担ぎ上げてシャトーブリアンだザブトンだと、愚母の余禄にあずかっていたのでしょう。
愚か者のコンビで使い切り、イザ施設入所となっても金がない。
蟷螂は面倒見ませんよ。
一時、酔った勢いで鼻息も荒く、「親子の縁を切ってやる」と、電話をかけまくってきた愚母の面倒を見る義務は蟷螂にはありません。
これ、〇陰のスクールカラーですね。
〇陰高女まで出たのに飲食店に嫁ぎ、店番とウェイトレスをさせられた恨みで、カネをばらまいたのです。
ネーチャンは抽選でお茶大まで行けたのに愚母は抽選に外れて〇陰高女卒。
〇陰の同窓会に出ても、まわりは医者や弁護士の令夫人ばかり。
肩身の狭い思いをした仕返しで、カネが恨みと浪費したのです。
その結果、イザ自分が施設に入る段になって、ようやくカネの有難みに気づいても、遅きに失したのです。
1億程度の資産があっても、身寄りのない高齢者は、有料老人ホームへ入所できないということです。
施設に交渉に行き、身元引受人のいない人は入所できないとなると、こもり人が高齢化したらどうなるのでしょう。
愚弟だって考えているはずです。
カネは頼りにならないと。
イザとなったら肉親しかないと。
愚母はもう少し前に気づいてほしかった。
肉親の大切さに。
ま、こっちは6大学の下半分卒。
バカにしていたんでしょうね。
〇成卒の愚弟は大学へ行きませんでしたけれど。
ただ、お茶大を出た愚母のネーチャン(蟷螂の伯母)は、東大卒と偽った男と結婚し、3人の子供をもうけた直後に某6大学以外の大卒とわかって即離婚。
あの時代に、女手ひとつで3人の子供を育てるのは大変だったろうなぁ。
学歴と幸福度は逆相関関係にあるのです。
つまり、どんなに高学歴でいい学校を出ても、優秀な大人には育たないということです。
ま、いいや。
逆パワーカップルで資産を使い果たしたキリギリス親子。
秒読み段階に入った愚母は、あの世で親父にどのような申し開きするつもりでしょう。
ま、蟷螂は今場所も15日間、大相撲を親父の遺影にテレビ桟敷で楽しんでもらったので、頭のひとつも撫でてもらえるかもしれませんが。
で、チャリを飛ばして寒風をつき、歯医者へ。
ところが歯医者を目前にして義歯を忘れたことに気づいてもう一度家へ。
心拍数が上がる上がる、120!
心停止するんじゃないかと思ったりしました。
そして間の悪いことに、エレベーターを降りたところで、手袋を取り出したらポケットに入れておいた儀場の欠片をエントランスの床に落としちゃって。
タイルの色と義歯の色が紛らわしい。
ここでもタイムロス。
5階のリフォームするお兄さんに見つけてもらって事なきを得ましたが、なんだかなぁ。
歯科医院に転がり込んだのが約束時間の10分過ぎ。
割れた左上の義歯の補修と今後の治療方針を立てました。
姑息的に修理してきた蟷螂の歯は、根本的に作り直さなければならないといいます。
また、大金が出ていきそうで、老後資金が一向に貯まる気配がありません。
2割負担の新しい保険証を出したら、今日の歯医者の支払いが気持ち安くなった。