団塊の世代が還暦を迎え始めると、親の介護が始まる。認知症の患者も、2020年には300万人に達すると言われている。本日も蟷螂は義母を入所させるべくグループホームを巡った。グループホームも千差万別、あくまで自立を支援する形のところが多く、正直、脱衣行為や徘徊、拒食などがある義母を入所させることに躊躇いがある。見学に行くと、なんとも矛盾した答えが返って来るので、戸惑ってしまう。例えば洗濯や調理は入所者ができる範囲でやるトいいながら、部屋を見て回るとベッドに寝たきりで、どう見ても全介助としか思えないような入所者が多く見られる。まぁ、入所してから寝たきりになったとも言えるが、言葉に矛盾があったりすると不安になる。今日見た施設はまだ新しいこともあって清潔だったが、入所者が少なくやはり金銭的負担が家族にはたまらないという、一億総失業者の世相を反映している。だが、50代の働き盛りが介護の現場で奉仕できれば、蟷螂はそれも社会保障の健全化に寄与していると思う。蟷螂の実家は飲食店なので、調理にはい
ささか自信があり、社会への貢献かできるかと思いつつも、もう60歳を超目前に控える身では、第二の人生を介護の現場で奉仕するにはハードルがいささか高い。
義母の介護でつかれた身を、第二の人生の荒海に投げ出す度胸はないのだ。
ささか自信があり、社会への貢献かできるかと思いつつも、もう60歳を超目前に控える身では、第二の人生を介護の現場で奉仕するにはハードルがいささか高い。
義母の介護でつかれた身を、第二の人生の荒海に投げ出す度胸はないのだ。