ですから、兄弟姉妹の皆さん、わたしたちは聖霊に従って生きる責任があります。この責任は人間に対してではありません。もし人間の欲によって生きるなら、あなたちは罪により死ぬでしょう。
しかし聖霊によって人間の欲の働きを殺すなら、あなたたちは生きるでしょう。すべて聖霊に導かれる者は神の子です。
あなたたちは、恐れを再び抱かせる奴隷の霊を受けたのではなく、聖霊を受けたのです。この霊によってわたしたちは神ヤハウェを「アバ、父よ」と呼ぶのです。
そして、この聖霊自身がわたしたちの霊と共に、わたしたちが神の子であることを証するのです。
バプテスマ(洗礼)とは何ですか。それは聖霊を受けて生まれ変わることに他なりません。人間が施す水のバプテスマは何の力もありませんが、神が与える聖霊のバプテスマは人を永遠の命へ至らせます。
聖霊は私たちを罪の亡びから救いだし、あらゆる苦難から助け出します。そして聖霊は私たちの苦しみを共に苦しみ、私たちの喜びを共に喜び、生きる希望と力を与えるなぐさめ主です。
私たちは聖霊によって苦難をも喜びます。「なぜなら苦難は忍耐を生み出し、忍耐は練達を生みだし、練達は希望を生み出し、そして希望は失望におわることがない」ことを聖霊によって知っているからです(ローマ 5: 3-4)。
聖霊は真理を教え、それを解らせる霊です。神を何か神秘的なもの、わけの解らないものとして私たちは盲目的に信じるのではありません。
神の真理は子供にでも解ります。いや、幼子のようにならなければ解らない真理です(マタイ 18: 3)。聖霊は私たちに聖書が真理を証していること教えます。聖霊によらなければ聖書を真に理解することは出来ません。
聖霊は「教えに教え、教えに教え、一つ一つ、一つ一つ、ここにも少し、そこにも少し」と私たちを真理に導きます(イザヤ28:10)。