11月の米大統領選で、キリスト教右派の福音派が揺れている。トランプ前大統領への熱狂的な支持を表明するキリスト教愛国主義の信者らが増える一方、伝統的な信者の中にはトランプ氏に不道徳な行いが多いとして全面支持すべきか迷う人たちもいるなど、亀裂が生じている。(アメリカ総局・浅井俊典)
◆離婚、不倫…宗教的価値観に離反
「あなたは福音派の人がみなトランプ前大統領に投票すると思っているの?」
南部バージニア州アレクサンドリアにあるプロテスタント系のフランコニア・バプテスト教会。日曜礼拝の参加者に大統領選の話を聞いていると、白人の女性信者ゲイル・マローンさんに声を掛けられた。
マローンさんから見れば、離婚歴があり、過去の不倫を相次ぎ告発されるなどキリスト教的価値観に反する言動が目立つトランプ氏は「本物のクリスチャンじゃない」という。
◆中絶容認を覆したことに支持
米国成人の約4分の1を占める福音派は特定の教派を指すものではなく、聖書の教えを厳密に守り、「天国に行くために人は生まれ変わる必要がある」と信じる教派横断的な集まり。米公共宗教研究所の2016年の調査によると、福音派の中でも共和党を支持してきたのは全体の6割超の白人福音派で、約2割の黒人福音派、1割のヒスパニック系福音派は民主党を支持する傾向にあった。
しかし、「イスラム・キリスト・ユダヤ教研究所(ICJS)」のマシュー・テイラー上席研究員は、トランプ氏が在任中に連邦最高裁に保守派判事3人を送り込み、中絶の権利を認めた判決を覆したことなどから「トランプ氏は白人に加えて、黒人やヒスパニック系などの福音派の支持も集めており、今回の大統領選で福音派の票を維持するか、さらに伸ばすだろう」とみている。
◆「神は政治化を呼びかけていない」
それでも伝統的な信者の一部は、トランプ氏を手放しで支持するのをためらう。敬虔(けいけん)なキリスト教信者とはかけ離れた言動に加え、米国のキリスト教国家化を目指す過激なキリスト教愛国主義と深く結び付いているためだ。
「福音派はより政治的になっている」。マローンさんと同じ教会に通うランディ・アレスさん(70)はこう嘆き、教会のデービッド・フラートン牧師は「神は教会を政治化するように呼びかけていない。信者は自らの価値観によって投票するものだ」と訴えた。
◆自分の信仰と一致する候補者に
マローンさんはこの点、トランプ氏に否定的な一方で、人工妊娠中絶や性的少数者の権利を擁護するバイデン大統領にも批判的だ。選挙ではどの候補の政策や実績が自身の信仰とより一致するかを見極めて投票するつもりだ。
南部アラバマ州ギャズデンにあるプロテスタント系のコーナーストーン教会のダニエル・ウッドコック牧師は取材に「私たちの教会には共和党支持者もいれば、民主党支持者、無党派の人もいる」と語った。その上で「重要なのは誰に投票するかよりも、信仰によって違いを乗り越えることだ」と強調した。
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俺のブログで散々書いているが、
もうすでに全人類(キリストの再降臨以降~)は2回目の人生であり、生まれ変わっている。
この仕組みを理解していないと、今の現状が理解出来ない。
そして、この秘密が解るのはうちのブログだけ。