東京両国から、千葉房総方面に向かう特別車両BBBASE。自転車をそのまま持ち込んでokという、非常にサイクリストフレンドリーな電車。興味ある人も多いのではないか。
BBBASEは、企画旅行扱いなので、特定日に、特定の場所にしか行かない。なので、都合も希望が合う機会はなかなか少ないのがたまにキズ。それでも今回、BBBASEに乗って、外房方面に向かってみた!
オンラインで予約して、自動券売機で発券。JRのサイトは、今時珍しいくらいに操作性が悪い。分岐点が分かりにくかったら、同じことを何回も聞かれたり、と手間がかかる。それでも、5日前までに購入、などのルールがなくなってフレキシブルにはなったのだろう。
乗車。
まず自転車を設置。このスタンドは素晴らしい。使用前はただの柱。そこから前輪を置く台を引き出して、前輪を置き、後半は柱の中にスポッと嵌る。フレームをベルトで固定すると出来上がり。
このスタンドは本当に素晴らしい。自宅用に開発して売って欲しいくらい。海外の電車にもこんなものはない。誇るべき機構だ。当然、走行中も揺れず、ピタリと安定して不安などはない。
席は自由席。
ボックス毎の距離が離れていて、声を気にせず会話できるのはグループライドには嬉しい。4人と2人で1ボックスなので、6人までがベスト人数か。
電車自体は、すれ違いの待ち時間などもそこそこあり、早くはない。のんびり房総に向かう時間が贅沢だ。
また、係りの方も親切丁寧で好感しかない。全く不快な思いは無かった。
謎なのは、利用の条件に、輪行袋の持ち込みが必要、とあること。輪行袋が要らない、がウリなのに、輪行袋が必要とはこれいかに。きっと、帰りのBBBASEを乗り逃したり、何かの事情で走れなくなり、通常の電車輪行が必要になったりした場合を想定しているのかもしれないが、それは自己責任として、BBBASEの利用条件からは外していいのではないだろうか。最近はロードサービスのある保険もある。万が一の備えは、BBBASEに限らない通常のマナーだろう。
なお、電車の中でのリラックスのために、締め付けのあるビンディングシューズから解放できる携帯用のスリッパなどあると、片道2時間の乗車もより寛げるものになる。
今回の目的地、勝浦駅にはコインロッカーもある。汗だくで2時間の電車が嫌な人はタオルと着替えを持って行くのもいいだろう。
いずれにしても、とても快適で旅情溢れるいい旅となった。もっと行き先が増えて、使いやすくなって欲しい。そのためには、積極的に使わねば!
最後に、今回は2割引きキャンペーンでの利用で、両国駅から勝浦駅までの往復で5200円。このくらいなら使いやすく嬉しい金額だ。自転車趣味はつくづくお金のかかる趣味だから。。。
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