弟が二回目の入院のときに
自分が帰国して面会に行くことができた。
その病院は前回入院した場所よりも
自宅からかなり近くの場所にあった。
弟はまだ躁の状態がひどくて
個室の部屋にいた。
電気治療と薬のせいでかなり憔悴しきっていた。
躁の患者に診られるように黒目が上に向いていて、
かなりやせて頬がこけていた。
いろいろなアイデアが浮かんで寝れないと話していた。
そして弟は自分が神様に近い存在で
身分が良い人間であるとしきりに訴えていた。
面会時間20分ぐらいの間、やつれていた顔の状態で
まくし立てるように話していた。