◆12月(08年)の平均気温の低温順◆
12月も上富良野がトップでした。
これで上富良野がトップになる9月~3月までは「気温の冬パターン」。釧路がトップになる4月~8月は「気温の夏パターン」になることがはっきりしました。
(冬パターン、夏パターンは私が勝手に付けた名前で、四季を二つに別けてしまうのはちょっと乱暴かもしれません)
東京都心は65位。和歌山の南紀白浜と変わらない気温にはびっくりしました。
横浜市は62位で大阪市内は54位という結果に。
大阪市の夏は東京都心・横浜市に比べて異常に暑い。でも冬(12~2月)の気温は余り差がなく、むしろ大阪市の方がわずかながらも低いという結果が出ました。
千葉県銚子市は11月の68位からついに鹿児島を抜いて69位。
夏は涼しく冬は暖かく、日本で最も過ごしやすい地域ではないでしょうか。
こんなに温暖なのになぜ人口減が止まらないのか私には不思議でなりません。
また、大阪府の能勢がこれほどの寒冷地だったことを知り驚いています。
雪こそ積もりませんが雪国の山陰や北陸より寒かったんですね。
以下に低温順位でトップと最下位地域の気温差をまとめてみました。
逆にグンと差が縮まったのは真夏の8月で11.3℃差でした。
2月の那覇市と7月の釧路市がほぼ同じような気温ですね。(ちなみに釧路市の7月は16℃ですが、釧路以外の北海道の3都市は21度以上ありました)
◆12月(08年)の都市別気温◆
今月の都市別一覧表に「降雪量」を追加しました。
11月も「降雪量」のデータを取ればよかったと思いましたし、1~3月分にも降雪量のデータがあればもっと降雪、積雪の状態がはっきりしたのにと後悔しています。
上記の表の最後にも書いていますが、上富良野には降雪量のデータ掲示が無く、慌てて富良野のデータを追加しました。
上記表で最も降雪量が多かったのは富良野の155センチですが、上富良野はこれよりも多かったかもしれません。データが無くて残念な思いをしました。
北海道の4都市の内、上川支庁から旭川と上富良野の二つをピックアップしたのは、北海道の中でも気温の低い「上川支庁」内で、最も低温だった上富良野だけを選んでも良かったのですが、上川支庁の中心地でもある旭川市もぜひ入れたいと個人的にそう思ったからです。しかし上富良野に降雪量のデータがないと分かっていれば富良野を選ぶべきでした。
釧路市の降雪量は15センチと他の北海道の都市よりかなり少ない。
釧路に住まわれているブロガーさんから釧路は余り雪が積もらないと教えていただいていましたが、なるほどデータにも表れていますね。
2008年度の気温データは今回で最後になります。
その月その月の思いつきで猛暑日や降水量、湿度を挿入したりで、1年を通じて統一性に欠ける嫌いもありました。そこでもう少し統一性を考えて2009年度の気温データも取ってみようかとも思いましたが、ここで一応区切りをつけてお終いにします。
1年間ご覧いただいてありがとうございました。
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正確なデータは上記のリンクサイトでお確かめください。
※47都道府県(70市町村)のデータはランダムに選んだものです。
※観測地点は、各都道府県庁所在地を中心に選んでいます。(但し長野県諏訪市、愛媛県宇和島市は県庁所在地ではなく私個人の関心のある地域です)
同県内でも地域によりかなりの気温差があります。
気象台及び観測所は、同県内に10箇所近くまたはそれ以上ありますが、それらの全てのデータは取っていません。記載した地域以外のデータは上記にリンクした気象庁でお調べください。(観測所のない所はデータがありません)
※気温データは観測地点で記録されたものです。
例えば、神奈川県横浜市は横浜市中区山手町、大阪府大阪市は大阪市中央区大手前の気象台で記録されたデータです。各都道府県全体の平均気温ではないことをご承知ください。
ぐるっと一周したわけですが、その年、その年の細かいデーターは別にして、これで各地の傾向はハッキリしたと言えるでしょうね。
大阪に住むものとして、大阪の4地区の気温データーはとても興味深かったです。
大阪市が大阪の中で一番平均気温が高く、泉南の熊取が南に位置しながら凌ぎやすい気候であることなど(ほほぅ)と唸る結果でした。
12月の大阪はこの4地区が見事にばらつき、東北地方並みの能勢の寒さ、京都に近い分結構寒い枚方、四国に近い温暖な熊取、和歌山、宮崎並に暖かい大阪市とそれぞれ別れたのが面白いと思いました。
11月にど~んと寒い日がありましたが12月は暖かい日が多い気がしました。
それは体が寒さになれてきたからで、実際に比べてみるとやはり12月は寒くなってるんですね。
先日近所の人と「昔自分達が子育てしていたときの冬は寒さが厳しかったね」と話していて、「ほんとやねぇ」と相槌うちながら、5年前、10年前、20年前、30年前などの気温データなど調べられたら面白いだろうなと思いました。
南紀白浜は当然といえば当然。一年で一番寒いのは2月ですか?銚子は魚が美味しいし温暖だとなれば、是非行きたい気分です。
八ヶ岳山荘は大泉村とほぼ同じ気温だから、如何に寒い場所かが判ります。今年は雪道を走ってハクチョウを見に行く元気がありません。考えただけでぞっとします。
すぐ近くの青梅市が新潟並の寒さなのですね。そこに住む兄が気の毒のよう。
それに、上富良野と旭川が氷点下だったとは、なんともはや、お気の毒です。
福島でオオハクチョウを撮影したいのはやまやまなれど、あのトリインフルエンザが怖いので躊躇っております。
外は10度前後でも太陽があると室温が25度近くに上がります。晴天が続いているので日中は暖房なし・・・。
乾燥がひどくベランダの野菜に水をやらなくてはなりません。1月の気温はどうなるでしょうね!
今年もどうぞよろしくお願いいたします
(謹賀新年のカモちゃんの頭水没お辞儀には大笑いでした)
気象データの取りまとめ、1年間お疲れさまでした。
毎回興味深く拝見して体感していたことと実際のデータとを比較
したりと、楽しませていただきました。
しかしながら今回は、ただでさえ回転の鈍い私の頭が、休みが
明けても何だか一向に回ることすらしなくて、ラストの貴重な
気象データなのに、最初はぼーっと眺めてしまいました(^^;)
ぶるぶるっと頭を振って再度拝見!
北海道と沖縄を見比べて、北海道の年間を通しての寒暖の
差の大きいことに改めて驚かされました。都市型の気候で
東京や大阪・横浜などの大都市では夏も冬も気温が高めの
観ですが、同じ東京・大阪の内でも山の方、地方へ行くにつれ
寒暖差が大きくなっているのですね。
昔々、現在より圧倒的に野山が多かった時代は、今の大都市の
辺りの気温に思いを馳せます。
日による寒暖差が大きいながら全体としてはこれまでのところ
暖かな冬と感じている今シーズン、この後どうなるでしょうね。
あまもりさんのおかげで、以前より気象の移り変わりにぐんと
興味が増した私です。
でも、平均気温やそのランク付けだけなら時間も掛からず簡単に出来るんですが、その他の要素は手入力になるのでこれに時間が掛かる。仕事から解放されてからやないとこれは続けられへんと一年間だけでギブアップ、って訳です。
全国の平均気温の傾向や大阪4地域の気温データが興味深かったと言うてもろて作成した甲斐がありました。おおきにです。
同じ大阪に住んでいても枚方、熊取、そして能勢!
それぞれが季節によってバラバラな状態に私もへぇ~っと驚いていました。
子どもの頃の大阪は、暖房機と言うたら火鉢だけだったし、今よりもっと気温も低かったことは確かです。
気温データを取ってみようと思うきっかけになった2007年11月にUPした「平均気温の比較」(http://blog.goo.ne.jp/biragoyan/e/72718582410a958475883fe4080c98b4)の記事中、半ばから終わりのほうにある「◆1883年から10年毎の年平均気温の移り変わり」をもう一度見てもらえたら嬉しいです。この表をまとめてみて初めて日本の温暖化が確実に進んでいることを数字で知ったのでした。
自宅のPCにはエクセルが入ってないのでヒマであっても気温データを整理することができませんでした。
12月の東京都心は大阪よりも暖かかったんですね。但し、都心以外の青梅、八王子は寒冷地に匹敵するぐらいの寒さですから、都心の気温が異常に高いということになりますね。
一昨年でしたでしょうか、凍てつく諏訪湖の白鳥を撮影するために雪に埋もれた八ヶ岳の山荘へ出かけられたのは。凍り付いたドアのノブに手袋が張り付いたこともありましたよね。
去年出かけられた福島へも行かれないのですね。あの福島での飛べない白鳥の記事は今でも覚えています。たいへん感動しましたので。
表計算ソフトのエクセルを使えば気象庁のデータもあっというまにダウンロードできます。あまり凄い作業もしていないので・・・はい。
暖房なしで室温が25度とは。うちの家では暖房なしだと18度ぐらいです。
glimiさんの家は日差しをうまく取り入れられる構造になっているのですね。
羨ましい~。
東京、横浜はお正月から良いお天気が続いているようでかなり乾燥もしてるんですね。火事のニュースが多いので。
冬はついつい水やりの回数が減ってしまいがちですが、うっかりすると野菜たちを枯らしてしまうことも有りですね。私も気をつけなけりゃ。(野菜は育てていませんが)
こちらこそ今年もよろしくです。
ブルブルッと頭を振って二度も見てもろてこれまたおおきにです。
正月早々、数字ばかりの表を並べられたら鬱陶しいですよね。
私も一杯入っていたら(お酒がね)、こんな表を見るのは絶対避けます(笑)
年中あまり気温差のない沖縄。
気温差の激しい北海道。
人口過密と二酸化炭素の排出量の多さで平均気温が高い大都市。
全国的に道路が整備されてアスファルト化が進んだせいで上昇する気温や雨水を吸収できずすぐに災害に結びつく。
私の子供時代は、まだアスファルト化されていない道もあって雨が降ったらあちこちに水たまりができ、自動車が跳ねる雨水に難儀した思い出もあります。
泥んこ道が無くなり水跳ねを気にしなくなった便利な生活は裏返せばそれだけ自然を破壊したということにもなる。私もその便利さの恩恵を受けているのでジレンマです。
と、と、と、ちょっと固くなってしもて。
気温に興味を持ったお陰で地球の温暖化も真剣に考えられるようになった私です。
私もビックリしたのは銚子の気温。
先日も人口減少で病院が閉院してしまって市長がリコールの憂き目にあいそうなこと。
こんなにすごしやすいところなのに~
何故??と思うと分かるのです。
第一に交通の不便さ。
千葉県の中でも一番太平洋に出っ張ったところ。
電車も不便、高速も不便。
ですので銚子の人々もみんな都会に出てきてしまいますよね。私の友人にも銚子出身の人が何人かいます。
観光地へ行っても人はまばら。
お魚がとても美味しいところなのに残念。
上富良野市と那覇市の平均温度差が30度もあるのですね。
長い日本列島!スゴッと思います。
これらのデータは興味心神なのでまた時々見させていただきます。
本当に有難うございました。
早速旅の疲れを癒す間もなくコメントを書いていただいておおきにぃ~。
市民病院でしたっけ?閉院したのは。
ニュースを見ていて自分の胸が締め付けられそうになりました。
市民の気持ちも分からないでもないけど、閉院を決定した市長の気持ちも分かります。赤字病院を経営していくのは大変なことですから。
医師も思うように集まらなかったのは交通の便の悪さもあったのでしょうか。
交通の便の悪さは、政治の力関係ですね。
年中温暖な銚子市の良さを生かしきれないのも政治の力関係でしょうね。
発展しない分、より自然が残せるでしょうが、
その前に誰も居なくなったら元も子もないですね。
どうにかならないかなぁ、これだけ気象が良いのにもったいない。
南北に長い日本列島であることを私もデータを取り出してから認識しました。
長い間ご覧いただいてありがとうございました。