久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

オバマ大統領就任式を見て思うこと

2009-01-21 17:50:49 | Weblog
 今朝のニュースはアメリカのオバマ大統領の就任式の話題でもちきり。アメリカの状況を見ると、大変な時に国のリーダーになったものだと思いますが、長い選挙戦を戦って鍛え上げられということもあるでしょうし、アメリカの大統領独特のパフォーマンスもあるのでしょうが、このような時期にあれだけの自信に満ちた演説ができる、国民の心を捉える言葉が言えるというのは、すごいことだなと感心しきり
 日本とは、政治体制も、首相と大統領の違いや、国民性などなど違いが多く、比べようもないのかもしれませんが、このところの日本のトップの不甲斐なさ、魅力のなさ、そして、メッセージ性のなさは一体何なんだろうと思わずにはいられません
 アメリカという国は、ブッシュというような人を選びもすれば、時期が変われば、黒人のそれも40代のオバマさんを選びもするという、直接首相を選ぶことができない私たちからすれば不思議な国だなという気もします。

 小泉さんが総理大臣になった時と、少し似たものを感じました。たとえば、これまでの官僚主導の政治の在り方や自民党のあまりにも国民から離れた目線など、かなりうんざりしていた国民に、自民党をぶっつぶすとか、改革を掲げたところは、少なくとも今までにない総理と期待したのですが・・・
 人柄やいい方の違いなのかもしれませんが、今の麻生総理の言っていることは、全然心に響きませんね
 オバマさんもどこまでやれるかわ分かりませんが、少なくとも今のアメリカ国民に、勇気と多少の希望が届いたでしょうし、そしてもうひとつ、いつもアメリカらしいと思う言い回しは、「自分たちに何ができるか」「国民の義務」という言葉を
メッセージの中に入れることです。
 民主主義の成熟度の違いかもしれませんが、日本の場合は、いつも上からこれをしてやるというような言い回し、今だ腹が立つ、定額給付金のように、上から恵んでやるというような態度、国民といっしょにこの国を作っていきましょう、というメッセージは聞いたことがないです

 久しぶりに今週の日曜日、家にいたので、朝から家事の合間に、サンデーモーニングを見たり、田原さんのサンデープロジェクトを見たりしていたのですが、プロジェクトの方の竹中さんと金子さんの対決はおもしろかったですね。
 私は断然竹中さんに軍配を上げます。確かに、小泉改革は道半ばでしたが、その後の政府が継続していかなかったから、いや後戻りしている部分があるので、成果が見えないのであって、考え方は間違っていないと思います。私は、竹中さんの考え方は、アメリカナイズされた、冷徹な改革ではなく、停滞し、淀んだ日本社会を変えるものだと思っています。もし改革が国を挙げて続行されていれば、その間に改革に伴う負の部分のセーフティネットや細かい修正もされたであろうと推測してのことではありますが。
 しかし、金子さんからつっこまれ、批判されることに対して、本当に竹中さんの言葉は分かりやすい。言っていることに筋が通っていると思います。

 もうひとつ、月曜日にあった、たけしのTVタックル、これにはハラワタが煮え繰り返るように腹が立ちました。官僚の横暴。公務員削減か何かの有識者会議において、まとめ上がった報告書を、30分の休憩時間に改ざんしているのです。自分たちに都合の悪い箇所を排除するために、一文加えるという、何とも巧妙でずる賢いことをするのにはびっくりしました
 それに気づいた有識者会議では大騒ぎになり、担当役人に問いただしたところ「接続文です」としゃあしゃあと言って逃れようとしていました。
 ここまで役人にいいようにされる政治って何なんでしょう。政治家は何をしているのでしょう。優秀な官僚がいい意味での政治家のお手伝い、国民のための働きをしてくれるならいいのですが、こんなことがされている場面を見ると、どんなにがんばっている官僚がいると分かっていても、官僚は信頼できないと思ってしまいます。
 これから日本の政治はどうなるのだろうと不安で、何だか元気がでない今日この頃です。よそのリーダーを見るにつけても。

寒い冬を元気に快適に乗り切ろう!

2009-01-16 17:23:29 | Weblog
 若い時から暑いのは比較的強かったのですが(最近は暑さに弱くなったようですが)、寒さに弱い私。ひどい風邪をひくことはほとんどなのですが、鼻水がとまらなかったり、何となく風邪ひくということがありました
 仕事を休むほどではなくても、何といっても自分がきつい。いい仕事ができない。そこで、基本中の基本を実行。兎に角手をよく洗う。会社でもよく洗うようにしていますし、うちに帰ったら、すぐ着替えをして、洗面所に直行。丁寧に(手首や指の間も)手洗いして、次はうがい。まず口を2,3回ゆすいで、うがいをします。これはテレビか何かで言っていたのですが、口の中にバイ菌がついているので、まずそれを流してからうがいをした方がいいとのこと。

 もうひとつ風邪をひかないように気を付けていることは、首を冷やさないようにすること。寝る時は、ガーゼを首に巻いて寝、外に出る時は、必ず首を出さないように、スカーフやマフラーをします。
 以前、風邪をひいたなと思った時の状況を思い出してみると、仕事の帰りなどに、首の出た服を着て、バスを待ったとか、首やそで口から冷たい風が入ったなと思った時のような気がします。
 それで、絶対こうならないように予防する。
 あとは、寝る時に、パシーマをきて(冬は充分首を包むようにきる)、湯たんぽを使うとパーフェクト。電気敷き毛布を長年使っていた寒がりも、このところ、省エネでさらに快適な眠りです。

 皆さんも自分なりの健康法、特に冬は風邪をひかに方法を見つけ出すと、寒い冬も元気に乗り越えられますよ

こんなことでいいの?デパートの売り場!

2009-01-09 10:38:32 | Weblog
 どうしても急ぎの買い物があったので、デパートのスポーツ衣類売り場に行きました。だいたいこのようなのを買おうと考えていたので、商品を見つけて見ていたのですが、やはり詳しく商品について聞きたいので、うろうろしていました。すぐそばで、若い店員さんが、他のお客さんに一生懸命接客していました。
 熱心に説明しているのは分かりましたが、全然私のことは目に入っておらず、商品を見ている私にお尻をぶつけてきたり、兎に角そのお客さんしか目にない様子
 しばらく待っていたのですが、時間もないし、まったく私に気が付かないので、「他にどなたかいないのですか」と声をかけました。その時初めて気づいたという風で、あわてて人を探しに行きました。

 いろいろ回って、結局隣の別な物を売っている店員が接客してくれることになりました。
 こういう場面は時々あります。時間帯によって店員が一人しかいないということは。しかしプロであれば、接客をしている最中でも、周りに上手に目配りして、人が足りなければ、「すみません、ちょっとお待ちいただけますか」とか「だれか呼んでまいりますので」と一言言ってくれれば、こんなに不快な思いをしなくてすむのですが、全然気付かないというのが、私をとても怒らせたのです

 不況、物が売れない、デパートは軒並み前年比売上ダウンと言われている中、デパートとは何ぞや、ということです。今回は、他の店に行く時間もないし、私が大変怒っていたからでしょう、接客してくれた人は大変丁寧だったのでここで買ったのですが、郊外店か、スポーツ専門店に行けば良かったなと後悔しました
 ショッピングモールなどの中に入っている専門店では、売り場に従業員は少ないですが、こちらが探して聞けば良く商品説明してくれます。(こういう店では、もともと従業員がいつも近くにいて接客してくれるということをお客は期待していないので、これでいいのです)その上安い
 
 思えば、私が商品を見たり、他に店員がいないか探している時、隣の売り場には、二人の店員がポッーと立っていました。結局この一人を呼んできたのですが。
 こんなことでいいのでしょうかね。デパートからお客が離れていくはずだなと思った経験でした。  

今日のニュースから思うこと

2009-01-08 10:22:15 | Weblog
 今朝の新聞に、経団連が、ワークシェアリングを検討するという記事が出ていました。
 私は、今回の不況、企業の派遣社員解雇などを見ていて、何とかやめさせないで、収入は減るだろうが、職場をとりあげないで、仕事を分け合うことはできないだろうか、すなわち、以前から言われていた、ワークシェアリングにもっていけないものだろうかと思っていました。
 職がなくなるということは、たとえ一時金をもらったとしても不安で、不安定な気持ちになると思います。失業者が増えると、社会は荒れてくるでしょうし、企業経営の大変さ分かりますが、悪循環のスパイラルに入っていくような気がします。

 2,3日前に、日産のゴーンさんが村上龍と対談しているのを、ちょっと見たのですが、彼曰く、派遣の解雇に対して、企業はここで身を守り、競争時代に次の開発の研究費を捻出できないと負けてしまうという論理でした。
 確かに、彼が言うことも分かります。しかし、企業も社会も人あってのもの。極端ないい方ですが、このような時代は、多少貧しくなっても、皆で支えあって、暖かい社会を作っていく方がいいと思うのですが。

 もうひとつ、インテリジェンスという人材会社が、派遣社員を正社員にしていくという記事も出ていました。新聞記事なので、詳しくは分かりませんが、優秀な派遣技術者をインテリジェンスの正社員にするというもので、なぜかというと、優秀な人材を確保するためとのこと。勿論、会社の思惑は見え隠れしますが、人を人として考えるという当たり前の姿勢を感じます。

 私は、競争は悪いことではないと思っています。また、がんばった人が認められる社会でなくてはいけないとも思っています。しかし、このような世界不況というような時代、また日本のように高度成長期を過ぎたような国は、もっと穏やかな、皆で助け合う社会を作らなくてはいけないのではないでしょうか。
 今朝の新聞を見て、感じるままを書いてみました

カンボジア・ベトナムに行ってきました

2009-01-06 16:14:46 | Weblog
 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。いただいた年賀状に「ブログ見てますよ」と書いてあるのもあって、もう少し書かなくてはいけないなと思っているところですが・・・

 暮れの30日から昨日まで、カンボジア、ベトナムに行ってきました。どちらも日本との時差は2時間、ベトナム、ホーチミンまで行きは5時間ちょっと、帰りはなんと4時間10分という近さです。
 どちらの国も、フランスの植民地であったり、戦争の傷跡のある決して豊かな国ではありませんが、どちらの国も人口で一番多い年代が30代、40代というエネルギッシュな印象の国でした。
 
 特に、ベトナムはVISTAの中に入っているように、今回行ったのは、ホーチミンだけですが、かなり大きな街で、高いビル、多くのホテル、店、そして、何よりも驚いたのは、蟻の大群のようなバイクの数。そのバイクにほとんどは2人ですが、4人や中には子供3人乗せて5人乗りというのもあって。信号が変わるとその大群がどっと走ってくるのですから、その迫力たるや・・・

 街には、フランス統治時代の教会や公園などがあり、なかなかきれいです。しかし、アジアのどこの国にも見られる市場は、それはそれは雑然としていて、小さな店がびっしり。食べ物、雑貨、宝飾品、衣類、コーヒーなどなど何でもあり。値段もあってないようなもので、交渉次第。値段交渉に慣れない私は、ここでの買い物はちょっとしんどいですが。

 話に聞いていたとおり、ベトナムの雑貨は素敵でした。シルクの刺繍入りバッグ、陶器、漆器、アクセサリーなどなど、なかなかセンス良く、そして値段も安い!マッサージやエステの店もかなりあるようです。
 兎に角、若者が多いからか、衣類、靴、バイク、携帯の店が多い。店はセンス良く飾り付けてあるというより、何しろいかにたくさん並べるかという風なので、圧倒されます。
 ひとつおもしろかったのは、路上の床屋さん。歩道の塀がある所に鏡を掛けて、その前にイスを置いただけの青空床屋。これだったら、店を持たずに、それこそ腕一本で生きていける。たくましいなー。

 食事は、どれもおいしくて、日本人の口に合うと思います。生春巻き、揚げ春巻き、海鮮鍋(最後は雑炊というしめくくりでびっくり)、フォー、ベトナムぜんざいなどなどおいしかったです。

 一方、カンボジアは、アンコールワットのある、シェムニアップにしか行っていませんが、この街は、世界遺産で生きていこうという姿勢がはっきりしています。空港も小さいですが、新しいですし、観光地にはきれいなトイレが作られいるし、ホテルの数も半端ではありません。
 8世紀から12世紀ぐらいまでの寺院は素晴らしかったです。ガイドさんの話によると、この時代、王が変わると拠点を変え、前よりも立派な寺院を立てたということで、この地域にたくさんの寺院の遺跡があるのです。立派な石積み、石の彫刻、石に刻んだ仏の顔など心動かされるものがったくさんあります。
 それにしても、随分と歩きました。急な階段もたくさん登りました。今の季節、乾季で一番涼しいということですが、陽がさすと結構暑かったです。

 今回4泊6日の旅でしたが、歴史を感じながらも現在の新しいエネルギーを感じる国々を訪問して、特にベトナムは、今後どのような国になっていくのか興味があります。
 それにしても、同じアジアの国として、戦争で傷めつけられたり、支配されるということは残酷なことだと思いました。本当に戦争はしてはいけない、どのような理由があろうとも。