久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

この10日ほど、いろいろありました・・・

2011-02-24 17:20:33 | Weblog
 2月は“逃げる”、3月は“去る”といいますが、本当に1月スタートしてからあっという間に2月も終わりに・・・兎に角1日があっという間に終わってしまう今日この頃です

 先週月曜14日は、30代、40代、50代の高校の先生方と会食。3時間近く、教育論から趣味、仕事の仕方の話など充実した楽しい時間をもつことができました
 勿論、私は教育委員という立場ではなく、前々から現場の先生方と話したいと思っていましたので、私が講座で行っている高校の先生にお願いしたところ、あと2人誘ってくださり、4人で会うことになりました。
 住宅街の中にあるゆっくりできる和食の店で、話がはずみましたねー。高校と大学のあり方について、大学受験は是が否か、どうすれば学校において学問だけではなく、本来の教育ができるのか、などなかなか結論のでない議論でしたが、それぞれの先生の経験などもお聞きできて大変勉強になりました

 15日は、14時半からエネルギー問題研究委員会があり、放射線の癌治療についての話を聞き、その後、議論と懇親会。メンバーは大学の先生が多いので、ここでも話が多岐にわたり、楽しい時間でした

 16日は、中州にある「グラナダ・スイーツ」という結婚式やパーティなどをする会場の試食会に招かれ、ソロプチミストの友達と参加しました。このような経験も仕事に繋がるのではないかと、3日夜が続くといささかきついのですが、出席することにしました。
 料理はフランス料理のフルコース。会場も大変素敵でしたが、料理もなかなか良かったです。この会社は東京の会社で、福岡に出て4年目とか。大名にももう1か所レストランを併設した会場があるそうで、実は、今日ここの方が挨拶に来られたのですが、これからホテルだけではなく、このような会場も上手に利用できそうだし、人にも紹介できそうかなと思っています

 17日木曜は月2回のヨガの日。だいぶん慣れてきましたが、なかなかハードなヨガで、終わるととても背筋が伸びて気持ちいいのですが、夜9時までなので、お腹ペコペコです。

 18日の夜は、おもしろいイベントに出席。長崎県松浦市主催のPRイベントがソラリアホテルでありました。福岡で開催するのは、今年で4回目だそうですが、ある方からの紹介で、私は初めての出席でした。
 200名ぐらいは参加していたでしょうか。会費4,000円で松浦の魚、肉、野菜料理がたくさん並んでいました。市長初め、副市長、観光課の人たちも山ほど来られていて、福岡への売り込みの熱意が感じられます。まぐろやサバのさしみもおいしかったですし、肉料理、デザートも充実していました
 まず今回お誘いを受けたのは、当社が主催した消費者動向セミナーに来られていたある方からで、当社の仕事に大変興味をもたれ、「松浦市のこのような企画があるので来ませんか」というものでした。
 会場では、知っている方にも何人かお会いし、その方々が松浦市の方々を紹介してくださったので、名刺がなくなるほど交流ができました。皆さん、「消費者の声は大切ですねー」と言われますが、さて、ビジネスに繋がるかどうか・・・
 
 当日私なりに気付いたことは、イノシシの肉のこと。最近イノシシの害が言われ、その肉を使った食材が各所で出ていましたが、今回イノシシ肉で出ていたのは、洋食の煮物が何種類か、そしてしゃぶしゃぶでした。どれも食べてみたのですが、一番おいしかったのは、しゃぶしゃぶ。でも皆さん、慣れないので敬遠されていたのか、たくさん余っていました。
 また、他の煮物系はイノシシ肉には合っていませんでした。煮込むと硬くてパサパサした感じになるようです。武雄のイノシシを使ったカレー「とっしんカレー」はおいしいですが。普通に煮込む料理は合わないようです。そんなことを松浦の方にはしっかり伝えましたが・・・
 昨年福岡に事務所を出し、来年にはアンテナショップを出す予定だとか。市長自ら熱心な所は、こちらから見ていても応援したくなりますね。フレーフレー松浦

 そして、土、日は人吉に。日曜、「人吉春風マラソン」に出るためです。私は5キロ、夫はハーフに出場。日曜、小雨が降る中でしたが、昨年3キロだったので、5キロ走れるか心配だったのですが、初めから飛ばさず走ったら余裕で完走。地元の方々の声援を受け、また終わってから「つぼん汁」やぜんざいの接待を受け、本当に楽しい人吉でした。今年2回目ですが、きっと来年も来るでしょう。
 何とも忙しい1週間でした・・・

 さて、週明けて月曜は、大分へ講演に。大分県産業科学技術センターで「消費者から考える市場開拓」というテーマで、大山町の例やこれまでの仕事のことを交えながら、商品づくりにいかに消費者の声を聞くことが大切かという話をしました。60名ほど県内各地から農業、農産加工会社、銀行などいろいろな企業の方がみえていました。1日がかりになりましたが、センターの方とも繋がりができ、行ってよかったと思っています。

 今週も今日までまだまだたくさんの人に会い、いろいろなことがありましたが、今日はここまで。また書きます

土、日曜日は大忙し

2011-02-09 14:41:38 | Weblog
 先週の土曜日は、午前中はいつも通りジャズダンスのレッスンに。4月に大会があるので、練習は大変です。このところ10時からのレッスンの前に9時40分ぐらいから、私のように振りを覚えていない人に特別レッスンがあります。
 この日は40分前から行って、家で思い出そうと思ってもどうしても出てこない振りの順番を先生に猛特訓してもらいました。結局この日の1時間半のレッスンは、珍しくストレッチもバレーもエアロもせず、大会の4曲のレッスンになりました。私が出るのは2曲ですが、新しい1曲がなかなか覚えられなくて・・・・でも今回のレッスンでうちに帰って復習してみると何とか覚えたようです
 1週間に1度のレッスンになって、本当に覚えられなくて苦労しています。続けて何日か、せめて1週間に2回レッスンがあると何とか覚えられるのですが。熱心な人は週3,4回行っているので、どうしても差がついてしまいます。
 冬でもしっかり汗を流して、さあ次へ

 高宮の実家でシャワーをかかり、午後からはあすばるへ。この日は、一昨年団長で行かせていただいた福岡県女性の翼の今年度行った団の発表会へ。
 今期の団はドイツとフィンランドに行き、ドイツでは、女性の参画が少ない自然科学や技術分野への教育機会を増やす目的の協会や、ドイツ連邦雇用庁、女性企業家支援組合などを訪問。フィンランドでは、児童福祉に関する提言を行う非営利法人や、DVシェルター、女性を意志決定の場に送り、平等実現を政府に働きかける組織(フィンランド国家女性評議会)などを訪問。

 27回続いてきた県の翼ですが、毎回素晴らしい所に訪問、充実した内容だなーと感心します。今回報告を聞いていて、参考にしなくてはいけないなーと思ったのは、最後のフィンランド国家女性評議会。この回は、1911年に設立され、62団体、40万人の個人メンバーが支えている会です。
 このような会や運動の歴史があるからそうなのか、女性国会議員の割合は世界3位、42%です。フィンランドはノキアをはじめ、電子電気機械、金属機械などが盛んな国で、学力の高さでも有名です。女性が働くのは当たり前の国で、税金は高いけれど福祉が充実しており、男女共に社会を支えているという印象です。

 今日本に足りないのは、女性の団結力と社会に提言していく組織と力だと思います。まだまだ完全に平等だとは言えませんが、ある程度は法律も整ってき、環境は整備されてきていると思います。しかし最も大事な政治の場への進出が遅れているのと、女性管理職が少ないこと。特に政治は、男女係わりなく何とかしないといけないですよね。

 さて、この会が終わって、大急ぎで移動。次は、博多座セミナーに。このセミナーは演劇や歌舞伎などの講座を年4回開催するもので、今回は3回目。いつもは、博多座の地下リハーサル室であるのですが、今回は歌舞伎の市川笑三郎さんの講演と実技ということで、劇場の方でありました。
 とても楽しかったですよ。というのも、前半の1時間は笑三郎さんの歌舞伎の話。そして後半は、①口上②踊り③歌舞伎踊り、これらを舞台に上がって一人一人教えてくれるのです。当日150人ぐらいは来てたでしょうか、ですから全員はできませんが、一グループ10名から20名前に出てやってみるのです。
 笑三郎さんは、以前FMのディスクジョッキーなどもされていたとかで、話も教え方の上手。ユーモアを交えながらも、歌舞伎の方ですので、言葉づかいもきれいで、品があって、さすが女形、本当にきれいでした。
 ①、②とやってみたかったのですが、ちょっと勇気がなくて、③の歌舞伎踊りは30人ぐらい出ていたので、こんな機会はまたとないと思い、舞台に上がって、指導してもらい、音楽に合わせて踊ってきました。いつも客席から舞台を見ていましたが、初めて舞台から客席を見る経験を。劇場事態がそんなに大きくないので、よく客席が見えます。プロであれば、お客の反応も手に取るように見えるだろうなーと思いました。
 2時間があっと言う間。楽しい経験でした

 日曜日は本当に歌舞伎を見に博多座へ。今月の演目は玉三郎と獅童の従来の歌舞伎だけではない泉鏡花の作品などを交えた、セットにしても雰囲気の変わった舞台でした。昼は「高野聖」「将門」。
 獅童も上手だし、玉三郎もきれいでしたが、今回ちょっと時間が短かったので(いつもの歌舞伎でしたら、いくつも演目があったり、いくつかの幕があるのですが)休憩も入れて2時間45分ぐらいだったでしょうか、折角別世界に行ったのに、浸りきれない感じで帰ってきました。
 それにしてもこの日は日曜日、また着物の日ということもあって、ほとんど女性で、着物姿の方も多く、華やかでした。3階まで一杯。土産物の店もたくさん出ていて、皆さんたくさん買物されていました。
 仕事から離れて、全く違う時間を過ごした土、日でした

 

商店街がんばれ!

2011-02-04 17:04:49 | Weblog
 最近「買物難民」という言葉を聞かれたことがありますか。買物に行きたくても行けない、近くに買物をする所がない、買物をしてくれる人もいない・・・この現象は地方だけではなく、都会でも小売店がなくなり、商店街が成り立たなくなった所で起こっているのです。
 私が住んでいる所も歩いて買物に行くのは大変です。今は車を運転できるし、仕事の帰りに買物して帰るので困りませんが、車が運転できなくなったり、天神に出ていけなくなったらどうするのでしょう。

 数年前から福岡市の経済振興局地域商業課がしている「商店街活力アップ支援事業」の助成金審査や評価の委員をしています。そこで痛切に思うのは、「商店街がんばれ」ということです。市も商店街の活性化ということだけではなく、将来買物難民を出さないためにも、また、地域コミュニケーションを復活させるためにも商店街の役割は大きいと思い、一生懸命商店街支援に取り組んでいます

 駐車場があって、一か所に何でも揃う大型店もいいでしょう。しかし、一言も口をきかないでただ買物だけをする・・・年を取ってくると寂しいのではないでしょうか。話ができたり、身近な情報がある商店街が地域の核となってくれれば、高齢者も安心ですよね

 今週月曜に開かれた「商店街活力アップ支援事業」の報告会は、助成金をもらった16商店街のうち、7商店街の報告がありました。ここ数年、ずっと申請してきた商店街を見ていて感じるのは、どの商店街も力がついてきているということ。一昔前の補助金をもらった時だけというのではなく、規定では1事業を3年間申請できますので、毎年申請して、プレゼンして、報告会に出て、また申請してというのをしっかりしている所は、毎年工夫し、商店街自身変わってくるのが分かります

 たとえば、商店街のマップを作るという事業がよく出てくるのですが、初めはただ店の場所を書いているだけのマップから、保存してもらうための工夫、店のオ-ナーの写真を入れる、地域の防災情報を入れる、病院情報を入れる、地域の行事・祭り情報を入れる・・・などなどその商店街ならではのマップができてくるようになって、どんどん良くなってきています。
 実は、申請のプレゼンや報告会の時、他の商店街も聞いているのです。それで、終わってからこれはという商店街にどうやって作ったかなど聞きにいったりしているようなのです。
 それもこれも、本当に担当部署の市の職員の人たちが、心から一生懸命よく指導したり、しかけをしていると感心します。各商店街でしているイベントなどにも出かけているし、私たち外部の委員も上手に使って、商店街の方たちのやる気を出させているのです

 正直、この委員会は疲れます。時間は長いし、しっかり聞いて、私なりのコメントをしないといけないし、終わっても、審査会・報告会の感想会のような意味合いで委員会をし、これからについてなど職員の方々が熱心にいろいろ聞かれるので、こちらも一生懸命知恵を絞って答えなくてはいけないし、正直大変です。でも終わってから何だか楽しくいい気持ちになるのです。こういう形で行政の方々が熱心に仕事をし、外部のものを上手に活用し、また一所懸命仕事をする。とかく行政批判されますが、彼らは理想の行政マンではないかなと思います

 今期残りの9商店街の報告会がまた3月にあります。大変ですが、楽しみでもあります。がんばれ商店街ですね。皆さんも近くの商店街に行ってみませんか

特別支援教育

2011-02-02 16:03:39 | Weblog
 先週の金曜日、県教育委員会の移動教育委員会で、福岡県立古賀特別支援学校を視察してきました。この学校は、これまであった、北筑前養護学校と古賀養護学校を統合して古賀特別支援学校として、小学部・中学部・高等学部を整備し、昨年開校した学校です。
 現在約240名の生徒が在学し、知的障害のお子さん、そして、今回初めて病弱教育というところも設けてそのようなお子さんも受け入れた学校になっています。

 当日、校長先生を初め、たくさんの先生方にご準備いただき、しっかり授業の様子を見せていただき、子供たちとも話し、先生方とも懇談。とても時間は足りませんでしたが、大変充実した時間をもつことができました
 いろいろなお子さんがいます。知的障害といっても一人一人違います。これまでの養護学校や盲学校と言っていた所が、国の特別支援学校という考え方の元、一人一人の実情に合わせて、学校体制も変え、視覚障害、聴覚障害者の学校もありますが、重複障がいを負っている子供もいるので、障がいの状況に合わせて学校を選べるようになっています。勿論すべて近くに行きたい学校があるわけではないので、生徒によっては、1時間以上時間をかけて通っている子もいるそうです。

 授業は、本当に丁寧にされていました。子供によっては他の子といっしょになると気が散って勉強できないので、一人一人机を離して教えるとか、実習や制作物作成もそれぞれに合わせて指導されています。廊下や教室には、たくさんの習字や制作物が飾ってありました。ほとんどマンツーマンのようにして教えられていました。

 先生方がイキイキと優しく、きめ細かく指導されているのも印象的でした。暖かい雰囲気を感じました。
 授業見学の後、先生方との懇談の前に玄関の所を通ると、丁度下校時間でした。6台のスクールバスに分かれて帰るわけですが、先生たちも引率し、送り届けられるまで大変でしょう。それぞれの子供たちの状況も分かっていなくてはいけないし、父兄との関係も大変でしょう。

 今回一番嬉しかったのは、昔であれば障がいをもっていると学校にも行けず外にも出さず教育も受けられなかったのではないかと思うのですが、今はだれでもが教育を受ける権利があり、そういう場所、そして教師が用意されている。社会全体が障がい者を受け入れる時代になったんだなーということです。
 小学部、中学部は前の養護学校からの生徒がいますが、高校は今季初入学の生徒、1年生だけです。これから2年後に卒業生が出る時、その子たちが社会とどう係わっていくか、そこまで学校に期待される時、改めて学校の役割が問われるのでしょうね。学校と同時に受け入れの社会にも期待するところです