
行政苦情救済推進会議とは、全国管区に行政関連の苦情を受け付ける行政評価局という所があって、そこに上がってくる相談の中から選んで、年に3回ほど会議を開き検討し、関係機関や企業などにあっせんをするものです。
私は、九州管区のこの会議で20年以上委員をしています。一昨日の会議は、全国から12名の委員と本省の委員6名、本省から局長初め4名出席されて開催されました。
北から順番に今年検討された議案の中から代表的なものを発表していきます。私は、昨年末に審議をした「ハローワークの特別開庁時にも障がい者の職業紹介を行ってほしい」という案件がどのように審議され、あっせんし、改善されたかを報告しました。
今回も全国の報告を聞いていて、そんな問題もあるのか、改善が必要とされることがまだまだあるのだなーとつくづく思いました。しかし、ひとつずつでも改善されていくのは、それをおかしいと思って申し出る人がいるからです。私はこれが大事だと思います。何かこの制度はおかしい、不便である、そのようなことはどんどん言うべきだと思います。それによって改善されれば、たくさんの人が恩恵を受けるのですから。

昨日9時前にホテルを出て、神奈川県の大船にある三菱電機・住環境研究開発センターに行きました。ここは個人の見学者は受けていないといことでしたが、今回は特別に見学させていただくことができました。
1時間半ぐらいかけてスマートハウスの説明を受けながらデモもしていただき、会議室に帰って、まとめられたパワーポイントでさらに説明していただき、また動画で1日の生活に沿ったハウスのシステムを見せていただき、本当に勉強になりました。

たくさん書きたいのですが、一部、特に印象に残ったことをお話します。
ひとつは、省エネのために今使っている電気の使用量を見ることが出来るのは、以前からありましたが、今回見せていただいたのは、その月の(これくらいに抑えたい)電気料金目標金額を設定すると、それをオーバーしそうになると、系統している家電製品は勝手に省エネ運転をするというものです。
今電気代がどれくらいの金額になっているかを表示されるだけでも画期的なのに、省エネまでやってくれるとは・・・


部分的には情報として知ってはいましたが、トータルでここまで研究をされているを目の当たり出来て感激でした。
毎日、国内だけではなく、海外からも視察者が絶えないそうです。
今回素晴らしい経験をさせてもらいました。これからの講演の中に、これからの暮らしを考えるヒントや情報を上手に使わせてもらおうと思った視察でした。
