1-1総論
1-1-1基本フレームの確立
どこの領域においても、設計開発と製造と流通という共通的な基軸原理が生まれる。何を作るという特定的な個性に対して同一性の原理が起こり、他領域を伺い知る観点の共有に及んで相互理解と尊重や協働の基盤を産む。この共通原理に対する適正な見解を培い人間の歪性が広がらぬ作法の稼働と持続を果たす過程の健全性と共に何を作るかに対する健全性を含み健全な感性を遂げる枠組みが . . . 本文を読む
外国から理論を入手し横文字を縦に置き換え、国内の人々に紹介するような教育が見られる。広く浅い知的欲求を満たすのに一定の尊重心が起こるものの、どこか健全な主体性を形成する基軸と外れた発想と精神が浮かび上がる。特定的な技術力と市場を積み上げ正負の体験と適正化の思慮と作為を重ねる中で根源性を培い新たな基準を起こし稼働し、反省と改善の回る規則性から確かな芯を備えた主体性が形成される。その基軸観点から他地域 . . . 本文を読む
「自利か利他か」という二項対置の志向と解釈も、どちらか一方というよりも、いずれの発想も含む実際性が浮かび上がる。多くの場合自存を一義に抱き、各種発想と判断と行為を執り行う人間性が出現する。食べ物が得られ栄養を吸収し力が起こる生物物理的な仕組みを持つ。食べ物を得るには、他者へ取って有用な働きを遂げ、その感謝へ対し謝礼が払われる。盗みや詐欺、略奪によらず、外界へ何がしかの利益を実現し、対価を得る筋道に . . . 本文を読む
直接的な当事者間で、良い悪いを言い合っても問題が解決されることは無く逆に複雑な亀裂を深め、憎悪が深まる懸念が起こる。政治等という立場による国家間関係に対し、少し利害関係に距離を設けた教育や研究者などによる純粋理論を追求する立場の間接的な適正化等という個性の有用性の認識が生まれる。皮膚感覚の明瞭な良し悪しを求める立場と、抽象原理等を探究し質実の良い一般論を提起する生産性の違いが現れる。個々の歴史と正 . . . 本文を読む
1)主体性学
人間という対象への心象は、「頭過多と体過多」という負の評価感覚が出現する。知的量を備え動態面の稼働の不良にある頭過多の状態と、物質的な依存性の強い発想が強く内外との良好な感性を求める態度から外れた体過多という抽象に至る。この両極の負に陥らぬ主体性の適正像と具象策へ創造力が起こり「主体性学」という領域観が作られる。健康な精神を基盤に備え、頭と体の良好な在り方を抱き理想概念を産む。有限 . . . 本文を読む