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ペキニエ マニファクチュール「パリ ロワイヤル」世界限定50本

2016年02月03日 20時14分31秒 | 日記
今日は節分。
字のごとく季節を分けるという意味で、明日は立春・春の始まりですね。
豆をまいて厄払いをし、恵方巻きを食べて“福は内”と祈りましょう。



本日は革新的なムーブメントで時計評論家をうならせたマニファクチュールブランド、ペキニエの世界限定モデル「パリ ロワイヤル」コパカラーインデックスのご紹介です。



「カリブルロワイヤル」の名のもとに9つの国際特許を搭載したペキニエのマニファクチュールが発表されてすでに5~6年になるでしょうか。
当初はヨーロッパでのオーダー分さえこなしきれない状態で、日本では最初の1年間は弊店で2回ほど受注会を開催し、納品まで1年ほど待っていただいた記憶があります。
これほどの革新的な時計であったため、時計ファンや評論家から口コミで広まっていった経緯があります。
発表当初のいきさつをご存知の方もいらっしゃるでしょうが、このマニファクチュールモデル「カリブルロワイヤル」を開発するのに6年以上の期間を費やさねばなりませんでした。
スイスの時計開発の頭脳集団「グレーベル・フォーセイ」の優秀な人材を獲得し、革新的なムーブメントの開発に大きな資金を毎年投下していきました。計画では5年で完成し6年目から商品を販売することにより投下した資本を回収できる予定だったでしょう。
新しい機構の開発には予期せぬ事態はつきものです。使ってみて初めて確認できる不具合も発生するのです。
発売当初カレンダーのトラブルが発生し、ネットで拡散したこともありました。
更に悪いことに、予定していた開発資金の投下では最終的に世に商品を送りだすことが叶わず、経営上の破綻をきたしてしまったことです。
その間およそ1年は製造が停止し、ブランドのイメージを損ねてしまった時期があったのも事実です。
しかし、実に良心的な価格でこれほどの革新的なムーブメントを搭載した時計が今まで存在しなかったことは時計に精通していれば自明の理です。
ほどなく大きな資本がブランドを買い取り、カレンダーの不具合も完全に改良されました。
その後全くと言っていいほど機能の不具合は発生せず、この革新的なムーブメントは高い評価を得るに至っています。



ペキニエ「カリブルロワイヤル」の革新的なムーブメントはこの紙面では到底語りつくせませんが、ほんの一例として大きな1個のゼンマイで高トルクでありながらストレスを極限までなくした独自の駆動システム「センターシャフトドライブ」で88時間のパワーリザーブを実現したこと。更に3枚のディスクが瞬時に切り替わるジャンピングデイデイト。122,5年に1日しか誤差が生じないムーンフェイズ、その他盛りだくさんの世界初の機構が搭載されています。



「カリブルロワイヤル」には大きく2つの異なったデザインのモデルがあります。
発売当初は文字盤にギョシェ彫りの施され大きな縦型ムーンフェイズが特徴のリューロワイヤルが前面に取り上げられていました。
当時よりパリロワイヤルも存在したのですが、リューとパリでは価格に大きく差があったため価格の安いリューを中心に紹介されていたのではないでしょうか。
ラグの形状を比較するとわかるのですが、実はパリロワイヤルのケースはリューよりもはるかに多くの部品からなり製造コストと手間がかかり価格に差が出るのです。
2年ほど前に日本で価格改定があり、リューとパリの価格をほぼ同額に変更しました。
以前の価格を知っている者からすれば、パリのモデルはお値打ち感がありますね。



やっと本題に入ります。お付き合いいただいて有難うございます。
本日ご紹介するパリ・ロワイヤルは世界で50本だけの限定品です。
最近ゴールド色系の時計が多くなっていると思うのですが、インデックスの数字をコパ(銅色)にすることで華やかさが増し、男の色気を感じさせます。
いつの時代にも通用する飽きのこないフレンチブランドならではの洗練されたこの時計は、幅広くビジネスシーンで活躍してくれるでしょう。




ムーブメント: 21,600振動/(3Hz)、両振り式自動巻、香箱中心軸による初期駆動力の伝達チラネジ付き大型テンプ、作動72時間後、垂直姿勢における振り角220°
インデックス: ビックデイ・デイト 72時間パワーリザーブ計、ムーンフェイズ、スモールセコンド、
ケース: SS 41mm 無反射サファイヤガラス、5気圧防水
ストラップ: 竹斑アリゲーターレザー 手縫いへり返し仕上げ 百合のレリーフの入ったアンディヨンバックル
世界限定50本

価格: SSモデル:1,000,000円+税


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