トゼンの世相斬

政治経済で日々思いついたことを書き綴ります

野田さんと高市さん

2021-09-22 16:23:37 | 日記
自民党総裁選は結局4名の候補が争うことになった。

さすがに日本の次の首相を実質的に決める選挙であり、多くの人が興味を持っているのか、連日新聞テレビで候補者の発言が色々と取りざたされている。

しかし、この4名の候補は皆さんそれなりの候補(失礼!)であり、さすが自民党は人材がそろっているとあらためて感じる。例えば立憲民主党が党首選を今やったとして、これだけの人材が揃うだろうか?

4名はそれぞれ個性があるが、特に女性2名は対照的。野田さんは最後の最後まで推薦人20名集めるのに苦労したが、漸く出馬。彼女の政治スタンスをこれまではあまり気にしていなかったが、自民党にありながら、ここまでリベラルな発言をするとは。最初から勝つつもりがないのか、奔放な発言を繰り返している。

しかし、堂々とした態度でいずれ総理を目指しても不思議ではないだろう。ちなみに立憲民主党ならすぐに党首出来るのではないだろうか。

高市さんは見事に右寄りの主張だ。個人的には評価しているが、世間的にもその堂々とした受け答えで評価が上がっているようだ。でも評価されているのは彼女が女優だから、という気がしてならない。後ろに有能な演出家がいて彼女は上手に演じているだけではないか、という懸念が消えない。それほど見事に見えるし、後ろの人の影が強いということ。

いずれにせよ、この2人は今回勝ち目はないだろう。一つの理由は女性だからということ。日本ではまだまだ女性首相を認めるだけの世間的な度量はないと思う。

二つ目の理由は、2人の主張が右に左にと自民党としては極端すぎること。多くの支持を集めるにはどうしても中道になる傾向があり、極端すぎるのは危険視される。

そうするとやっぱり河野さんか岸田さんかということになり、国民的人気から考えて河野さん有利なんでしょうね。