トゼンの世相斬

政治経済で日々思いついたことを書き綴ります

バイデン大統領からの助け舟?

2021-05-25 17:07:12 | 日記
日経新聞のWeb Siteのコラムに「日本渡航中止はバイデン大統領からの助け舟か」という記事が載った。

このコラムは豊島逸夫という人がマーケットの噂などを紹介してくれるものだが、いつも「なるほど」と思えるような内容が多くて重宝している。

今回の内容は、米国のCDC及び国務省が日本への渡航中止勧告を出したのは、外圧を理由に日本政府が五輪をキャンセルしやすいようにアシストしているのでは?というものだ。

私は卓見だと思う。

以前より五輪を中止するきっかけは、どこかメジャーな国が選手団の健康を守るためにも日本に派遣することは出来ない、と表明することだと思っていた。もし米国がそれをやったらその効果は絶大だが、日米間の外交関係は微妙になる。

今回米国は選手団を派遣しないとは言っていない。一般の国民に対して日本へ行くのは中止しなさい、と勧告しているだけだ。外交的に大きな影響は与えない。

仮に日本の外務省が同じような渡航中止勧告を出したらどうなるだろうか? 一般的な企業はその国への出張を禁止する。国が行くなと言っているのに、無理やり訪問して何か事故があった場合、言い訳が全くできないからだ。今回の米国のケースも同じで、多くの人が日本へ来るのを躊躇するだろう。例えそれが五輪大会関係者であっても。

将棋でいえば王手の一歩手前の状態。まだまだ諦めずに頑張るのか、投了するのか、日本は選択を迫られていると思う。

ぼやぼやしていると王手を食らってしまう。


コメントを投稿