毎日空家の前で餌をやり始めるようになってから数週間目のこと、いつもなら何匹かはうろうろしているのに、其の日に限っては1匹も居ません。 寒いからどこかに隠れているのかな?と思いましたが、全く見当たらず、午後になっても一匹も居ません。 心配になった私、若しかしてどこかで薬殺?(ご近所で噂がでていました。)それとも保健所へ通報されて、捕まえられた?色々悪いことを考えはじめます。 居てもたってもいられなくなり、渋谷の保健所へ電話をしてみました。保健所の担当者の方のお話だと、捕獲したり、持ち込まれた猫を殺すようなことは一切やっておりませんとのこと。 まず一安心。 色々お話をしているうちに、「地域猫」の説明をしてくださいました。 ノラをノラのまま放っておくのではなく、地域の賛同、協力の上、今以上増えないように、一旦捕獲をして、避妊手術をし、再度地域で暮らせるようにして、寿命が尽きるまで、地域で責任をもって飼うという制度だそうです。 とても良いシステムのように感じ、早速保健所の方から「動物愛護推進ネットワーク」という保健所と連携して、ボランティア活動を行っているグループを紹介してもらうことになりました。 カワイイから、可哀想だからといってただ餌を与え続けることに疑問を感じていた私は、ちょっと前進できそうな気配感じ、嬉しく思い、それから外に出てみると猫たちが戻ってきて餌を食べ始めていました。