引越し魔だったベートーヴェンがハイリゲンシュタットに住居を構え、やがて耳が聞こえなくなり自殺を考えてしまいます。
この中央のガラス・ケース内に収められている “ハイリゲンシュタットの遺書” [Heiligenstädter Testament] と呼ばれている手紙は、甥のカールと弟のヨハンに宛てて書かれました。
手紙の最後に記されている日付は、1802年10月6日になっています。丁度208年前です。
でも、ベートーヴェンはこの遺書を残して自殺をしたわけではありません。1827年3月26日に、肺炎を患ったあと病状が悪化し、56歳でこの世を去りました。
これがその遺書です(雰囲気だけでも・・・)。直筆の実物を目にすると、何とも言えない気持ちになりました。
日本語訳付の、原文のコピーを購入することができます。