time goes by

機内持ち込みサイズのスーツケースひとつで、気ままにひとり旅。
日付変更線を越えて、さて、次は何処へ・・・。

Rouen 2009 / 光射し込むステンドグラス

2009-09-30 | France

14世紀に建てられた、フランス西部のルーアンにあるサン・トゥアン教会 [Abbatiale Saint-Ouen de Rouen] は、ノルマンディー地方で最も勢力のあるベネディクト派の修道院付属教会です。
内陣は、装飾性の高いフランボワイアン・ゴシック様式で、同じ様式のモン・サン・ミシェルの修道院と似ているそうです。
広い教会内は太陽の光が射し込んでとても明るく、90枚以上もあるステンドグラスは、自然の光によってとても美しく厳かに輝いていました。


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Praha 2008 / ふたつの太陽

2009-09-27 | Czech

プラハ城下のネルドヴァ通り [Nerudova ulice] に現存している、レリーフの付いた建物シリーズ第三弾です。
番地が存在しなかった時代、それぞれの建物のファサードに、動物や小道具などを付けて目印にしていました。
これは、47番地の “ふたつの太陽” と呼ばれている建物のレリーフです。
プラハ城があるマラー・ストラナ地区 [Malá Strana] のネルドヴァ通りは、この建物に住んで、この地区を舞台にした小説を書いた、ジャーナリストであり19世紀のチェコを代表する作家、ヤン・ネルダ [Jan Neruda] にちなんで名付けられました。


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Praha 2008 / 城の中のいちばん古い教会

2009-09-26 | Czech

プラハ城 [[Pražský hrad / Prague Castle] には敷地内に大聖堂や教会や宮殿が集まっていて、これはヨーロッパでも珍しい形態の城です。
その中でいちばん古い教会が、この聖イジー教会 [Bazilika sv. Jiři / St. George's Basilica] です。
元々は木造で建築された教会でしたが、火災に遭い、その後に奥に見える2本の塔を携える、石造りのロマネスク様式の修道院が建てられました。
この2本の塔は、右側が少し太く造られています。右側がアダムで、左側がイヴを表しているのだそうです。
17世紀に入ると、赤茶色と白のコントラストが鮮やかな、美しいバロック様式のファサードが増築されました。

Arezzo 2008 / 百穴の塔

2009-09-22 | Italy

イタリアのトスカーナ州にある、エトルリア時代からの歴史と文化が残る、中世の趣き溢れる街アレッツォ。
街の中心部を走る目抜き通り、イタリア通り [Corso Itallia] から見えるこの塔は、サンタ・マリア・デッラ・ピエーヴェ教会 [Santa Maria della Pieve] の鐘楼です。
14世紀に建てられたもので、40もの窓を持っているところから、“百の穴”[Cento Buche] と呼ばれています。 


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Paris 2009 / 映画 『アメリ』 のカフェ

2009-09-21 | France

現在公開中の映画 『ココ・アヴァン・シャネル』 で、シャネルを演じたフランス女優オドレイ・トトゥの代表作と言えば、『アメリ』 です。
モンマルトルが舞台のこの作品がヒットしてからは、観光地として年中賑わうモンマルトルに訪れる人が、より一層増えたのは言うまでもありません。
これは、主人公アメリが働いているカフェとして撮影に使用された、カフェ・デ・ドゥ・ムーラン [Café des Deux(2) Moulins] です。
『アメリ』 のロケ地巡り目当ての観光客と地元の若者たちで、いつも混んでいるこのカフェは、赤い風車で有名なモンマルトルのキャバレー、ムーラン・ルージュ [Moulin Rouge] の横の坂道を上って行くと、左手にあります。
店内には、『アメリ』 の巨大ポスターが貼られていました。

 窓越しの店内

Wachau 2008 / ワッハウ・ワインの産地

2009-09-18 | Austria

オーストリアのドナウ河下流地域に広がるヴァッハウ渓谷 [Wachau] 一帯は、世界でもトップ・クラスの白ワインを産出する地域として知られていて、ぶどう畑が世界遺産に登録されているほどです。
これは、ドナウ河に面した街シュピッツ [Spitz] から、デュルンシュタイン [Dürnstein] に向かう列車の車窓から見たぶどう畑です。


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Chartres 2009 / 様式の違うふたつの塔

2009-09-17 | France

世界遺産に登録されている、フランス国内で最も美しいゴシック建築のひとつと言われている、シャルトルのノートルダム大聖堂 [Cathédrale Notre-Dame de Chartres] のファサードです。
様式と高さが違うふたつの塔が特徴で、向かって右側の南の鐘楼はロマネスク様式、左側の北の鐘楼は初期のゴシック様式です。
これは、1134年に起きた火災によって左側の塔が焼失してしまったので、再建されたためです。


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Wien 2008 / キュートなピクトサイン

2009-09-13 | Austria

ウィーンで見つけた、歩行者専用道路のピクトサインです。
男の子と女の子が腰に手をあてて、ちょっぴり気取って歩いて(立って?)いる姿が、何ともキュートです。
お店のサイン(看板)もそうでうすが、ウィーンに限らずヨーロッパには、このようなキュートなピクトサインがたくさんあります。
見ているだけで、楽しくなりますね。


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Paris 2009 / 朝のルーヴル

2009-09-11 | France

3月初旬のパリは、朝7時半頃にやっと明るくなりかけてきます。
これは、8時過ぎのルーヴル美術館 [Musée du Louvre] の様子です。
夜は美しく輝くガラスのピラミッドも、外が明るい時は、何の変哲もない三角形に見えてしまいます。


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Praha 2008 / 神聖ローマ帝国初の大学

2009-09-08 | Czech

ボヘミア王カレル1世でもある、神聖ローマ皇帝カール4世が創設した神聖ローマ帝国初の大学が、現在のカレル大学(創設時はプラハ大学) [Univerzita Karlova / Charles University] です。
建物に表示されている “Universitas Carolina” はラテン語で、これは神聖ローマ帝国の公用語がラテン語だったからです。
創設時は法学・医学・哲学・神学の学部があり、カレル・チャペックやフランツ・カフカ、ヤン・フスなど、多くの作家や哲学者を輩出しています。サッカーの元チェコスロバキア代表で、現チェコ代表の監督イワン・ハシェックも、カレル大学出身です。
大学の創設により、プラハはヨーロッパ屈指の学問文化の都市として発展して行きました。
現在は17の学部を抱えるチェコ屈指の総合大学で、日本からの留学生も大勢学んでいます。

Kobe 2008 / 旧パナマ領事館

2009-09-07 | Japan

神戸の北野異人館街にある、旧パナマ領事館です。
元パナマのカルロス領事の執務室があり、居住地でした。現在も、執務室はそのまま残っています。
中には、マヤと中央アンデスで発掘された土器や土偶が多数展示されています。

パナマ共和国、通称パナマは、北アメリカ大陸と南アメリカ大陸の境に位置する共和制国家です。
現在も神戸市にパナマ共和国総領事館があり、在日パナマ大使館は東京の西麻布にあります。


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Szentendre 2008 / 蔦の絡まる家

2009-09-04 | Hungary

ハンガリーの首都ブダペスト郊外の小さな街、センテンドレで見つけたとある民家です。
屋根の形が面白く、建物の半分が蔦に覆われています。
11月初旬、蔦は半分枯れてしまっていますが、色づいた葉も少し残っています。

Paris 2009 / 十字架と聖母マリア

2009-09-03 | France

パリのサン・ルイ島 [Île Saint-Louis] は、ノートルダム大聖堂のあるシテ島 [Île de la Cité] と並んで、パリ発祥の地と呼ばれています。
これは、古くから高級住宅地として知られるこの島のシンボル、サン・ルイ・アン・リル教会 [Église Saint-Louis-en-L'Île / Saint-Louis-en-L'Île Church] の内部です。


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