昔、ウィーンのドナウ河の岸壁に位置していたことから名付けられた、岸辺のマリア教会 [Maria am Gestade / St. Mary on the Stand] です。
なんともステキな日本語訳のこの教会は、礼拝堂だけが9世紀頃に建てられ、教会としては13世紀に入ってから建てられたそうです。
そして教会そのものが、ドナウ河を航行する船に対して、灯台のような存在でもありました。
教会の正面には、岸辺 [Am Gestade] と呼ばれる階段があります。
凱旋門の上からの、夕暮れ時のパリの街です。
この広い通りは、グランダルメ大通り [Avenue de la Grande-Armée] で、シャルル・ド・ゴール大通り [Avenue Charles de Gaulle] に繋がり、その先に見えるのは、パリ近郊にある都市再開発地区ラ・デファンス [La Défense] です。
パリ市内では景観保護や伝統的な建築物の保護のため、高層ビルが建てられないという理由から、この地区に超高層ビルや大型施設が集中しています。
チェコ共和国、南ボヘミア州のチェスキー・クルムロフには、小さな街には似合わないほど広大な敷地のチェスキー・クルムロフ城 [Státní hrad a zámek / State Castle] があります。
お城の中を進んで行くと、スグラフィット技法という、遠くから見ると立体的に見えるように装飾された壁に囲まれた、不思議な壁面の建物に囲まれた中庭があります。
これは、第三の中庭です。まるでレンガを積み上げて造られたようですが、実は平面なのです。
世界遺産の街、チェコのクトナー・ホラのセドレツ(Sedlec)という地区にある、コストニツェ納骨堂墓地教会 [Hřbitovní kostel Všech svtých s kostnicí / Cemetery Church of All Saints with an Ossuary] は、内部が全て人骨だけで装飾されています。
ここにあるのは、13世紀~14世紀にペストや宗教戦争で亡くなった大勢の人たちの骨です。
骨の装飾を行なったのは、チェコの木彫師フランチーシェック・リント氏で、これはシュヴァルツェンベルグ家の楯型の紋章です。