time goes by

機内持ち込みサイズのスーツケースひとつで、気ままにひとり旅。
日付変更線を越えて、さて、次は何処へ・・・。

Wien 2008 / 岸辺のマリア教会

2009-08-31 | Austria

昔、ウィーンのドナウ河の岸壁に位置していたことから名付けられた、岸辺のマリア教会 [Maria am Gestade / St. Mary on the Stand] です。
なんともステキな日本語訳のこの教会は、礼拝堂だけが9世紀頃に建てられ、教会としては13世紀に入ってから建てられたそうです。
そして教会そのものが、ドナウ河を航行する船に対して、灯台のような存在でもありました。
教会の正面には、岸辺 [Am Gestade] と呼ばれる階段があります。

Rome 2008 / アーチ型の石柱

2009-08-28 | Italy

現存する古代ローマ時代の円形闘技場で、現在ではローマを代表する観光地になっているコロッセオ [Colosseo]。
今から1900年以上も前に、5万人もの人を収容する施設を建設し、人力エレベーターや複雑な舞台装置を設置し、水を張ってプールにするという技術まで備えていました。恐るべし、ローマ帝国です。
闘技場として栄えたあと、コロッセオに使用されている石材は他の建築物用に持ち出され、バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂にも使用されています。
構造は3階建てで、各階ごとに違った様式の美しいアーチ型の石柱が並んでいます。


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Vatican 2008 / サン・ピエトロ大聖堂 [2008-05-28] 

Paris 2009 / 花の都の近代的景観

2009-08-27 | France

凱旋門の上からの、夕暮れ時のパリの街です。
この広い通りは、グランダルメ大通り [Avenue de la Grande-Armée] で、シャルル・ド・ゴール大通り [Avenue Charles de Gaulle] に繋がり、その先に見えるのは、パリ近郊にある都市再開発地区ラ・デファンス [La Défense] です。
パリ市内では景観保護や伝統的な建築物の保護のため、高層ビルが建てられないという理由から、この地区に超高層ビルや大型施設が集中しています。

Praha 2008 / 戦う巨人たちが出迎える

2009-08-25 | Czech

プラハのシンボル、プラハ城 [Pražský hrad / Prague Castle] の正門です。
門の両側には、18世紀後半にチェコの彫刻家、イグナーツ・プラツェルが作った2対の彫像 “戦う巨人たち” がそびえ立っています。
但し、現在飾られているのは、20世紀に作られた複製だそうです。
その下には城の衛兵が立っています。毎正午に行なわれる衛兵の交代には、門の前のフラチャニィ広場 [Hradčany náměstí] に、多くの観光客が集まります。


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Wien 2008 / オーストリア唯一の女帝

2009-08-22 | Austria

ハプスブルク帝国の中で、でたったひとりの女帝マリア・テレジア。
彼女は、父カール6世の命により王位継承し、最大の権勢を誇りました。
“国母” として最も国民から慕われた彼女にちなんで名付けられたマリア・テレジア広場 [Maria Theresien Platz] の中央には、威厳に満ちた彼女の銅像が、高々と立っています。
逆行の太陽の光がまるで後光が差しているかのようで、彼女の女帝としての偉大さが滲み出ているかのようです。


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Yokohama 2009 / ジャックの塔

2009-08-19 | Japan

このヨーロッパ調の赤レンガの建物は、横浜市開港記念会館です。
横浜市中区の関内地区にある歴史的建造物で、現在も中区の公会堂として使用されています。
横浜港開港50周年を記念して大正時代に建造されたこの建物の建築様式は、辰野式フリー・クラシックと呼ばれています。
36mある時計塔は、トランプの絵札 “ジャック” の名で市民から親しまれてます。

Cesky Krumlov 2008 / だまし絵に囲まれた中庭

2009-08-18 | Czech

チェコ共和国、南ボヘミア州のチェスキー・クルムロフには、小さな街には似合わないほど広大な敷地のチェスキー・クルムロフ城 [Státní hrad a zámek / State Castle] があります。
お城の中を進んで行くと、スグラフィット技法という、遠くから見ると立体的に見えるように装飾された壁に囲まれた、不思議な壁面の建物に囲まれた中庭があります。
これは、第三の中庭です。まるでレンガを積み上げて造られたようですが、実は平面なのです。


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Paris 2009 / 芸術家たちの街

2009-08-16 | France

パリのモンマルトルには、かつてピカソやモディリアーニ、ゴッホ、マティス、ユトリロ、ルノワール、ロートレック、ドガ・・・名前を挙げるときりがないほど、たくさんの芸術家たちが暮らし、制作の場にし、その風景を描いた作品を制作しました。
正に芸術家たちの街、モンマルトルの玄関口とも言えるメトロ12号線のアベス駅 [Abbesses] は丘の上にあるので、ホームはかなり地下深くにあります。
でも、エレベーターを使わずに、是非階段を昇ってみて下さい。(行きも帰りもこの駅を使うのなら、降りる時に・・・)
地上まで果てしなく続く螺旋階段ですが、一面に描かれた様々な壁画が楽しめます。
ここに描かれているのは、モンマルトルのシンボル、サクレ・クール寺院です。


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Wien 2008 / カフェ・モーツァルト

2009-08-14 | Austria

映画 『第三の男』 で登場した、ウィーンの 「カフェ・モーツァルト [Café Morzart]」 の外壁にあったロゴ看板です。
シルエットはもちろん、モーツァルトです。
ウィーン国立歌劇場(通称オペラ座)の近くにあり、観光客で年中混んでいるカフェのひとつです。
モーツァルトトルテというオリジナル・ケーキの他、ウィーンのケーキの代表ザッハートルテも有名です。
カフェ・モーツァルトのすぐそばの、ザッハートルテ発祥のホテル・ザッハー内にあるカフェ・ザッハー [Café Sacher] のオリジナル・ザッハートルテよりも、ここのが好きだという人もたくさん居ます。
(私はどちらも食べていませんが・・・)

Chartres 2009 / 魔女のレストラン

2009-08-13 | France

フランスのシャルトルで見つけた、レストランのサイン(看板)です。
レストランの名前は、「le tripot」、“再生” という意味です。
魔女が骨付き肉を食べている様子は、“美味しいものを食べて、生き返る(元気になる)” という意味がこめられているような気がします。
このサインの支えの部分が手の形をしていて、とても凝っています。
ヨーロッパのお店のサインは、いろんなデザインで楽しませてくれます。


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Makuhari 2009 / 10年目の夏フェス

2009-08-12 | Japan

日曜日、国内最大級の都市型音楽フェスティバル 「Summer Sonic 09」 の最終日に行ってきました。
通称サマソニは、今年で10周年を迎え、いつもは2日間でしたが今年は初めて3日間開催されました。
これは、メイン・ステージとなる千葉マリン・スタジアムのエントランスの様子です。
他にも幕張メッセ内とスタジアム周辺にステージを設け、国内海外のアーティストたちが熱いパフォーマンスを繰り広げます。
サイド・ステージと呼ばれる場所では、お笑いライヴやエア・ギター大会なども行なわれます。
私は別のステージを見ていたので見ませんでしたが、この日のマリン・スタジアムでの大トリは、ビヨンセでした。

Praha 2008 / 雨に濡れた石畳

2009-08-08 | Czech

ヨーロッパの街の石畳の雰囲気は、趣きがあって大好きです。
これはプラハの中心部、旧市街広場とカレル橋を結ぶ “王の道” のひとつ、カルロヴァ通り [Karlova] です。
“王の道” とは、約4世紀に渡って歴代の王が戴冠パレードを行ってきた道を言います。
雨に濡れた石畳の道はより一層風情があり、昼間や夜は観光客でとても賑わうこの通りも、早朝の風景はこんなに静かです。

Rouen 2009 / 壁画の大聖堂

2009-08-07 | France

パリのサン・ラザール駅 [Gare Saint-Lazare] から列車で約1時間で行けるルーアンは、フランスの西部に位置しています。
この街には、印象派の画家モネが連作で描いた、とても美しくて荘厳なゴシック建築のノートルダム大聖堂があります。
フランス国鉄(SNCF)のルーアン駅 [Gare De Rouen] の構内の壁には、その大聖堂を中心に、ルーアンの家並が描かれていました。


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Budapest 2008 / 白亜の国会議事堂

2009-08-03 | Hungary

世界遺産に登録されている、ハンガリーの共和国の首都にある国会議事堂 [Országház / Hungarian Parliament] です。
郊外電車HÉV(ヘーフ)の始発駅があるバッチャーニ広場 [Batthyány tér / Batthyány Square] からの眺めは、ドナウ河にその姿を映し、とても美しくそびえ建っています。
1904年に完成したネオ・ゴシック建築で、中にはハンガリー王国の初代国王、聖イシュトヴァーンの王冠が保管されています。


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Kutna Hora 2008 / コストニツェの骨装飾

2009-08-02 | Czech

世界遺産の街、チェコのクトナー・ホラのセドレツ(Sedlec)という地区にある、コストニツェ納骨堂墓地教会 [Hřbitovní kostel Všech svtých s kostnicí / Cemetery Church of All Saints with an Ossuary] は、内部が全て人骨だけで装飾されています。
ここにあるのは、13世紀~14世紀にペストや宗教戦争で亡くなった大勢の人たちの骨です。
骨の装飾を行なったのは、チェコの木彫師フランチーシェック・リント氏で、これはシュヴァルツェンベルグ家の楯型の紋章です。


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