time goes by

機内持ち込みサイズのスーツケースひとつで、気ままにひとり旅。
日付変更線を越えて、さて、次は何処へ・・・。

Lecce 2010 / 教会のフレスコ画

2011-02-28 | Italy

サンティ・ニコロ・エ・カタルド教会 [Chiesa dei Santi Niccolò e Cataldo] の中は、自然の光が射し込んでとても明るくて気持ちのよい空間でした。
天井を中心に、いろんなところに描かれたフレスコ画は、サンタクロースの起源としての説がある聖ニコラオス(サンティ・ニコロ)の生涯などが描かれています。

自然の光による明暗が美しく演出し、サンティ・ニコロがお迎えしてくれます。
 

教会の入口、拝廊の上部です。


真ん中のクーポラ(ドーム)の内側です。


聖人たちは、何をお祈りしているのでしょう・・・。


身廊と、バロックの細かな装飾が施された祭壇です。
  


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水曜日から2011年最初の旅に出ますので、南イタリアの続きは帰ってきてからになります。
今回は、現存する唯一の大公国で、神奈川県とほぼ同じ面積の小国ながら、世界一平均所得の高い国に行ってきます。ciao!

Lecce 2010 / 教会の繊細な装飾

2011-02-27 | Italy

サンティ・ニコロ・エ・カタルド教会 [Chiesa dei Santi Niccolò e Cataldo] のファサードは、聖人の彫像や細かいレリーフで飾られています。
これはポルタ(扉)の上部で、この部分の装飾は本当に細やかです。

優しい表情をした聖人の彫像は、なんだか癒されます。
 

ファサードも、たくさんの聖人や聖女の彫像で飾られています。
 

Lecce 2010 / 緑に囲まれた教会

2011-02-24 | Italy

レッチェのチェントロ・ストリコ [Centro Storico](歴史的中心地のこと)から少し離れた場所に、緑豊かな広大な土地に美しい教会が建っています。
サンティ・ニコロ・エ・カタルド教会 [Chiesa dei Santi Niccolò e Cataldo] です。

ナポリ門 [Porta Mapoli] を出ると、オベリスクが見えてきます。
アンジェロ・リッツォ広場 [Piazza Angelo Rizzo] です。
 

広場の左側にレッチェ大学があります。お世辞にも綺麗とは言えない校舎です。


オベリスクの向こう側の広い道路フランチェスコ・カラッソ通り [Via Francesco Calasso] を渡り、斜め右のサン・ニコーラ通り [Viale San Nicola] を進みます。
教会は霊園を併設しているので、途中には花屋さんがありました。
イタリアも日本と同じで、故人に供える花は菊の花です。丁度諸聖人の日 [Tutti i Santi](日本のお彼岸のような日)が近かったこともあり、たくさんの菊の花が並んでいました。
 


花屋さんを過ぎると、立派な門が見えてきます。


門をくぐって並木道の参道をひたすら歩いて行くと、やがて教会が見えてきます。
 

Lecce 2010 / 恋人たちの南京錠

2011-02-23 | Italy

レッチェのサントロンツォ広場 [Piazza Sant'Oronzo] の円柱の後ろ、ローマ時代の円形闘技場 [Anfiteatro Romano] を挟んで丁度反対側にある街灯に、南京錠がたくさん付けられています。
これは、“恋人たちの南京錠” [Lucchetti dell'amore] と呼ばれるもので、カップルのふたりがそれぞれ名前を書いて鍵をかけることで、永遠の愛を誓うというおまじないなんだそうです。
個人的には、直訳の “愛のロック” と呼ぶ方が、ロマンティックだと思います。



Lecce 2010 / 城壁の入口

2011-02-20 | Italy

かつては、城壁に囲まれていたレッチェの旧市街。
その城壁にあった街への入口である門が、今でもいくつか残っています。
これは、外側のアンジェロ・リッツォ広場 [Piazza Angelo Rizzo] から見た、レッチェでいちばん大きな門、ナポリ門 [Porta Mapoli] です。
その形から、凱旋門 [Arco di Trionfo] とも呼ばれます。

上部の装飾は、とても細やかです。


ところが、内側はいたってシンプルです。


夜のナポリ門です。


ナポリ門と丁度反対側に、サン・ビアージョ門 [Porta San Biagio] があります。

Lecce 2010 / 街の守護聖人

2011-02-19 | Italy

サントロンツォ広場 [Piazza Sant'Oronzo] にある円柱の上には、街を見守る様にレッチェの守護聖人サントロンツォ [Sant'Oronzo] の像が立っています。
右手を挙げるその姿は、威厳に満ち溢れています。

 

円柱の後ろには、ローマ時代の円形闘技場 [Anfiteatro Romano] があります。



[関連記事]
Lecce 2010 / ローマ時代の円形闘技場 [2010-12-22]

Lecce 2010 / サントロンツォ広場の催し

2011-02-18 | Italy

レッチェに戻ってきました。夜のサントロンツォ広場 [Piazza Sant'Oronzo] です。
上の写真は、レッチェ滞在の最初の夜の広場の様子なのですが、右端にドーム型のワイヤーのようなものが見えるがわかるでしょうか・・・。
実はこれ、広場の中心で開かれるハロウィンのイベントの準備でした。

B&Bのダイニング・ルームから見た、翌日の朝の様子です。なにやら幌を被せています。


更にその翌日にはこうなっていました。


そして、ハロウィン前日の朝です。この日レッチェを離れたので、イベントがどんなものだったかは不明です。
 

Cisternino 2010 / チステルニーノへのアクセス

2011-02-16 | Italy

チステルニーノ・チッタ [Cisternino Città] 駅に着きました。
ホームと線路の段差がほとんどないので、反対側のホームに行く時は普通に横切ります。
ちなみにレッチェ行き最終列車は18:30発ととても早いのですが、マルティーナ・フランカ [Martina Franca] 方面の最終列車は19:52です。
なので、チステルニーノに滞在する以外にこの街へ行くには、チステルニーノからひと駅のマルティーナ・フランカか、マルティーナで乗り換えてふた駅のアルベロベッロ [Alberobello] に滞在中に行くのが便利です。
では、何故私は1時間半もかかるレッチェ滞在中に行ったのかというと・・・。
実はこのSUD-EST線、日祝は運休になるのです。代替のバスが運行されますが、めちゃくちゃ本数が少なくなります。
私のアルベロベッロの滞在がこのあとの土日祝だったのですが、列車が運行している土曜日にどれだけ時間を割けるか読めなかった私は、チェリエに行きたかったこともあり、レッチェにいる間にチステルニーノにも足を伸ばしたというわけです。
ま、結局土曜日の夕方に再び訪れたのですが・・・。

 

 

【プチ情報】
SUD-EST線のHPがリニューアルされていて、とっても使い易くなっていました。
少し前にアクセスした時は変わっていなかったで、ガラッと一新したその変わりようにオドロキました。(笑)

本文中の列車の時刻は、2011年2月現在のものです。詳しくは、下記サイトでお調べ下さい。
FSE : http://www.fseonline.it/ (イタリア語・英語)

Cisternino 2010 / イトリアの谷

2011-02-14 | Italy

そろそろ最終列車の時間が近付いてきました。
レッチェ行きの最終列車は18:30と早く、レッチェまでは1時間半かかります。
チェリエ・メッサーピカからの列車が遅れたため、チステルニーノでの時間がイマイチ物足りなかった私は、このあと別の街に滞在中に、再びチステルニーノに足を運びました。
上の写真は、丘の上の街から駅に向かう道から見下ろした、イトリアの谷 [Valle d'Itria] と呼ばれる窪地です。

ひたすらこの長い道を下って行きます。暮れゆく空が色づいて行きます。


途中で振り返ると、街の入口はこんな感じです。
とっても急な坂道なので、逆に駅から街に向かう時は、道の脇の階段を使うのがベストです。


更に下って丘の上の街を見上げると、石灰岩が張り出したジュゼッペ・ガリバルディ広場 [Piazza Giuseppe Garibaldi] が見えました。
この見晴台から明るい内に広場からイトリアの谷を見下ろしたかったなーと思ったのですが、結局二度目に足を運んだ時も、既に日が暮れかけていたのでした。



[関連記事]
Cisternino 2010 / 旧城塞の塔 [2011-01-27]

Cisternino 2010 / 白い街は夜、灰色に・・・

2011-02-12 | Italy

イタリアに限らず、ヨーロッパの夜は、オレンジ色の街灯に照らされている街が多いと思いますが、チステルニーノの夜は、蛍光灯のような白い灯りがともります。

白い漆喰の壁も、夜は灰色に見えます。
 

イタリアの主婦は、掃除が大好き。特に人の目に触れるところは異常なくらいにお掃除します。
毎日何回もモップで磨いているので、玄関に続く階段はピッカピカに輝いています。

Cisternino 2010 / 小さな街の小さな教会

2011-02-11 | Italy

30分もあればサクッと、1時間あれば十分に街を散策できるくらい、チステルニーノのチェントロ・ストリコはこじんまりしています。
そんな小さな街の中に、可愛い教会がありました。サンタ・ルチア教会 [Chiesa di Santa Lucia] です。

中に入ってみました。祭壇もシンプルで可愛いです。


夕方と夜の姿です。
 

街の中心、ヴィットリオ・エマヌエーレ広場 [Piazza Vittorio Emanuele] です。
時計塔の下はバール [Bar] になっていて、住民には欠かせない憩いの場所です。
このバールは、BS日テレで放送中の 『小さな村の物語 イタリア』 で紹介されたこともあります。


お洒落でモダンなデザインのバール。でも若者だけでなく、お年寄りもくつろいでいました。

Cisternino 2010 / 人懐っこい猫ちゃん

2011-02-10 | Italy

イタリア語で猫のことはガット [gatto]、子猫はガッティーノ [gattino] と言います。
実は私は犬派なのですが、旅先では猫に出会うことが多く、しかも何故か猫に好かれます。
チステルニーノの旧市街でも、そんなにゃんこに出会いました。
しゃがんで撫でてあげようとしたら、ひょいっと膝の上に乗ってきました。
しばらく遊んでからバイバイしても、小さな街なので何度も出会い、そしてその度に膝の上乗ってきた人懐っこいにゃんこでした。

目が合ったので、“おいで!” と手を差し出すと、一目散に駆け寄ってきました。


散策をしていると、ちっちゃな窓枠にちょこんと座って、待っていました。
この写真を撮ったあと、私の肩に乗ろうとしてきたので、抱っこしてあげました。



[関連記事]
Wien - Heiligenstadt 2008 / ベートーヴェンガングの猫 [2010-10-25]

Cisternino 2010 / アマーティ家の宮殿

2011-02-08 | Italy

チステルニーノのチェントロ・ストリコの周囲に残っている旧城壁の一部に、アマーティ家の宮殿 [Palazzo Amati] があります。
3つのアーチ型のバルコニーと塔 [Torre Amati] が目印です。

チェントロ・ストリコへの入口ポルタ・グランデ [Porta Grande] は、宮殿の近くにあります。
ポルタ [porta] とは城門という意味ですが、今は門がありません。


ポルタ・グランデの広場にある教会のファサードは、とてもシンプル。


チェントロ・ストリコのもうひとつの入口ポルタ・ピッチェンネ [Porta Piccènne] は、街を挟んでポルタ・グランデの反対側にあります。
こっちの方が、入口っぽいです。
 

Cisternino 2010 / 白亜の迷宮に迷い込んでみる

2011-02-05 | Italy

チステルニーノのチェントロ・ストリコは、路地が複雑に入り組んでいて、まるで迷路のようでした。
気付けば、“あれ? ここさっきも通った?” と、何度も同じところをぐるぐる・・・。
この街は、プーリア地方の他の白い街の建物よりも、フライング・バットレスと呼ばれる空中にアーチを架けたような梁が多く見られます。
これは建物の外壁の補強のためのもので、壁全体を厚くするよりも効果的なのだそうです。
家々がとても細い路地に挟まれて密集するように建っているので、その特徴が活かされているのですね。

フライング・バットレスは、建物を支えるだけでなく、視覚的な装飾効果もあります。