time goes by

機内持ち込みサイズのスーツケースひとつで、気ままにひとり旅。
日付変更線を越えて、さて、次は何処へ・・・。

Hall in Tirol 2010 / コイン鋳造所

2011-10-28 | Austria

16世紀から、コインの製造で栄えたハル・イン・チロルの街。
ここハーゼック城 [Burg Hasegg] では、かつて銀貨が鋳造されていました。ここで鋳造された当時の世界最大の銀貨 「ターラー」 は今日のドル (ダラー) の先駆けと言われています。
やがてコイン鋳造所は閉鎖されてしまいますが、インスブルック冬季オリンピックを機に再開しました。
そして現在はコイン博物館になっていて、今でもメダルや記念硬貨など、特別なコインの鋳造が行われています。

ハーゼック城は、ハプスブルク家のマクシミリアン1世が結婚式を挙げたところとしても知られています。


残念ながら、閉館時間ギリギリの訪問だったので、外観だけの見学になってしまいました。
塔の上に登れるで、是非上からチロルの街並を眺めたかったです。



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明日から、ドイツに行ってきます。
今回の目的はサッカー観戦なのですが、それなりに観光もしてきますので、またこちらで紹介したいと思っています。
もうすぐ11月だというのに、関東は来週また真夏日になるそうです。
果たして、帰ってくる頃には寒くなっているのでしょうか・・・?

Hall in Tirol 2010 / 学校帰り

2011-10-23 | Austria

オーストリア・アルプスの麓、ハル・イン・チロルの街の子供たちです。
丁度学校帰りの時間帯でした。

彼(左)は、このあと一目散におもちゃ屋さんに入って行きました。


お母さんと一緒。


Hall in Tirol 2010 / 市庁舎は国旗色の窓

2011-10-17 | Austria

これは、オーストリアの国旗です。


ハル・イン・チロルの市庁舎 [Rathaus] の窓は、この国旗と同じ配色になっていて、とっても可愛い感じでした。閉めると完全に国旗になります。
オーストリア・アルプスの山々の背景も似合います。


こんな小窓も。


飛び出た屋根の装飾に、ひとつひとつ丁寧な絵が描かれています。
 


市庁舎に併設されたカフェ、その名もまんま市庁舎カフェ [Rathaus-Cafe] です。


Hall in Tirol 2010 / 黄色い自転車とベンチ

2011-10-11 | Austria

パン屋さんの前に停めてあった、一台の自転車。黄色い色が気になります。
でも、色よりも気になったのが前輪です。補助輪が前輪に付いていて、これで倒れません。

この自転車、郵便配達用なのです。細い路地が多い街なので、自転車が大活躍してそうです。


こちらは、雑貨屋さんの前にあった黄色いベンチ。
この色が合っていなさそうで、妙にフィットしています。


Hall in Tirol 2010 / チロルの山の麓

2011-10-05 | Austria

今月は、オーストリア・チロル州の田舎町、ハル・イン・チロルを紹介します。
ハル・イン・チロルは、中世より盛んな岩塩の採掘と貨幣の鋳造で発展した、歴史ある街です。
州都インスブルックから、路線バスで約40分で行けます。

オーストリア・アルプスの麓にある街。あちこちから、美しい山々が見えます。
 Schlossergasse(シュロッサー通り) 
 Schulgasse(シュール通り)

チロルの雄大な山に癒されます。
 



[関連記事]
Hall in Tirol 2010 / チロルの坂の街 [2010-03-20]

Brugge 2011 / お店いろいろ

2011-09-26 | Belgium

ブルージュのいろいろなお店を紹介します。上の写真のお店はアイスクリーム屋さん。

まずは、ベルギーと言えばやはりコレですね。ワッフル!
こちらはサクサクタイプの焼きたてワッフル、チョコレートソースがけ。


マルクト広場 [Markt] からブルク広場 [Burg] に行く途中にあるこのお店はカフェ・レストランですが、ワッフルのテイクアウトもできました。店内で焼きあがるのを待ちます。
 

シント・アマンズ通り [Sint-Amandsstraat] にある、行列のできるワッフル屋さん。


もうひとつ、ベルギーと言えばチョコレート。街の至るところにショコラティエがありました。


フランドル地方はレース創造の地としても有名で、レース製品のお店もたくさんありました。
 

青果店の店先。写真右上のきのこ、面白い形をしています。


こちらはソープ専門店。いろいろな香りのするカラフルなソープで埋め尽くされていました。


Brugge 2011 / 街並いろいろ

2011-09-20 | Belgium

いろいろなブルージュの旧市街の様子です。

馬車も似合うメインストリート、ステン通り [Steenstraat] には、いろんなお店が並び、地元の人々や観光客で賑わっています。


聖母教会 [Onze-Lieve-Vrouwekerk] 沿いのマリア通り [Mariastraat] です。
 


マルクト広場 [Markt] から北側に伸びるフラーミング通り [Vlamingstraat] です。


そのフラーミング通りを歩いていると、オレンジ色のVespa集団が走り過ぎて行きました。


そしてこの通りには、こんなアンティークな映画館がありました。


路地裏も雰囲気あります。

 
ズワールテレールタウウェルス通り [Zwarteleertouwersstraat] からの夕焼け。


Brugge 2011 / ネオゴシック様式の聖血礼拝堂

2011-09-17 | Belgium

聖血礼拝堂 [Heilig-Bloed Basiliek] の2階部分は、19世紀に増築されたネオゴシック様式の礼拝堂になっています。
1階とは打って変わって、フレスコ画やステンドグラスの美しい色が印象的です。

祭壇に画かれたフレスコ画は圧巻。


ハプスブルク家出身のオーストリア大公マクシミリアン1世がブルゴーニュのマリアと結婚したことで、ハプスブルク家の支配下になったブルージュ。
この礼拝堂には、ハプスブルク家の女帝マリア・テレジアと夫フランツ・シュテファンや、マクシミリアン1世とマリア、マリアの息子フィリップとスペインの王女ファナなど、ハプスブルク家の人々のステンドグラスが並んでいます。
 


こちらは、祭壇の反対側にあたる西側のステンドグラスです。


南側にある礼拝堂です。(TOPの写真の右奥部分)


Brugge 2011 / ロマネスク様式の聖血礼拝堂

2011-09-12 | Belgium

ブルク広場 [Burg] の市庁舎 [Stadhuis] の右隣に、聖血礼拝堂 [Heilig-Bloed Basiliek] があります。
この礼拝堂は、12世紀にフランドルの伯爵が、第2回十字軍遠征の際にエルサレムから 「キリストの血」 とされる液体を持ち帰り、一族の礼拝堂に奉納したことが由来となっています。
入口はふたつあり、礼拝堂は1階と2階の二層構造になっています。

正面は、金色の像で飾られています。真ん中下段に、ブルゴーニュのマリアの像もあります。
先日記事にした聖母教会 [Onze-Lieve-Vrouwekerk] で眠っているマリアです。
マリアの夫は、神聖ローマ帝国の皇帝マクシミリアン1世です。
 

まずは重い扉を開けて、1階の礼拝堂に入ってみます。


石造りのとても薄暗くて小さな、聖バシリウスのロマネスク様式の礼拝堂です。


キリスト像の膝に触れると幸運に恵まれる、というご利益があると言われています。


聖母マリアは、傷付いたキリストを抱きかかえています。


横にあるアーチの上にあった石の彫刻です。
入口に貼られてあった礼拝堂を案内するポスターにこの写真があったのですが、これが何を表しているのかの説明がなかったのでわかりません。
一羽の鳥が幼子を守っている様子なのでしょうか・・・。


聖血の遺物は礼拝堂に大切に保管されていて、金曜日にしか開帳されません。
毎月5月のキリスト昇天祭には 「聖血の行列」 が行なわれ、ブルージュで最大のお祭となっています。

Brugge 2011 / フランドル最古の市庁舎

2011-09-08 | Belgium

今月も、もう少しブルージュにお付き合い下さい。
今日紹介するのは、フランドル地方最古の市庁舎 [Stadhuis] です。
ちなみに、フランダース [Flanders] というのは英語由来の読み方で、フランドル [Flandre] はフランス語由来です。
日本では 『フランダースの犬』 のおかげで、フランドルというよりも馴染みがあるかも知れません。

市庁舎は、かつてのフランドル伯の館(ブルク)があったことで名が付いたブルク広場 [Burg] にあります。
ブルク広場は、市庁舎、古文書館 [Oude Griffie] 、裁判所 [Paleis van het Brugse Vrije] 、聖血礼拝堂 [H.Bloed-Basiliek] の4つのゴシック様式の建物に囲まれています。
 

真ん中の黄色いフラッグが、ベルギーの国旗です。
1376年に着工して1420年に完成した歴史ある建物ですが、古さは全く感じられません。


私が訪れた時は、丁度閉館の時間だったので入れなかったのですが、2階にある木で装飾された天井のアーチが荘厳なゴシック様式のホール、ゴシックの間 [Gotische Zaal] を見学することができます。



Brugge 2011 / 聖母教会の有料見学ゾーン

2011-08-30 | Belgium

聖母教会 [Onze-Lieve-Vrouwekerk] の有料見学は、北扉とは反対側の南扉から入ります。
中に入ると、右奥のチャペルにミケランジェロの 『聖母子像』 が見えます。

まずは、聖人が迎えてくれます。


説教壇は、有料ゾーンからだと後ろ側になります。


『聖母子像』 のチャペルの横を通って、ギャラリーになっている南側廊に進みます。
 

クワイアに入ると、そこにはブルゴーニュ侯爵チャールズと、その娘マリアが眠っています。
そう、ここはお墓です。
 


棺に掘られたチャールズ公爵の紋章。


こちらは娘メアリーの紋章。 


神聖で荘厳なキリストの絵画が飾られていて、ふたりを見守っているかのようです。
 

クワイアからは、パイプオルガンのパイプが間近に見えます。


クワイアを出て回廊に行くと、ステンドグラスの下に、ブルージュで活躍した初期フランドル派の画家ヘラルト・ダヴィト [Gerard David] の 『テーバー山のキリスト』 が飾られています。
ダヴィトは、この教会に埋葬されています。
 

やはり有料だけあって、見応えのある教会内でした。

Brugge 2011 / 聖母教会の無料見学ゾーン

2011-08-27 | Belgium

聖母教会 [Onze-Lieve-Vrouwekerk] の見学は、無料ゾーンと有料ゾーンに分かれています。
マルクト広場 [Markt] の方から行くと、教会の北側に辿り着きます。
北扉から入ったところは、無料ゾーンです。ちなみに、先日紹介したミケランジェロの 『聖母子像』 は、有料ゾーンにあります。

北扉から中に入ると、天使が迎えてくれます。


身廊から、中心部分全体を見ることができます。


ずっしりとした彫刻で装飾された説教壇や内陣にあるパイプオルガンも、近くで見ることができます。
 

北側廊が無料ゾーンになっています。


向こう側にふたり見学者が見えます。彼らの前方奥に、 『聖母子像』 が祀られています。
手前の女性が居るクワイアは、有料ゾーンです。


北側廊にある礼拝堂です。
 

なんとも言えない、優しさに包まれた木彫りのオブジェが置かれていました。


美しい歌声が聞こえてくるなと思ったら、讃美歌の合唱が行なわれていました。





Brugge 2011 / ミケランジェロの聖母子像

2011-08-23 | Belgium

ブルージュでいちばん楽しみにしていたのは、ミケランジェロ作の 『聖母子像』 [Maria met Kind] に会うことでした。
バチカン市国、サン・ピエトロ大聖堂 [Basilica di San Pietro in Vaticano] のピエタ [Pietà] といい、ミケランジェロの聖母は本当に優しい表情をしていて、その場に佇んで見つめているだけで心が安らぎます。

この 『聖母子像』 は、聖母教会 [Onze-Lieve-Vrouwekerk] にあります。
 

教会に近付いて行くと、人々が何かに見入っています。そして軽やかな音楽が聞こえてきました。


皆、教会の前で民族楽器を奏でるデュオの演奏を見ていたのでした。


『聖母子像』 が祀られている祭壇です。像の前にはガラスが張られています。
 

『聖母子像』、少し横からと真正面から。
 

Brugge 2011 / ふたりの英雄

2011-08-14 | Belgium

マルクト広場 [Markt] にある、肉屋のヤン・ブレーデル [Jan Breydel] と織布工のピーター・ド・コーニング [Peter de Koning] の彫像です。
このふたりは、都市の自治を守るため、市民軍の指導者となってフランスの騎士軍を破った英雄です。

広場を挟むように、鐘楼 [Belfort] と向かい合って建っています。


昼と夜の、西フランドル州政府庁舎 [Stadhuis] 側です。
 


Brugge 2011 / お城のような政府の建物

2011-08-10 | Belgium

マルクト広場 [Markt] の東側にある建物は、西フランドル州政府庁舎 [Stadhuis] です。
整った美しい姿は、まるでお城のようです。

下に入口がある右側の窓ふたつだけ、下に彫像の装飾があったので、近寄ってみました。


右横に隣接しているのは、郵便局です。
こんなステキな建物なら、用がなくても毎日のように郵便局に行っちゃいそうです。


こちらは左横に隣接している建物ですが、何に使用されているのかわかりません。


全体像はこんな感じ。この風景に、馬車がとっても似合います。