シネマコミュニケーター高橋裕之のシネマ感blog

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安部公房原作 石井岳龍監督作 映画「箱男」宝塚シネピピア10/18(金)公開

2024-10-14 23:44:49 | 2024年関西公開作
(C)2024 The Box Man Film Partners
 
宝塚シネピピア
 
10/18(金)から10/31(木)上映決定
 
安部公房原作
石井岳龍監督作
映画「箱男」
 
<あらすじ>
『箱男』 ――、それは人間が望む最終形態、
すべてから完全に解き放たれた存在。
ダンボールを頭からすっぽりと被り、
都市を徘徊し、覗き窓から一方的に世界を覗き、
ひたすら妄想をノートに記述する。
カメラマンである“わたし”(永瀬正敏)は、
街で偶然目にした箱男に心を奪われ、
自らもダンボールをかぶり、のぞき窓を開け、
遂にその一歩を踏み出すことに。
しかし、本物の『箱男』になる道は険しく、
数々の試練と危険が襲いかかる。
“わたし”をつけ狙い『箱男』の存在を
乗っ取ろうとするニセ医者(浅野忠信)、
すべてを操り『箱男』を
完全犯罪に利用しようと企む軍医(佐藤浩市)
“わたし”を誘惑する謎の女・葉子(白本彩奈)……。
果たして“わたし”は本物の『箱男』になれるのか。
 
<高橋裕之のシネマ感>
冒頭からいきなりハマってしまった。
このノリはなんなんだろうね。
箱男VSカメラマン?
シネスコで魅せるアクションも良い。
気心知れたメンバーで
真剣に楽しく製作した感が伝わる。
永瀬正敏
浅野忠信
佐藤浩市
渋川清彦
川瀬陽太
の5人に石井岳龍監督
それに中村優子
今後の株になる白本彩奈
羅列だけで凄いと思う。
観客もそうだけど
登場人物が
皆、「箱男」のハマっていくね。
「箱男」の視界の世界が面白い。
台詞(脚本)も良い作品だと思う。
不思議な体験エピソードも
笑っちゃいます。
幻想的で
ポストカードにしたいシーンも。
箱男VS箱男も変態的でユニーク。
後半、複雑になる部分もあるが
理解できると、それも面白い。
でも「箱男」にとりつかれた者の
世界は乱れていく。
ラストも衝撃。
ベストエンディング~
観終わったら
段ボールを被ってみようかな?
と思う自分がいたりする。
 
 
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ドキュメンタリー映画 「骨を掘る男」静岡まちなかシネマ10月19日(土)公開

2024-10-14 10:47:19 | 2024年関西公開作
(C)Okuma Katsuya, Moolin Production, Dynamo Production
 
山形県鶴岡市 鶴岡まちなかキネマ 0235-64-1441 10月19日(土)~11月1日(金)
*火曜休館
 
 
ドキュメンタリー映画
「骨を掘る男」
 
 
<概要>
 
※具志堅隆松
沖縄戦の戦没者の遺骨を40年以上にわたり収集し
これまでに、およそ400柱を探し出した。
彼は自らを“ガマフヤー”と呼ぶ。
ガマは沖縄の自然壕、フヤーとは掘る人という意味だ。
砕けて散乱した小さな骨、茶碗のひとかけら、
手榴弾の破片、火炎放射の跡…
拾い集めた断片から、兵隊か民間人か、
どのような最期をとげたか推察し、想いを馳せ、弔う。
掘ってみるまで、
そこに本当に骨が埋まっているかどうかはわからない。
それでも掘りつづける行為を具志堅は、
観念的な慰霊ではなく「行動的慰霊」だと言う。
沖縄本島には激戦地だった南部を中心に、
今も3000柱近くの遺骨が眠っているとされる。
沖縄の人びとや旧日本軍兵士のものだけではない。
米軍兵士、朝鮮半島や台湾出身者たちの
骨を含んだ島の土砂が辺野古新基地のための
埋め立て工事に使われようとしている。
 
(C)Okuma Katsuya, Moolin Production, Dynamo Production
 
 
※奥間勝也監督
沖縄戦で大叔母を亡くした戦没者遺族である。
しかし、生まれるはるか以前に亡くなった
大叔母とは会ったことがない。
具志堅の遺骨収集に同行し、
沖縄戦の膨大なアーカイブ映像に目を凝らし、
大叔母の生きた痕跡を探す奥間は、
繰り返しこう自問する。
「出逢ったことのない人の死を悼むことはできるのか?」
その問いはやがて「平和の礎」に刻銘された24万の名を読み上げるいくつもの〈声〉と共鳴し、
戦火と分断の時代を生きる私たちを震わせる。
どうすれば遠く離れた人の痛みとともに
あることができるのか?
(C)Okuma Katsuya, Moolin Production, Dynamo Production
 
<高橋裕之のシネマ感>
 
沖縄=戦争を
描いてきた映画
取り上げてきた
ドキュメンタリー映画は数知れず
本作も題名の印象から離れた
沖縄を考える作品。
 
遺骨から色んな事がわかる。
自決の状況など。
 
少人数のスタッフで
製作されているが
メッセージ色は膨大である。
 
遺留品なども話を聞いても
戦争の悲惨さが伝わってくる。
 
(C)Okuma Katsuya, Moolin Production, Dynamo Production
 
具志堅隆松さんの活動の記録と
奥間勝也監督のルーツ的な思いが
クロスしながら進行していく。
 
具志堅隆松の行動は素晴らしい。
 
やはり基地問題も出る。
 
撮影中にも遺骨がみつかり
まだまだINGの問題だ。
 
基地、現実、当時の
映像の組み合わせも
何とも言えない気持ちになる。
 
基地反対運動も
今まで知らなかった展開も。
 
部落問題の要素も。
 
76年もの間、埋まっていた骨。
 
骨上げシーンも。
 
「その人の名前を読み上げる」
それは大事な事。
 
(C)Okuma Katsuya, Moolin Production, Dynamo Production
 
 
 
終盤に向けて
話は”世界平和”への祈りに近づく。
 
【2024年11月24日(日) 新潟県長岡市 上映会】
[上映時間]10:20~(開場:10:00)
●上映後:福本圭介氏(新潟大学教授)トークセッション
[会  場]アオーレ長岡市民交流ホールA 【会場アクセス】
[主  催]長岡アジア映画祭実行委員会!
  TEL:090-4520-4222 e-mail:nagaokatsukurukai★gmail.com (★を@にかえてください)
  【上映会詳細はこちら】
【2024年11月29日(金) 神奈川県横浜市 上映会】
[上映時間]13:00~(開場:12:00)
●上映後:奥間勝也監督×栗原俊雄さん(毎日新聞専門記者、ジャーナリスト)によるトークショー開催
[会  場]横浜市緑区民センター みどりアートパーク 【会場アクセス】
[主  催]「ひと・まち」長津田倶楽部
  TEL:070-6640-8727 e-mail:rbykg417★yahoo.co.jp (★を@にかえてください)
[参加お申込みは下記より]
・Peatix フォーム(クレジット払いご希望の方)*10月5日より公開
・Googleフォーム(現金支払いがご希望の方)随時受付
・前売り みどりアートパーク窓口 *10月5日より発売

 

 
 
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映画「ひとつの空」遠藤一平監督ZOOMインタビュー

2024-10-14 10:42:52 | 2024年関西公開作

映画「ひとつの空」遠藤一平監督ZOOMインタビュー

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甲斐さやか監督作 映画「徒花 ADABANA」 10月18日(金)公開

2024-10-14 10:38:56 | 2024年関西公開作
(C)2024「徒花 ADABANA」製作委員会 / DISSIDENZ
 
10月18日(金)公開
 
甲斐さやか監督作
映画「徒花 ADABANA」
(あらすじ)
裕福な家庭で育った新次(井浦新)は、
妻との間に一人娘も生まれ、
周りから見れば誰もが望むような
理想的な家族を築いていた。
しかし、
死の危険も伴うような病気にむしばまれ、
とある病院で療養している。
手術を前にした新次には、
臨床心理士のまほろ(水原希子)が
心理状態を常にケアしていた。
しかし毎日眠れず、食欲も湧かず、
不安に苛まれている新次。
まほろから
「普段、ためこんでいたことを話すと、
手術に良い結果をもたらす」と言われ、
過去の記憶を辿る。
そこで新次は、海辺で知り合った
謎の「海の女」(三浦透子)の記憶や、
幼い頃の母親(斉藤由貴)からの
「強くなりなさい、そうすれば守られるから」
と言われた記憶を呼び起こすのだった。
記憶がよみがえったことで、
さらに不安がぬぐえなくなった新次は、
まほろに「それ」という存在に
会わせてほしいと懇願する。
「それ」とは、病気の人間に提供される、
全く同じ見た目の“もう一人の自分(それ)”であった。
「それ」を持つのは、
一部の恵まれた上層階級の人間だけ。
選ばれない人間たちには、
「それ」を持つことすら許されなかった。
新次は、「それ」と対面し、
自分とまったく同じ姿をしながらも、
今の自分とは異なる内面を持ち、
また純粋で知的な「それ」に
関心を持ちのめりこんでいく。
 
<高橋裕之のシネマ感>
 
題名が”和”的だけどSFドラマ。
 
近未来の物語なんで
病気や手術も法律で管理されている。
 
でも”生命”の話だ。
 
政略結婚が主人公に影響してる。
 
不思議な感覚で展開する。
 
「それ」の存在が話の中心に
次第になってくる。
 
新次と「それ」の二役の
井浦新の演技から目が離せない。
今更ながら新境地
 
特撮やCGを使わず
雰囲気や撮り方、
内容でSF感を出せた作品。
 
終始不思議な展開
 
長編2作目だけど
監督色がなんとなく出てると思います。
 
※関西公開劇場※
大阪 テアトル梅田(旧シネ・リーブル梅田)
大阪 イオンシネマ茨木
京都 アップリンク京都
兵庫 シネ・リーブル神戸
 
 
 
 
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今関あきよし監督作 猫語ムービー 「しまねこ」大阪府 シアターセブン 10月19日(土)公開

2024-10-14 01:16:35 | 2024年関西公開作
<作品紹介パターン>
 
今関あきよし監督作
猫語ムービー
「しまねこ」
 
(HPニャー)
 
(あらすじニャー)
チョコ、ココア、ミントは、
瀬戸内海の島に住む野良猫たち。
日向ぼっこしたり、
毛づくろいをしたり昼寝をしたり、
時には冒険したりしてのんびり暮らしている。
でも実はココアはかつて交通事故で怪我をし、
ミントは可愛がってくれた家族から
捨てられた悲しい過去があった。
そしてチョコは海に飛び込んで泳ぐのが好き。
でもそれは虐待を受けていたからだろうか?
助けてくれた大きな手を覚えているが
小さな頃だったため、よく憶えていない。
そんなある日、海に落ちてしまったチョコを
優しい手の誰かが救い出してくれて…。
 
 
<高橋裕之のシネマ感ニャー>
猫語を日本語字幕で。
今までになかったよね?作風。
映像が美しい。
直ぐに、この世界観に馴染む。
ピュアで可愛い作品。
衣装が白。
自然をとらえているね。
(自然が映える)
完全には猫風な動き仕草を
しないのが逆に良い。
気持ちを全て表情で演技だね。
そう猫と少女が一体化になっている。
第2章的?
猫たちの問題の様だが
それは人間にも共通する問題。
この作品に出てくる人間は
良い人ばかりだ。?
ミント✖朝日さん(ユッコ)
ココア✖トキワさん
チョコ✖あなた
※良いエピソード※
微笑ましくなるシーンも。
その撮り方で
観客も猫になった気分に。
ラストの方も良いニャー。
三人の少女の島映画ともとれる。
少年を使う時は”犬”か?
皆さん、観ニャーきゃ、っと。
 
公開!
大阪府 シアターセブン 10月19日(土)~
10/19(土) 13:30の回 上映後舞台挨拶予定
<登壇者>
美咲姫さん、大島葉子さん、今関あきよし監督
10/26(土) 上映後舞台挨拶予定
<登壇者>
今関あきよし監督
 
 
 
広島県 シネマモード 10月18日(金)~
岡山県 シネマクレール10/25(金)-
栃木県 小山シネマロブレ 11/1(金)-
栃木県 宇都宮ヒカリ座 12/13(金)-
愛知県 シネマスコーレ 近日公開
 
 
 
今関あきよし監督ZOOMインタビュー
「しまねこ」版

 

 

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映画「とりつくしま」京都・神戸公開

2024-10-14 00:47:48 | 2024年関西公開作

(C)ENBUゼミナール

 

関西京都府出町座10/18(金)~

関西兵庫県元町映画館10/19(土)~

 

映画「とりつくしま」

(HP)
http://toritsukushima.com/

(予告編)
https://youtu.be/3SZj8TJqMlI?si=x8RacTELK0VMkG4p

<概要>
本作は、東直子の小説
『とりつくしま』(筑摩書房)を原作に、
娘である東かほり監督が脚本・監督した“特別な映画”です。
2007 年に発行された小説『とりつくしま』は、
すでに失われた人生のかけがえのない記憶がよみがえり、
切なさと温かさと哀しみ、
そして少しのおかしみが滲み出る 11 篇の短篇集です。
母が生み出した原作の 11 篇の中から、
「トリケラトプス」「あおいの」
「レンズ」「ロージン」の4篇を紡ぎ、
オリジナルストーリーを加えて映画化しました。

死んでしまったあと、
モノになって大切な人の近くにいられるとしたら、
あなたは何になりますか?
亡くなった人に、「とりつくしま係」が問いかける。
この世に未練はありませんか。
あるなら、
なにかモノになって戻ることができますよ、と。

<高橋裕之のシネマ感>
まずは「とりつくしま」とは?
の説明からと”死”の話。

とりつくしま係とのやりとりが
まずは微笑ましいなと思った。

本編への導入も良い。

①「トリケラトプス」
恐竜の絵が描かれたマグカップです。

展開はアイディア勝ちですね。

”愛”を描いているなあ~

今が回想シーンに繋がる

ほんわか面白いシーンから
危ないシーンに・・・

”とりつくしま”の後悔か?

死んでも切ないのが切ない

でも”夫婦”は?

②「あおいの」
公園のジャングルジム

①と違い、人々を描いている。

これはこれで切ない話。

不思議な話でした。

③「レンズ」
カメラですね。

おばあちゃんは採られてた
被写体だったんだ。

②に繋がる?

④「ロージン」
野球の消耗品に。

①の夫が②の公園を通る

とりつくしま係が
映画にとりつくしまやね。

 

 

 

東かほり監督ZOOMインタビュー

(高橋裕之のシネマ感ハイシーンver50)

 

 



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