シネマコミュニケーター高橋裕之のシネマ感blog

シネマコミュニケーター称号授与から18周年
感じる×感想×伝道×映画館=シネマ感
尼崎から全国へ映画情報を発信中!

韓国映画「地獄でも大丈夫」いよいよ神戸公開!

2025-01-24 18:08:57 | 2024年関西公開作
 
神戸 元町映画館  2025年 1月25日(土) ~
 
 
 
韓国映画「地獄でも大丈夫」
109分/シネスコ
 
(HP)
 
 
(あらすじ)
二人だけの決死の修学旅行がはじまる―
いじめに悩まされてきたナミとソヌは、
クラスメイトとの修学旅行に行かずに
自殺を図ろうとするもやはり断念。
2人は死ぬ前に、自分たちをいじめたリーダーで、
今はソウルで幸せに暮らすチェリンへの復讐のため、
2人だけの修学旅行の旅に出る。
遂にチェリンと再会するも、
なんと改心して別人のようになっていた・・・。
チェリンが改心するきっかけとなった
インチキくさい宗教団体の施設で過ごすこととなった
ナミとソヌの復讐計画は果たして実行されるのか!?
 
<高橋裕之のシネマ感>
新鋭・イム·オジョン監督の
鮮烈なデビュー作である。
 
題名に反してPOPな感じで始まるが
”イジメ”という名の”地獄”が存在する。
 
でも自殺未遂がきっかけで
”地獄”という思いからの脱出で
第一の転換!
 
女子二人のバディストーリーです。
 
そして復讐修学旅行へ・・・
 
信じる者は救われる路線
微妙に不思議な異様さがある。
 
予想外の展開だが
じっくり見守る感じで鑑賞。
 
シリアス度が増してくる。
 
新宗教的?要素。
 
驚きの展開になるが
そこが見所で興味深い。
 
本当の悪とは?
※あえて正義と書かない※
 
本当に題名から
あらすじから予想できない話。
 
しかし奥底のテーマはしっかりしている。
 
 
 
 
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映画「悠優(ゆうゆう)の君へ」十三シアターセブンアンコール公開

2025-01-14 22:56:26 | 2024年関西公開作
(C) 2023「悠優の君へ」製作チーム
 
 
<作品紹介パターン>
いよいよ監督の地元
関西公開始まる!
 
映画「悠優(ゆうゆう)の君へ」
上映時間58分(HP)
※【強迫性障害とは】の
説明もありますが
作品内でも描かれています※(予告編)
 
(あらすじ)
人との間に壁を感じ、
学校や家で一人で過ごしている
高校生の悠<はる>(水崎涼花)
4月になり、
女子バスケ部のマネージャーをしている
優乃<ゆうの>(小谷慈)と同じクラスになる。
いつも明るく友だちと楽しく過ごしている優乃は、
時々「定休日」と称して学校を休んでいた。
ある朝、悠が遅刻して登校しようとすると、
近くのベンチにうずくまっている
制服姿の優乃を見かける。
別の日の朝も、
公園で時間を持て余している優乃に出会う。
「学校に行きたくない」という優乃を、
悠は近くの海辺へと誘う。
悠は、入学した頃から優乃のことが気になっていた。
いつも同じ時間に人けのない手洗い場で
手を洗い続けている優乃の姿を偶然見ていたのだ。
優乃は、抱えている悩みを
誰にも悟られないよう必死に隠して生きていたが、
悠に知られていたことを知り、
打ち明けることを決める。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
福原野乃花監督の実体験を元にしている。
 
強迫性障害を知る、理解する作品。
 
知らないと知らずのうちに
ヘイトしてるかもしれないね。
 
明るくても悩みはある(優乃)
 
空→白→自由の表現か?
 
誰かに打ち明ける事が大事
打ち明ける相手がいることが大事
難しい事ではあるけど。
 
40分頃のシーンも印象的
 
強迫性障害を知ってもらうための作品
でもソフトな感じで描いている。
 
ロケ地としては
葺合高校
アジュール舞子が映る。
 
※この意味を知ってみると
なるほどと納得。
<悠優とは>
1.
こせこせせず、十分ゆとりがある態度。
「―と歩く」
2.
限りなく、はるかなさま。
「―たる天空」
 
〇公開情報
 
〇公開情報 十三シアターセブン
アンコール公開 2025年
1/18(土)〜24(金)
1/18(土)18:00の回上映後 舞台挨拶予定
<登壇者> 福原野乃花 監督
1/19(日)18:00の回上映後 舞台挨拶予定
<登壇者> 福原野乃花 監督
1/22(水)14:40の回上映後 舞台挨拶予定
<登壇者> 福原野乃花 監督
 
 
栃木県 宇都宮ヒカリ座 2025/1/17(金) ~
群馬県 前橋シネマハウス 2025/1/25(土)~
 
 
福原野乃花監督ZOOMインタビュー

 

 

 
 
 
 
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55分の小さな自主映画が起こした奇跡 映画「最後の乗客」1月17日(金)宝塚シネピピア公開

2025-01-11 20:38:50 | 2024年関西公開作
(C)Marmalade Pictures, Inc.
 
宝塚シネピピア
1/17(金)から1/30(木)上映決定!
 
55分の小さな自主映画が起こした奇跡
映画「最後の乗客」
 
<あらすじ>
深夜のタクシー 
偶然乗り合わせた4つの人生。
道行く先に待つ、予想外の結末。
タクシードライバーの間で “深夜、
人気のない歩道に立ちずさむ女“の噂話がささやかれるなか、
今日も遠藤はひとりハンドルを握り
閑散とした住宅街を流していた。
いつもと変わらぬ夜―。
噂の歩道傍で、手をあげる人影。
顔を隠すように乗り込んできた女性が告げた行き先は「浜町」。
走り出すや、路上に小さな女の子と
母親の二人が飛び出してきた。
どうしても乗せて欲しいと言って聞かない
その母娘を同乗させると、行き先はやはり「浜町」。
奇妙な客と秘密を乗せたタクシーは。
目的地へと走りだすーーー。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
東日本大震災から10年の宮城が舞台
ファーストキーワード”奇蹟”
1組目の乗客
「浜町」まで顔を隠した女性
2組目の乗客は
飛び出してきた母娘
そして不思議な偶然が~
台詞がミステリアス
観客としては勝手に
話の展開を予想してしまう。
とにかく台詞を一語も聞き逃さないように。
そして全ての行動が意味深
”お守り””おにぎり”への想い
”手紙”の存在
10分話が進むとまたまた不思議
漂流ポスト?
やはりになるのだが・・・・・
「最後の乗客」がわかる?
徐々に不思議なパズルが
解いていく。
 
 
 
コメント (1)
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映画「アイミタガイ」 宝塚シネピピア 公開中

2025-01-03 20:39:37 | 2024年関西公開作
(C)2024「アイミタガイ」製作委員会
 
 宝塚シネピピア 公開中
 
映画「アイミタガイ」
 
「アイミタガイ」=「相身互い」
誰かを想ってしたことは、
巡り巡って見知らぬ誰かをも救う。
誰の胸にも眠っている助け合いの心を呼び起こし、
何気ない毎日をやさしく照らす、
あたたかな物語が誕生した。
 
(HP)
 
 
(あらすじ)
ウェディングプランナーとして働く
梓(黒木華)のもとに、ある日突然届いたのは、
親友の叶海(藤間爽子)が
命を落としたという知らせだった。
交際相手の澄人(中村蒼)との結婚に踏み出せず、
生前の叶海と交わしていたトーク画面に、
変わらずメッセージを送り続ける。
同じ頃、叶海の両親の朋子(西田尚美)と
優作(田口トモロヲ)は、
とある児童養護施設から娘宛てのカードを受け取っていた。
そして遺品のスマホには、
溜まっていたメッセージの存在を知らせる新たな通知も。
一方、金婚式を担当することになった梓は、
叔母の紹介でピアノ演奏を頼みに行った
こみち(草笛光子)の家で
中学時代の記憶をふいに思い出す。
叶海と二人で聴いたピアノの音色。
大事なときに背中を押してくれたの
はいつも叶海だった。
梓は思わず送る。
「叶海がいないと前に進めないよ」。
その瞬間、読まれるはずのない
送信済みのメッセージに一斉に既読がついて……。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
感動のパラレルワールドストーリーだった。
 
恋人とは赤い糸で繋がってると言いますね
友達とは青い糸なのか?
 
こちらは”落としてないスマホ”が
心の支えになります。
 
親子は何色で繋がっているのか?
 
人はやはり”見えない糸”で繋がっている。
 
冒頭から登場人物の行動、言葉を
見落とし、聞き逃しなしで
鑑賞して欲しい。
 
観客が
ひとつひとつの
相関図を組み立てていく楽しみもある。
 
それは予想通りか?予想外か?
 
全てが繋がっていく終盤
「アイミタガイ」という
言葉の意味が胸にささる。
 
実は・・・と
なるほど・・・が
見事に重なる。
 
鑑賞後の短い芸術の秋
メランコリックに
人と接したくなるに違いない。
 
改めて
”アイミタガイ”は
会釈から始まるのだと思った。
 
個人的に好きな展開の作品。
 
黒木華が主演だが
全ての出演者に見所ありで
重要な位置づけ。
 
 
 
 
 
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香港製クライムアクション 「盗月者 トウゲツシャ」いよいよ大阪、京都公開

2025-01-03 19:45:14 | 2024年関西公開作
(C)Emperor Film Production Company Limited MakerVille Company Limited All Rights Reserved
 
いよいよ大阪、京都公開
(神戸先行公開は終了)
 
香港製クライムアクション
「盗月者 トウゲツシャ」
 
(あらすじ)
アンティーク時計の修理に天才的な能力を持つ
時計修理工のマー(イーダン・ルイ)。
老舗時計店の2代目店主、
裏では盗難時計売買の顔を持つ
ロイ(ギョン・トウ)に
自身が修理した時計を偽造販売したことがばれ、
高級時計の窃取チームに入ることを強要される。
狙いは、東京・銀座の時計店に保管された、
画家ピカソが愛用していた3つの時計。
集められたメンバーは、
リーダーのタイツァー(ルイス・チョン)、
爆薬の専門家マリオ(マイケル・ニン)、
鍵師のヤウ(アンソン・ロー)、そしてマー。
彼らはオークションが開催される東京へと飛び、
下調べをしている最中、
お目当ての時計が保管された金庫のなかに、
月に到達した唯一の時計
ムーンウォッチを発見する。
予想外の展開にマーたちの運命は大きく狂い始め、
日本の大富豪、
裏でやくざと繋がる加藤(田邊和也)から
追われることとなり、チームに大きな危険が迫る。
それぞれの弱み、恩義と裏切り―
敵味方が交錯する中、
4人はピカソの時計を無事に
香港に持ち帰ることができるのか?
命を賭けた大逆転ゲームがここに始まる!
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
2024年2月春節に香港公開作で
今年の大阪アジアン映画祭で
スペシャル・オープニング上映された
公開前に人気材料の多い作品。
 
冒頭から迫力ある始まり。
 
スピード感が直ぐに感じられる。
 
香港映画ノリで
少し笑いも含めながら展開していく。
 
画面全体に時計が散りばめられている
シーンもあり豪華で贅沢。
 
主要人物達が特徴ある。
 
上映開始25分
舞台は東京へ・・・
香港の人気男性アイドルグループ
「MIRROR」のメンバー二人に
人気歌手が俳優として出演
演技はしっかりしている。
 
東京が舞台で
日本人も出演し
日本語も飛び交うが
合作ではなく香港映画なんだ。
 
その辺も、この作品の魅力。
 
ムーンウォッチを東京で見つけたことで
事態は少し変わっていく。
 
”盗む”計画会議の箇所も面白い。
 
なるほどと思う展開。
 
裏切りや方向性の違いが
行動を狂わせるね。
 
終盤は再び香港で。
 
ラスト、大ラスまで楽しめます。
 
極端な撃ち合いや
血しぶきはありません。
 
全般にスピード感のある
クライムムービーでした。
 
ムーンウォッチ(月に行った時計)を
盗む者は誰だ?
 
 
 
大阪府 なんばパークスシネマ 2025/1/3㊎〜 -
大阪府 MOVIX八尾      2025/1/3㊎〜 -
京都府 MOVIX京都      2025/1/3㊎〜
 
 
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2025年鑑賞始め 年越しお薦め作品。 好評公開中! カナダ映画 「I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ」

2025-01-01 00:46:14 | 2024年関西公開作
(C)2022 VHS Forever Inc.All Rights Reserved.
 
 
2025年鑑賞始め
年越しお薦め作品。
好評公開中!
カナダ映画
「I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ」
 
(HP)
 
(予告編)
 
(あらすじ)
カナダの田舎町で暮らすローレンスは
映画が生きがいの高校生。
社交性がなく周囲の人々とうまく付き合えない彼の願いは、
ニューヨーク大学でトッド・ソロンズから映画を学ぶこと。
唯一の友達マットと毎日つるみながらも、
大学で生活を一新することを夢見ている。
ローレンスは高額な学費を貯めるため、
地元のビデオ店「Sequels」でアルバイトを始め、
そこで、かつて女優を目指していた店長アラナなど
さまざまな人と出会い、不思議な友情を育む。
しかし、ローレンスは自分の将来に対する不安から、
大事な人を決定的に傷つけてしまい……。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
2003年のカナダが舞台で
学校とレンタルビデオ店が
舞台の中心で
台詞を中心に数々の映画ネタが。
 
丁度VHSが終結でDVD主流になる時期ですね。
 
映画オタクが作る
自主映画的な事から始まり
進学問題も含んで進んでいきます。
コメディと言われていますが
笑かそうとしているのではない作品。
 
微笑ましい笑いです。
 
地域的な問題、シングルマザー家庭の問題など
深刻なテーマも。
リアタイの”性被害”の要素も。
 
ローレンスは”情緒不安定”(知的)な
為に周りの人とうまくいかないが
意外と周りは理解を示していると思う。
※少し障碍系の問題も※
 
前半のPOPさが
後半はヒューマンな感じも。
 
※個人的意見ですが※
2024年一番の〇〇・ハッピーな
展開も感じました。
そして〇〇〇・エンドとも。
楽しい面白いだけでなく
パンチのあるのが
この作品の魅力だと思います。
 
2025年も映画ファンであるなら
この作品を年初めに
鑑賞してはどうでしょうか?
 
公開1週目
ミニシアターランキング第2位
(1位は、どうすればよかったか?)
 
「ロボット・ドリームズ」を
鑑賞した後の衝撃と同じだった。
 
※京阪神公開中劇場※
アップリンク京都
テアトル梅田
シネ・リーブル神戸
 
全国的にも
1月以降拡大されます。
 
(C)2022 VHS Forever Inc.All Rights Reserved.
 
 

 

 

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47年の時を経て K修復版にて劇場初公開 「ペパーミントソーダ」

2024-12-18 00:23:28 | 2024年関西公開作
(C)1977 - TF1 DROITS AUDIOVISUELS - ALEXANDRE FILMS-TF1 STUDIO
 
47年の時を経て
K修復版にて劇場初公開
「ペパーミントソーダ」
1977年製作/101分/フランス
原題:Diabolo menthe
 
(HP)※あらすじ・概要※
 
<高橋裕之のシネマ感>
鑑賞動機は予告編
フランス女子高生もので
「ラ・ブーム」に近いかな?と思ったが
意外と「グリーイング・アップ」女子版?
 
おませな女子たちの日常は
POPな感じでした。
 
1977年製作で
1963年が舞台で
それを2024年に鑑賞する事は
貴重な体験であり自然レトロ映画に・・・
 
お国は違うが
1960年代~70年代の
若者世代は懐かしくもあり
今ではありえないだろうなな展開。
 
主人公と姉、
友達、恋人的な人とのエピソードもあり
”学校”が舞台なのも面白く楽しめる。
 
ディアーヌ・キュリス監督の
体験記も織り込まれてるとか?
監督のデビュー作であり
その後も女性映画を撮り続けた。
ソフィー・マルソーの愛人〈ラマン〉
観れないかなあ?
 
フィルム時代の作品なんで
話の切り替えが急だったりするのも
1977年製作を感じさせる。
 
現代にも通用するPOPな作品でした。
 
”ペパーミントソーダ”は
どういう形で扱われているのか?
劇場で御確認を。
 
観客は女性比率が高かったです。
 
関西は1週間限定公開の為
Tジョイ京都と
Tジョイ梅田で
12月19日(木)までの上映
 
渋谷 ホワイトシネクイント上映中
 
名古屋 センチュリーシネマ12月20日(金)
 
その他も少し上映あり(HP)にて
 
来年、塚口サンサン劇場でやるのか?さて?
 
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原作・谷崎潤一郎×監督・井土紀州 映画『痴人の愛』十三シアターセブン12月21日(土)公開

2024-12-17 23:38:53 | 2024年関西公開作
(C)2024「痴人の愛」製作委員会
 
<作品紹介パターン>
 
原作・谷崎潤一郎×監督・井土紀州
映画『痴人の愛』
 
 
(あらすじ)
かつてシナリオコンクールで受賞したものの、
未だプロデビューを果たせずにいる
脚本家志望の男・河合譲治(大西信満)。
ある日、同じシナリオ講座に通う若者たちと
入った寂れたバーで、譲治はナオミ(奈月セナ)
と名乗る美しい女性と出会う。
店で働きながら俳優を目指しているという彼女に
「シナリオ講座の講師」と勘違いされた譲治は
苦笑しながらも、自身の身の上を明かす。
やがて譲治は、シナリオ講座の講師・椿(村田雄浩)に
「自分の代わりに映画の脚本を書いてみないか」と誘われる。
原作は、谷崎潤一郎の『痴人の愛』……
譲治は二つ返事で依頼を引き受け、
今度こそ成功してみせると脚本を書き始める。
脚本執筆に苦戦する中で、
譲治はナオミと再会し、
二人の関係は急速に近づいていく。
しかしそれが、ナオミと執筆との間で身を引き裂かれる、
甘く、苦く、狂おしい時間の始まりだった……。
 
<高橋裕之のシネマ感>
シナリオ学校や脚本
映画界的な話だけでも
興味が凄くわく。
 
谷崎潤一郎原作の『痴人の愛』が
映画と二重構造になっている。
 
ダブルティストやね。
 
「痴人の愛」が原作で
映画も「痴人の愛」の展開で
また、その中に「痴人の愛」が出てくる。
 
ナオミは怪しげで魅力的
譲治が溺れるのもわかる。
 
映画の中の映画と
現実がクロスし
観客も不思議な世界観へ・・・
 
人は支えにもなるし邪魔にもなるな~
 
ナオミの素がバラされる。
 
わあっな展開。
 
大阪 シアターセブン 12/21(土)~1/3(金)
 ※ただし12/31と1/1は休館です。
 
 
 
お陰様で再生700回越え(めざせ1000回)
奈月セナさん(主演・ナオミ役)ZOOMインタビュー

 

 

 
 
 
 
 
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ダリオ・アルジェント監督”動物3部作”第3弾 ③「4匹の蝿」 Four Flies on Grey Velvet Cinema KOBE 12/14(土)公開

2024-12-11 18:38:03 | 2024年関西公開作
 
ダリオ・アルジェント 動物3部作
 
(HP)
 
(予告編)
 
”動物3部作”第3弾
③「4匹の蝿」
Four Flies on Grey Velvet
 
(あらすじ)
ロックバンドのドラマー、
ロベルトは黒いハットの男に付きまとわれていた。
ある晩、限界に達したロベルトは男に詰め寄るも、
揉み合いの末に誤って彼を殺害。
その現場を覆面を被った謎の人物に撮影されてしまう。
やがて脅迫電話がロベルトを襲い、
彼の周りでは不可解な殺人事件が起こり始める。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
第七芸術劇場での鑑賞以来
14年ぶりに再鑑賞。
 
動物キーワードは”蝿”
巻き込み巻き込まれ展開
 
ダリオの原点全開な作品で
「深い紅淵」に繋がる感じ。
 
サングラス、黒ハット、黒コート。
 
前半からダリオノワール。
 
劇場は「オペラ座 血の喝采」に繋がる?
 
主人公が「人を殺した」事を
悩んでいるが人に打ち明けていくのが
不思議ではあるが面白さも感じる。
 
人は殺されていくが
意外と犯人像がわからない展開
 
人形的仮面が不気味
 
驚きと共に話が転調
 
「サスペリア」を
想い出すシーンもあった。
 
なんで、そんな事なるの?
のラブシーンも(笑)
 
LGBTQスパイスもあります。
 
順番に殺されていくと
登場人物が減っていくので
犯人が絞られるはずだが
観客も直ぐには辿り着けない。
 
そして”四匹の蝿”が登場
 
何を意味するのか?
 
ラスト10分で犯人が明かされるが~
 
ダリオ作品の犯人像には
やはり共通項があるね。
 
そんな事で殺人をするなんて~
 
公開情報
 
兵庫県 Cinema KOBE 12/14(土)〜
 
大阪府 第七藝術劇場 12/21(土)〜
 
 
 
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アルジェントの監督デビュー2作目 「わたしは目撃者」(1970年)Cinema KOBE 12/14(土)公開

2024-12-11 18:35:32 | 2024年関西公開作
 
ダリオ・アルジェント 動物3部作
 
(HP)
 
(予告編)
 
アルジェントの監督デビュー2作目
 
②「わたしは目撃者」(1970年)
英題:The Cat o' Nine Tails
 
(あらすじ)
遺伝学研究所での謎多き侵入事件と、
所員である博士の列車での轢殺事件。
関係者が次々と殺される中、
盲目の元新聞記者フランコ・アルノと
若き新聞記者ジョルダーニは、
決死の覚悟で犯人を追い詰めていく。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
二作目の動物キーワードは”猫”
前作の”作家”の次は
”新聞記者”が犯人捜しを・・・
また”カルロ”や(笑)
冒頭からダリオの世界観
”赤い血”も約15分で登場。
展開が気になる。
”盲目”人物も登場で
最近見た「ダークグラス」との
共通点を見い出す。
お得意の”首絞めシーン”も。
※オンライン試写なので
気になった箇所を
再確認、ちゃんと伏線があった。※
ダリオはLGT要素も多様する。
色んな人物が犯人像に・・・
(6人?9尾の猫。)
アートを見せるね、やはり。
映像カットの繋がりも
意外と重要だったりする。
ダリオ監督作品の
鑑賞の順番にもより
初見の方は
衝撃があるが
ファンは金太郎飴的な事が
詰まっているのが嬉しい。
(自分自身もです)
ジャーロへの助走な作品。
(いやすでに完成か?)
建物前を歩くシーン
煙草を吸うシーンなども
ダリオ観を感じる。
真相に近づいても
また離れていく。
そんな行動をする?
な展開は少し笑いも。
諸々のシーンは
次世代のホラー映画でも
引用されてたような感じもする。
※1度目に結末がわかり
2度目観ると更に展開が
凄く納得できる。※
 
11年前に
十三シアターセブンで
鑑賞して以来の再鑑賞。
 
公開情報
 
兵庫県 Cinema KOBE 12/14(土)〜
 
大阪府 第七藝術劇場 12/21(土)〜
 
 
 
 
送信
 
 
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アルジェントの監督デビュー作 「歓びの毒牙(きば)」(1969年)Cinema KOBE 12/14(土)公開

2024-12-11 18:33:42 | 2024年関西公開作

©TITANUS Licensed by RAI Com S.p.A. - Rome, Italy. All Rights Reserved.
 
 
 
ダリオ・アルジェント 動物3部作
 
アルジェントの監督デビュー作
①「歓びの毒牙(きば)」(1969年)
The Bird with the Crystal Plumage
1969年/イタリア・西ドイツ/97分
カラー/スコープサイズ/イタリア語モノラル 
 
(あらすじ)
アメリカ人作家サム・ダルマスは
ローマに滞在中、
ギャラリーで起こった
殺人未遂事件を偶然目撃する。
謎の連続殺人事件に巻き込まれた彼は
帰国を断念し、現場で耳にした
《鳥の鳴き声》を手がかりに
真相を解き明かそうとする。
<高橋裕之のシネマ感>
今作の動物は”鳥”
10年前に
十三シアターセブンで
鑑賞して以来、2度目の鑑賞。
デビュー作で
後に繋がる”アルジェント“色が満載。
”黒革”、”赤い服”、”ナイフ”
そして音楽。
登場人物の一人が”カルロ”で
今更ながら変に納得
※ファンならわかる※
事件の目撃
アート物の数々・・・
事件の目撃者(作家)が
違和感から犯人を捜し始める
この展開が好きです。
”絵”もキーワードに?
やはりアルジェントの映画が好きだ。
 
 
公開情報
兵庫県 Cinema KOBE 12/14(土)~
大阪府 第七藝術劇場 12/21(土)〜
 
 
 
「(C) TITANUS Licensed by RAI Com S.p.A. - Rome, Italy. All Rights
Reserved.(C)1971 SEDA SPETTACOLI ALL RIGHTS RESEVED. (C)SURF FILM SrI ALL
RIGHTS RESERVED.」
 
 
 
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甲斐さやか監督作 映画「徒花 ADABANA」 12月14日(土)十三第七芸術劇場公開

2024-12-11 09:03:25 | 2024年関西公開作
(C)2024「徒花 ADABANA」製作委員会 / DISSIDENZ
 
 12月14日(土)十三第七芸術劇場公開
 
甲斐さやか監督作
映画「徒花 ADABANA」
(あらすじ)
裕福な家庭で育った新次(井浦新)は、
妻との間に一人娘も生まれ、
周りから見れば誰もが望むような
理想的な家族を築いていた。
しかし、
死の危険も伴うような病気にむしばまれ、
とある病院で療養している。
手術を前にした新次には、
臨床心理士のまほろ(水原希子)が
心理状態を常にケアしていた。
しかし毎日眠れず、食欲も湧かず、
不安に苛まれている新次。
まほろから
「普段、ためこんでいたことを話すと、
手術に良い結果をもたらす」と言われ、
過去の記憶を辿る。
そこで新次は、海辺で知り合った
謎の「海の女」(三浦透子)の記憶や、
幼い頃の母親(斉藤由貴)からの
「強くなりなさい、そうすれば守られるから」
と言われた記憶を呼び起こすのだった。
記憶がよみがえったことで、
さらに不安がぬぐえなくなった新次は、
まほろに「それ」という存在に
会わせてほしいと懇願する。
「それ」とは、病気の人間に提供される、
全く同じ見た目の“もう一人の自分(それ)”であった。
「それ」を持つのは、
一部の恵まれた上層階級の人間だけ。
選ばれない人間たちには、
「それ」を持つことすら許されなかった。
新次は、「それ」と対面し、
自分とまったく同じ姿をしながらも、
今の自分とは異なる内面を持ち、
また純粋で知的な「それ」に
関心を持ちのめりこんでいく。
 
<高橋裕之のシネマ感>
 
題名が”和”的だけどSFドラマ。
 
近未来の物語なんで
病気や手術も法律で管理されている。
 
でも”生命”の話だ。
 
政略結婚が主人公に影響してる。
 
不思議な感覚で展開する。
 
「それ」の存在が話の中心に
次第になってくる。
 
新次と「それ」の二役の
井浦新の演技から目が離せない。
今更ながら新境地
 
特撮やCGを使わず
雰囲気や撮り方、
内容でSF感を出せた作品。
 
終始不思議な展開
 
長編2作目だけど
監督色がなんとなく出てると思います。
 
東京 下北沢トリウッド 03-3414-0433 12/13(金) 〜 12/29(日)
 
静岡 CINEMAe_ra 053-489-5539 12/13(金) 〜 12/26(木)
三重 伊勢 進富座 0596-28-2875 12/13(金) 〜 12/26(木)
愛媛 シネマルナティック 089-933-9240 12/14(土) 〜

 

高知 あかつきシアター 0880-43-2110 12/13(金) 〜 12/25(水)
※12/19(木)休館日
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ベネズエラ 「博士の綺奏曲」  いよいよシネマ神戸12月14日(土)公開

2024-12-11 08:59:23 | 2024年関西公開作
(C)Bendita films/Cinemago
 
<作品紹介パターン>
 
 いよいよシネマ神戸12月14日(土)公開
 
ベネズエラ
「博士の綺奏曲」
2021年製作/78分
 
(あらすじ)
研究所に勤めながらも、
オルタナティヴ・ロックバンド
「ロス・ピジャミスタス」の
ボーカルを務めていた
アンドレス(へスース・ヌネス)は、
汚職にまみれた政権が主催する音楽祭に
メンバーたちが無断で参加しようとしていたのを知り、
脱退を決意する。
バンドを離れ、ソロでの活動を開始した
アンドレスのもとに現れた、
顔なき奏者「ビースト」たち。
混乱と貧困が日常を蝕んでいくベネズエラで、
アンドレスはビーストたちとともに、
孤高のアルバム制作を試みる……。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
映像がアート的で美しい。
 
”幸せの黄色い”感覚が印象的。
 
監督が製作した劇中曲も良い。
 
話の展開は単純だが
魅せる聴かせる映画。
 
そんなシーンまで
アートになるんだと関心。
 
顔なき奏者「ビースト」が
幻想的な存在。
 
音楽映画な響きもある。
 
癒されるね。
 
ポストカードにしたいカットも。
 
80年代風なPVノリが懐かしい。
 
史上最高のベネズエラ映画でした。
(あまり観たことないけど)
 
 
 
映画配給レーベル Cinemago 
滝澤令央さんインタビュー

 

 

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フィリピンで実写化 映画「ボルテスV(ファイブ)レガシー」塚口サンサン劇場 12月13日(金)公開みんなのボルト・インを待つ

2024-12-10 12:28:41 | 2024年関西公開作
(C)TOEI Co. Ltd, Telesuccess All Rights Reserved
 
塚口サンサン劇場
12月13日(金)公開
みんなのボルト・インを待つ
 
フィリピンで実写化
映画「ボルテスV(ファイブ)レガシー」
 
(イントロダクション)
1977年のテレビアニメ
「超電磁マシーン ボルテスV」
放送から約半世紀。
日本以上に熱狂的な支持を受けている
フィリピンで映画1本、
テレビシリーズ90話の大ボリュームで実写化!
遂に生まれ故郷の日本に凱旋し、
『ボルテスV レガシー』として、劇場公開される。
映画『ボルテスV レガシー』は、
日本の劇場公開用に、
フィリピン版の映画には含まれていなかったシ
ーンの追加を含む再編集を実施し、
映像のクォリティも大幅にアップ。
迫力が増した「超電磁編集版」での公開となる。
全世界初公開となる映画をお見逃しなく!
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
フィリピンではアニメ人気から
実写版テレビシリーズ全90話が
制作、放送されたらしい。
 
ボルテスサーガの
集大成でもありビギニングでも
あるなあと感じた。
(テレビシリーズの15話ぐらいまでの
エピソードネタが織り込まれてるらしいが)
 
元々のアニメは知らず
予告編とボルテスファンの影響で
鑑賞し、面白かったが
素直な感想。
 
コスプレ映画でもあり
CG、ミニチュア、セットと
融合されていたし
フィリピン特撮のレベルの高さにも
正直驚いた!
 
話も単純明快
 
メンバーが子供であるため
母親との愛情も
全体には”絆”も重要。
 
原作がアニメなんで
実写にしたときに
タイミングとか情景に
ツッコミどころはあるが
それは実写化の定めやね。
(地球はフィリピンが中心か?)
 
ネタバレになるので
これ以上は書けないが
”ボルテス熱”は
鑑賞すると高まる。
 
日本語字幕版
日本語吹き替え版と
両バージョン鑑賞するのも良いかも?
 
少年心が残っている男子は必見!
 
プチ「スター・ウォーズ」的に
これぞSFと思ったりもした。
 
怪獣映画とも。
 
 
 
 
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アートドキュメンタリー映画 「かいじゅう」京都出町座12月13日(金)公開

2024-12-10 12:24:08 | 2024年関西公開作
京都出町座
12月13日(金)公開

【舞台挨拶】
12/13(金)11:50の回
登壇:伊勢朋矢監督

 
アートドキュメンタリー映画
「かいじゅう」
 
(概要)
画家・西村一成
1978年生まれ、愛知県在住。
甥っ子や姪っ子から「かいじゅう」 と呼ばれている。
※それが映画の題名に※
20歳のころ独学で絵を描き始めて26年間
自宅で絵を描くことに没頭しているので
時に唸り声 をあげながら、
キャンバスに絵の具を塗りたくり、
独白記のごとく日々絵を描く。
誰もその創作現場を目撃したことはなかったが
伊勢朋矢監督に
初めて家族以外に創作の現場を見せた。
あれから 1 年、監督は西村家に通い続けた。
午前中 1 時間だけの撮影は、
2 時間 3 時間...と伸びていき、
2泊3日で撮影したこともあった。
カメラはただただ回り続け、
西村一成の日常は 1本の映画
になった。
西村一成の作品たちは
シェル美術賞、
FACE 損保ジャパン日本興亜美術賞ほか
多数入賞・入選。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
画家・西村一成の描く絵も
もちろんアート
その作品、その彼を
映し出している映画もアートである。
 
声が低いので
唸り声が「かいじゅう」に聞こえてしまう。
 
映画「まる」を思い出したりもした。
※まさか?モデルか?※
 
えっ?と思う行動もあるのでが・・・
 
絵になると芸術という作品になるのが凄い!
 
完成品は
見ているだけでずっしりくる。
 
西村一成は自分の事を理解している。
 
”心の影”は文字や絵で
吐き出しているんだと思う。
 
自分を超越しないと
これほどまでの絵は描けないね。
 
「かいじゅう」の唸り声にも
感情があると感じた。
 
大晦日のシーンも良い。
 
力強い作品の裏には
”生と死”が含まれてる様だ。
 
個展のシーンもよくて
行ってみたくなる
直接作品を感じたら
映像とは別な印象だろうかと。
 
あくまで”個性”を
強調した作品。
 
身近に感じる
画家・西村一成を
知ることになるだろう。
 
最後、終わってしまうのが
何故か寂しく感じる。
 
西村一成が
作詞作曲した主題歌が
全てを語っていたりもする。
 
ドキュメンタリー作家の伊勢真一の
息子・伊勢朋矢映画監督第2弾。
 
 
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