朝の散歩、午前4時半ごろ、濡れた歩道に見慣れないミミズのような線虫体を発見した。
でも、細くて長いのでミミズではない(10円硬貨と比較してみた)。
頭部は三角形になっている。
辺りを見渡してみると、5~6匹ほど、もっと長いものや短いものがいた。
ゆっくりと這って進んでいるがその動きは鈍い。
木の枝で突っついてみると線体を広げるように反応するが、相変わらず動きは鈍い。
三角形になっている頭部を突っついてみた。方向を変化させてゆるゆる這い出した。
mixiに投稿してみたら、「コウガイビルではないか」と教えてくれた。
調べてみたら、オオミスジコウガイビルというものであることが分かりました。
外来種だという。「都会地の公園などに出没し、往々にして住民を驚かせる。」と説明されていました。実際、初めて見た私はびっくりしました。
コウガイビルはヒルという名がついていますが、ヒル(蛭)ではないようです。なので血を吸うとかしません。それにコウガイというのは、昔の女性の髪飾りである笄(こうがい)に、その形を見立てたものだとのことです。そういえば、頭部は、三角形というより半月形または扇型をしていると言った方がいいかもしれません。
湿った土壌、石の下、朽ち木の中などにおり、夜間に野外を徘徊するとのことです。朝の4時半だったので、ゆるゆる徘徊中だったのでしょう。肉食で、ミミズ、ナメクジ、カタツムリなどを食べているんだといいます。捕まえた獲物に体全体で巻きついて腹面の口から吻を伸ばし、肉を消化しつつ飲み込むとのことです。