poppo徒然画帳

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マイ・ブレンド(滋養強壮に手作り薬膳酒)

2011年05月09日 | Weblog


 薬膳酒というのは未病を治すという漢方養生の考え方から生み出されたものです。実は、梅酒も薬膳酒なんですが、今回、写真左から、ヤマイモ酒、ショウガ酒、カリン酒、ニンニク酒を手作りしました。焼酎に漬け込んでいたものを取り出しろ過したものです。

 このうちから、やまいも酒100ml、にんにく酒100mlを選び、それに以前作った高麗人参酒100mlの3種を混合し、これにラカント(ウリ科の植物「羅漢果」から抽出した天然甘味料)を中さじで2さじ加えてみました。



 それは決して美味しいとは言えないクセのある薬膳酒ですが、にんにく、にんじん、やまいもそれぞれの個性が味わえて愉しめます。それに強力な滋養強壮酒です。

 まず、やまいも酒は、体力、気力、精力をつけ若さを取り戻したい方におすすめです。やまいものネバネバの成分はムチンで、胃の壁を守り消化を促す作用があります。

 にんにくは、古代エジプト時代から、スパイスや強壮剤として用いられてきました。にんにくの強烈な匂いは、硫化アリル類のアリシンという成分です。アリシンはビタミンB1の吸収を高め、疲労回復効果、脳の活性化などの働きがあります。疲れや不調が胃腸に出る方に免疫力をアップします。その他、免疫増強作用や抗がん作用があり、血行を良くして体を温める作用があるので、冷えによる腹痛、下痢などによいといわれます。また、強い抗菌、解毒、鎮静作用があり、気を巡らせて、気分の落ち込みやストレスを解消し、消化を助けます。

そして高麗人参は、野菜のにんじんとは異なるウコギ科の植物で、その有効成分ニンジンサポニンは、脂肪分解力が強いので、栄養分の消化吸収を促進し、さらに新陳代謝や免疫力を高めます。精神を高揚させる作用と鎮静させる作用など相反する作用が共存しているという特徴があります。つまり、消耗した心身の働きを回復させて元気になるものです。

 この3種をブレンドしたのですからそれは強力な滋養強壮酒といえるでしょう。実は、さらにこれに黒ゴマ酒をブレンドしようと密かに思案中です。意外にいいんですよ。

 ただし、人はそれぞれ体質というのがあります。薬膳酒は、誰にでも効用があるとはいえません。自分の体質に合ったものを、毎日少量ずつ飲み続けることが大切なことは言うまでもありません。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
nkawaba1@pi5.fiberbit.net (tona)
2011-08-06 10:38:19
はじめまして。薬膳に関心があり、薬膳酒でいろいろ調べていてこちらにたどりつきました。
薬膳酒のレシピなどいろいろ見ていると、氷砂糖を加える場合は最初から他のものと一緒に漬けておくのに、はちみつを加える場合はしばらくしてから加えて寝かせるのは何か意味があるのでしょうか?
突然質問で申し訳ありませんが教えていただけることができればうれしいです。
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Re:nkawaba1@pi5.fiberbit.net (bogey_july)
2014-12-28 12:00:41
砂糖を最初から入れるのは浸透圧の調整のためだとおもいます。成分を抽出するためです。蜂蜜には甘味がありますが浸透圧の調整には役立たないのではないかと思います。
砂糖漬や塩漬は保存性を向上(浸透圧を利用して水分活性値を低下)させますが蜂蜜漬けにはそのような効果はないのではないかと思います。
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