バックパッカー 想い出ボロボロー中南米編 6

2016-03-19 15:24:13 | 日記
下痢は止まらない。相変わらず深夜のたうつ。
翌朝部屋を移動Rm#115、ここはフロントに近いが暗いのでよく眠れる。下痢がなければね。
午後1時頃まで部屋でうだうだしていた。
前日もそうだったが、出かけるときはトイレを一番心配する。
ニューヨークではトイレマップはしっかり頭に入っていましたが他の国では本当に大変ですよ。
日本だとデパート、パチンコ屋、喫茶店、レストラン、等の店でも断られることはありませんし、まず心配いりませんよね。
これは世界的にもすごいことだと思います。
そんな中初めてのメキシコですから非常に不安で、一番に行く所は様子をみるためにいつでも対応出来る様な場所は選んでいました。
でも昼間は嘘のように快調。
本日はまず、「AUTAN」という名の虫除けを薬局に買いに行った。 約330円
次にバスで自然史博物館へ出かけたがなかなか見つからず、暑さの中歩きに歩きまくってようやく遊園地の上のほうにあるのを探しあてた。 入場料4円
パイナップル缶=113円、水=93円、ヨーグルト=40円、ビニールに入ったアイスキャンディ(お菓子付き)=9円
そうそう、土産物を見ながら歩いていると5円玉を使っての飾り物が多く売られており日本人がきっと大量に持ち込んでるに違いない。
あるとき、街を散策していると日本語の声がかかった。
「すみませ~ん、すみませ~ん」声の方向をみると日本人らしき男が宝石店の前に立っている。
「日本人ですよね?」「なんでしょう?」「すみません、あなた折り紙できますか?」「何でもいいんですが・・・」
「鶴でしたらできますよ」
と言うことで中に入ると客が待っており、さっそくオリガミ。
彼の説明によると話の流れから日本のオリガミの話題になり、「じゃあ折って見せて」と折り始めたが忘れてしまってうまく出来ない、そこにちょうど通りかかったと言うわけだ。
一つ作って、あとは作り方の手順を7コマくらいに分けて折って置いてきたが店にいたみんなが感嘆の声を上げ拍手してくれた。 「えっ、こんなことぐらいで!!」

閑話休題;
水事情が悪いのは経験済みでしたので前述のプエブラの友人宅へ行くときアメリカから浄水器と検査器を持って行きました。
基準は0がベストで“5”くらいまでが飲み水としてOK。悪くて“7”ですが、プエブラで水道水が“15”を越えていました。
友人宅では水は買っていましたがそれを検査すると“9”でびっくり。
彼らのショックは大きく要望で何度も計りましたが数字は変わりませんでした。
水道に器械を設置し計測すると“3”になりました。
因みにアメリカもよくありませんがニューヨークは“1”です。
まったく問題ありません。

昨夜小山氏とニューヨーク以来の再会。こんなところで会うなんて不思議だ。
翌朝一緒にちょっと小奇麗な店でコーヒータイム。一杯=50円   
出会った森、加藤両氏と2時半頃昼食。
別れて動物園へ行ったがパンダ現れず。入場料無料
その後は当てもなくブラブラ。
DONDON(日本食レストラン)で夕食。
生姜焼き定食=370円 ビール=80円  マズ~イ!!
9時からバレー鑑賞(665円)。
民族衣装でのバレーが主だが結構楽しめる。
しかし、フラッシュをたかないように再三再四アナウンスが入るがいっこうに収まらない。いったい何処の観光客だ!?
帰りにFRESA CON LECHE(ミルクイチゴジュース)2杯=60円
2杯要らないと一杯頼んでも料金は2杯分取られます。

滞在中、オブレゴン将軍記念碑、カルメン博物館、メキシコ自治大学(ここの壁画、オゴールマン作モザイク画はギネス記録を持っています)、アラメダ公園、三文文化広場、etc,いろいろあるが、メキシコは遺跡だけではなく、闘牛、マリアッチ、オペラ、クラシック、サッカー、プロレス等エンターテーメントがあり趣味に応じて楽しめるところです。
ホテルから一番近いカテドラル(大聖堂)にあるアステカ時代の遺跡は見ごたえあり。残念ながらメキシコ全土ほとんどの遺跡に見られるように、ここでもスペイン人は自分達の権威の象徴と土着宗教の改宗を目的として遺跡の上に教会を建てた。
結果現在ほとんどの人がカトリック教徒なので教会を壊して遺跡の発掘とはいかず困っているようだ。大聖堂の地下にも遺跡がありますが一般公開はしていません。
シティから少し遠いのですが奇跡を起こすと言われている「涙を流すマリア像」があることで有名なグァダルーペ寺院があります。
門前から聖堂の入り口まで跪いて歩くと願いが叶う(奇跡が起こる)と言い伝えがあるので信仰の厚い人達は膝に血を流しながら祈りを込めて石畳を進みます。
その姿はある意味宗教の恐ろしさをみます。
私にとって宗教は「困った時の神頼み」でしかありませんが、心の支えになっている人達を否定しません。
宗教家達が平和、平等、無償の愛、等等と最高の言葉を並べ立てて「神を信じよ、さらば救われん」と力説している割には何故か建造物や調度品、そして神の使徒の位が上がればあがるほど衣服や持ち物が豪華絢爛となることに理解できません。
また、自分の神だけが正しいと云う教えにも理解しがたく、それ以外の人達を武力で洗脳するか、排除(殺戮)するという宗教戦争は「神」と「使徒」の心の狭さを感じ、許しがたいとそんなニュースを見聞きするたびに思います。

ティオティワカンへ
アラメダ公園からタクシー(チップ込みで95円)で北中央バスターミナルへ行き
アステカ最大の宗教都市と云われているティオティワカンへ向かった。
バスは途中乗降自由、バス停がない。
バス代=80円  入場料=66円
中心地域約18㎢ の壮大なスケールで造られたピラミッド群は圧巻だ。
最大の「太陽の神殿」と呼ばれているピラミッドは高さ65M、1辺の長さ225M
階段を一段一段上っていると近くにいた末裔の人?から「登る時も降りる時も斜めに歩くといいよ」「後で足がガクガクしないからね」と教えられたが確かに効果はあった。因みに登る時は体重を前方に、降りる時は体重を少し後ろにすると身体に負担がすくないようです。
私が訪れた日は快晴で遺跡群のどこにも日陰になる物がなく「死者の道(幅40M、全長2.3K)」の大通りを歩いて「月の神殿」を登り降り、他の遺跡群も同様にあちらこちらと観ながらもと来た死者の道を入り口近くまで戻って来た時にはサウナの中で運動してきた如くかなり干からびており、まさに死者に近い顔つきだったに違いない。
現在と違ってそのころはペットボトルを持ち歩く習慣がなかった。
勿論、ニューヨークでもね。
死者の道と名づけた理由はここを神の都と考え、道の左右にあるピラミッド群が墓石に見えたためらしい。
ついでながら、前述したプエブラには世界最大と云われているピラミッド「チョルーラの遺跡」がある。
底面1辺400M、すべて発掘されてないようですが本当にでかい!
ここも残念ながら頂上には教会が建っている。

さて、そろそろアカプルコへ行くか!?
何故って? ボ~っとしてらたまたま名前が浮かんできた。
勿論用もあるけど急ぐ旅でもないし、、、マっ、いっか!?
翌日午後切符を買いにTASQUEŇAへ。
下痢はまだ止まらない。
朝食は小山氏と昼食は森&加藤氏と。彼らはユカタンに今夕出る。
夕食はホテル近くで、えび10匹、牡蠣7個、魚フライ3匹、ビール2本
計1040円 ちょっとやけ食いかな?
絵はがき50枚=510円(かなり値切ってこれ)
鍵2個=ちょっと高い方を買った270円

メキシコ市は物売り、ギターやアコーディオンを抱えてバスやレストランに
入ってくる者、物売り、物乞い、子連れの浮浪者等など多種多彩。
インディオでも服装が小奇麗な者からひどい者もいて、とにかく貧富の差がひどい。