今日は、朝から色んなことがあってね。
昼からは、娘の習い事の発表会に行ってたし、
なかなか連絡できなくて、ごめんね。
夜、彼にとっては、ほんのわずかな隙間時間に、こんなメッセージが届いた。
そんなことなら、別に謝らなくていいのに。
私が、聞かなかったから、知らなかっただけで、一人で悲劇のヒロインになってただけ。
それより、
私こそ、彼に謝らないといけななかった。
頭では、あなたはそんな人ではないとわかっているのに、
もしかしたら、
私に愛想をつかせて、急にLINEをしたくなくなったのではないか?とか、
土日は、一切繋がりを持たないという彼なりのメッセージなのか?とか、
悪いことばかり考えていたよ。
心が乱れて、勝手に苦しんで、馬鹿みたい。
ごめんなさい。
あなたの人間性を知っていたら、そんな風に考えないのにね。
信頼関係って、私が、なかなか、築いていなかったんだね。
夜中に起きていたら、またLINEするからね。
彼は、優しくそう言った。
夜は、いつも、寝落ちするのを知っているから、
期待せずに待っていた。
時刻は、夜中の1時を過ぎていて、もう、来ないと確信した。
寂しい反面、
ホッとする。
彼には、ゆっくり休んで欲しいと願う自分もいる。
でも…私の体はね、
夜中に彼が、来ると期待してしまっているから、
とどめを打たないと、納得しなかった。
私は、一人で慰めた。
あなたのせいだからね。
だんだん、正気の私が遠のいていく気がした。
そして、朝、目が覚めた時、
LINEが来ていないのを確認してから、
下着だけの自分の姿を写真に収めた。
彼に送りつけてやろう。
さっさと支度して、犬の散歩に出た。
私は、待たされて、焦らされて、もう、正気ではなくなっていた。
やらしい言葉をLINEに込める。
あなたのものを優しく舐めてあげたい。
そして、大きくして、それから…
と、その時、
今なら、電話できるよ。
思いもよらないタイミングで、彼からLINEが来て、動揺した。
私ね、やらしい気分だから、今は電話で話したくないの。
そして、下着だけまとった、ブヨブヨとした私の寝姿の写真を
送信する。
途中のLINEも、送りつける。
どう?気が狂ってるでしょ?
彼は、
朝から馬鹿だね。と言って笑った。
だって、期待させておいて、待たせるから、
正気じゃなくなったの。
そうなんだね。
それって、まるで、放置プレイみたいで、興奮するよ。
放置プレイ?
私が、土曜日から体験していたのは、まさにそれ。
私は、妙に納得してしまった。
私は、必死なのに、
その彼の余裕さが、私と正反対で、
それが快感だった。