今日一日、
彼は、私と居てくれた。
私が娘の入試に付き添って、終わるのを待つ間、
彼と交わしたLINEは、今までにない量だと思う。
言葉遊びに、ついていけなくなったり、
やらしい表現にタジタジになったり、
からかわれて、自然と笑いが起こったり。
私は、長い時間、彼の存在を感じることができた。
幸せな時間だった。
そして、四時前に、娘と合流した。
彼女が分からなかった問題を
彼に見せたら、
すぐに答えを出すところがまた、
私が、彼とお付き合いすることに、恐れ多いと、感じてしまうところでもある。
彼は、どちらかというと、問題を出す側の人。
視点が違う。
立場が違う。
尊敬しかない。
夜の散歩は、いつもと同じ時間になった。
そこでもまた、彼と繋がった。
今日は、長い間、お付き合いしてくれてありがとうと、お礼を言ったら、彼は、
からかっただけだよ。っと言った。
その言い方が、なんとも好き。
心の余裕が、感じられて好きなんだ。
あなたの奥さんも、きっと賢い人なんでしょう?
彼は、奥さんの優れたところも、ちゃんとわかって認める人だ。
でも、なるようにしかならないと、
自然に逆らうのをやめようとするのも、
彼の姿。