しかし読みたい本が古本で見つからないことも当然ある。そんな時は仕方がないので新品を購入するわけだが、先日はたと気がついた事がある。それは「なにも購入しなくても図書館で借りれば良いじゃないか」という事。
今までも図書館で本を借りたりはしていたのだが、なぜか借りる本と買う本と分けていた。しかもその分け方に一貫性がある訳でなく、なんとなくそうしていただけだ。そこでこれからは借りる本と買う本に自分なりの取り決めを行う事にした。
取り決めと言っても難しい事はない。図書館では2週間本を借りる事が出来る。申請すればさらに2週間、計4週間本を借りる事が出来る。つまり4週間あっても読み切れない本は購入すれば良いと言う話だ。
そしてそのルールに従うと、結局のところ購入すべき本は無いという結論に達する事になる。仮に4週間借りた後にまだ読み終わらなかったり、物足りない場合はまた借りれば良いだけの話だしね。
もちろん実際にはそこまでうまくはいかないだろう。雑誌類なんかは購入するだろうし、図書館にない本だっていくらでもあるからね。しかしこの考え方をすれば、本を買う行為というのがずっと減る事間違い無し。
以前オレの敬愛するみうらじゅんが「公園が庭で、図書館が書斎、プリンターはコンビニ、街全体が我が家」と言ったような事を話していた。その時はまた面白い事を言ってるなぐらいにしか思わなかったが、今ではちょっと分かる気がする。
本を購入して本棚に並べる。その本棚を眺めて楽しむというのも醍醐味の1つだが、そういった事にそれほど固執しないのであれば、図書館を書斎にするという大きな発想も受け入れられるんじゃないかって話(・∀・)
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