さよならteacup

”英語はぜったい勉強するな!”で勉強しよう

英語に限った事ではないと思うが、学習を継続していくにはそのモチベーション(動機付け)が大事だと考える。学校や会社でどうしても勉強しなければならないのなら、その「やらなければいけない」と言うことがモチベーションに繋がるが、オレのようにとくに差し迫ったものが無い場合にはモチベーション維持に苦労する。

そういった場合に役に立つのは「私はこうしてマスターしました」というような体験談を基にした学習法を載せた本だ。なにせその人がそれでマスターしたのだから説得力があるってもんだ。

そこで今回紹介するのは「英語は絶対、勉強するな!―学校行かない・お金かけない・だけどペラペラ」だ。

結構売れた本らしいので知っている人は多いかも知れない。まず何よりタイトルにインパクトがある。「ぜったい勉強するな」というからには何かそこに秘密があるに違いないと思わせるよね。

230ページある本だが内容はいたって簡単で、5つのステップをこなすだけで英語がペラペラになるというもの。先生と生徒の対話形式で話が進むのでページ数があるが、要約すれば10ページにも満たないだろう。まぁ、こういった本は大抵そんなものだけどね。

肝心の5ステップの内容は以下の通り。

<第1ステップ>完全に聞き取る
<第2ステップ>完全に書き取る
<第3ステップ>英語の語彙や表現法に完全に精通する
<第4ステップ>生きた英語を完全に体得する
<第5ステップ>英語文化を理解し、幅広く多様な英語力を深める


と、まぁこの5つを実践するだけで英語が自由自在……というわけなのだが、上記の5ステップを見てもらえば分かる通り、コイツはかなりハードな内容。

どういう事かというと、まず最初に英語で話されているテープを用意する。(ここではTOEICなどの教材テープが良いとされている)そしてそれをひたすら聞き続ける。意味など分からなくても良いからひたすら聞く。この時に聞き取れない箇所を繰り返し再生などしてはいけない。ひたすら通して聞く事。<第1ステップ>

そしてひたすら聞いて耳になじませたら、次は聞こえた通りに書き出す。この際に英和辞典など見てはいけない。スペルが分からなくても聞こえた通りに書き出す事が重要。全部書き出したら後でスペルチェックをする。そして書き出した文を声を出して読む。<第2ステップ>

次に書き出した内容のうち、意味の不明な単語があれば英英辞書で調べる。英英辞書に書かれている内容で不明な単語があればそれもまた英英で調べる。そういった作業をひたすら続け、最終的に分からない単語がなくなるまで調べ続ける。<第3ステップ>

こんな感じでざっと第3ステップまで簡単に書いたが、どうだろう?この勉強法がとてつもなくハードなのは分かってもらえただろうか?著者のいうところの「英語はぜったい勉強するな」というのは、旧式のやり方で勉強してはいけないということなんだね。

しかし内容を見るとなるほどと思わせるものがあり、これをやれば確かに上達しそうだと感じさせる。ただ難点はこの勉強法を実践している最中は決して他の勉強法をやってはいけないということだろう。この件に関してはしつこいくらいに注意していて、本文に出てくる生徒もこの誓いを破って痛い目にあっている。

そしてこの勉強法を実践すれば早くて半年、遅くても1年あれば英語が自在に話せるとか。少々ハードだが1年試してみる価値はありそうだねって話(・∀・)

英語は絶対、勉強するな!―学校行かない・お金かけない・だけどペラペラ英語は絶対、勉強するな!―学校行かない・お金かけない・だけどペラペラ
鄭 讃容

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