さよならteacup

フランス産お洒落アニメ

日本でアニメ映画と言えば真っ先に思い浮かべるのは宮崎駿率いるスタジオジブリのアニメだろう。オレと同じ30代で宮崎アニメを観たことがない人ってのは少数派だろう。

コンスタントに作品を発表しているジブリだが、オレは『千と千尋の神隠し』以降の作品を観ていない。正直『千と千尋~』もそれほど期待があったわけではない。『もののけ姫』で宮崎駿信仰は完全に崩れていたからね。

そんなわけでアニメそのものへの興味が薄れてきているわけだが、そんな中フランスから最高のアニメがやってきた。それが今回紹介する『イリュージョニスト』だ。

これはツール・ド・フランスをモチーフにしたアニメ『ベルヴィル・ランデブー』を撮ったシルヴァン・ショメ監督の最新作品で、フランスの喜劇王ジャック・タチが遺した幻の脚本を基に作られている。

『ベルヴィル・ランデブー』では過剰にデフォルメされたキャラクターにエキセントリックな味付けがされていたが、『イリュージョニスト』ではキャラクターはそれほど大袈裟ではなく、コミカルでノスタルジックな世界を描いている。

『ベルヴィル・ランデブー』同様、登場人物がしゃべる事はほとんど無く、まるで無声映画のように物語は進んでいく。それだけに演出やアニメそのものの質が問われるわけだが、そんなものが杞憂である事は予告編を観てもらえれば分かるだろう。





日本のアニメとは若干テイストが違うため好き嫌いはあるかも知れないが、是非とも観てもらいたい。今だったらまだ劇場で公開しているので、一度足を運んでみてはどうだろうって話(´∀`)


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Sylvain Chomet

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