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ジロ・デ・イタリア第8ステージ

 ジロ・デ・イタリアも中盤戦に差し掛かって総合の行方も見えてくる頃だ。第7ステージの山岳でサヴォルデッリが最後に飛び出してマリアローザを獲得。第8ステージも山岳の頂上ゴールという事で目が離せないぞ。

 序盤に10人程の逃げが決まるが最後の山の前で集団に捕まる予想通りの展開。そこからさらに絞られて小集団が形成される。この中にサヴォルデッリクネゴバッソシモーニディルーカといった総合の有力選手が含まれているから堪らない。

 最初に仕掛けたのは2004年に彗星のごとく現れて優勝をかっさらっていったクネゴだ。集団の中から切れ味鋭いアタックで飛び出す。これに反応出来たのは今年ジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスのダブルツールを狙うバッソだけ。腰を上げてダンシングするクネゴに対してシッティングのまま追いかけるバッソ。他の選手はジリジリと離されていく。
 その中でも最初に千切れたのは昨年の覇者サヴォルデッリ。第7ステージのゴールスプリントを見る限り調子が良さそうに見えただけに驚きだ。そしてディルーカ、シモーニと徐々に遅れていく。
 先頭は依然クネゴとバッソ。バッソがクネゴを捕らえて先頭に立つとそのまま引き離しにかかる。シッティングのままスピードを上げていくバッソに対してクネゴはダンシングで追いかけるが差は広がる一方。ここで勝負あり。バッソにはまだダンシングの余裕があるだけにたとえクネゴが追いついても引き離されるだけだろう。

 結果第8ステージの優勝者はイヴァン・バッソ。30秒遅れてクネゴ。2分程遅れてシモーニ、サヴォルデッリ、ディルーカとゴールする。バッソはステージ優勝と共にマリアローザも手に入れることになる。本格的な山岳ステージは13ステージ以降になるのでまだまだ総合の行方は分らないがかなりのアドバンテージを手に入れた事は間違いないね。

 それにしてもバッソは強いね。ツール・ド・フランスでランス・アームストロングと競っていた時はただランスについていっているだけという印象があったがやっぱりスゴいのね。まぁ今回も自分から仕掛けたわけではなくて周りが付いて来れなかっただけだけど。

 ただサヴォルデッリのように急に調子を落とすこともあるだろうからまだまだわからないよ。それこそがステージレースの醍醐味なんだけれどね。

 それにしてもウルリッヒはどうしたのかね?出場してるはずなのに全然画面に出てこないぞ。やっぱりジロはツールの調整でしかないって話ですか??
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