空に太陽が有るかぎり♪

花が好き、ミシンがすき、猫が好き♪ 好きな物に囲まれていた~い♪  けど… 世の中そんなに甘くない?

もう一度 逢いたい

2009-02-03 | 好物 ねこ

去年のクリスマスイヴの朝は
それまで毎日行っていた病院に行くのを
やめた。


愛猫のマーちゃんの話


腎不全がすすんで口内炎、歯周病が酷くなって
ご飯が食べられなくなって3週間になろうとしていた。
強制給餌も受けつけず
「後は体力頼み。年が越せるかどうか…」
と医師から言われて2週間
毎日点滴に通っていた。
病院に行く前に身体を拭いてやっていたのだが
日に日に酷くなるよだれ、鼻水、目ヤニ…
本人(マー)が嫌がるので
時間がかからないように、でも丁寧に。

イヴの朝はそれまでと違っていた。

蒸タオルを近づけると
ナー(いやー)」と鳴いていたのに
「ヒュー」と、か細い空気のもれるような声。
箱座りで頭を振りながら嫌がっていたのに
横になったまま顔を背けるだけ。

身体を拭くことは小さな変化を見続けることと
毎日やっていたことだから
この変化が重大なことの前触れだと分かった。


「今日はどこへも行かないで おウチでゆっくりしようね」


マーとチーと旦那と私
その日一日中 コタツに入って過ごした。




サンタさんが良い子達にプレゼントを配り終わって
日付が変わった1時50分
一人のサンタさんがマーのところに立ち寄って
ヒョイとソリに乗せて空へと飛び立った。


「ア゛ッ」と小さく鳴いて四肢をばたつかせ
2回大きく息をしたのが その瞬間だった。



  


マーが居なくなって なんともさみしい。
さみしくてたまらない。
時々、いつもマーがいたところに向かって
「マー♡」と呼びかける。

やはり返事は無い。

しばらくは後悔だけが心の中を占めていた。
どうしてもっと早く病気に気付いてやれなかったのか。
あれやこれや、マーには嫌なことばかりだったんじゃないだろうか。
もっと他に何かできることがあったんじゃないだろうか。

写真の中のマーは何にも答えてくれない。








マーちゃん もう一度逢いたいね

もう一度一緒に暮らしたいね




その願いが叶う日がいつかきっと来る
そんな気がしてならない