「トントン」 と
だれかが足を叩いた。
愛猫チーちゃんが5月18日に旅立った。
13歳と7ヶ月
前の日までは歩けた。
青年期には4.5㌔あった体重は、
17日に量ったときには1.66㌔まで落ちていた。
ガリガリに痩せて足取りはフラフラだけど 散歩に行きたがった。
人の傍が良いらしく いつの間にか足元に寄り添っていた。
でも
その日は朝から手にも足にも全く力が入らない。
寝させたら寝させたままずっと同じ姿勢…
寝返りもうてない。
何かを探しているかのように、何かを確認しているかのように
ふわふわと首だけが動く。
瞳孔が開いていた。
目が見えていなかったのか…
呼びかけにはシッポの先っちょで答えてくれた。
耳はまだ大丈夫…
チーちゃんの手を握りながらゴロンと横になっていたら
不覚にも眠ってしまった。
どのぐらい経ったのか…
「トントン」 と
だれかが足を叩いた。
ハッ と目が覚めたが 足を叩くような人は誰もいない。
チーちゃんの向きを変えようと座りなおしたとき
・
・
・
チーちゃんは一人で逝ってしまった。
「トントン」って起こしてくれたの マーちゃんだよね
ありがとう マーちゃん
ちゃんと看取らせてもらえたよ
ありがとう チーちゃん
私が目覚めるまで頑張ってくれたんだね
13年と7ヶ月 私たちはとっても幸せだったよ
また逢いたいね
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