アリ@チャピ堂 お気楽本のブログ

日々の読書記録を勝手きままに書き記す

いったい何がほんとうなのか-

2017-10-07 12:00:13 | フィリップ・K・ディック
「フィリップ・K・ディックの世界」も再刊

1991年にペヨトル工房から出版されたディックとのインタビューをまとめた本が
河出書房新社から一部改訳して再刊された

「フィリップ・K・ディックの世界」 ポール・ウィリアムズ著 1986年 小川隆訳
河出書房新社 2017/8


以前は「消える世界」という副題がついていて
それがないので改題ということにもなるらしい
長編作品一覧に「ティモシー・アーチャーの転生」以降4冊が追加され
日本で編集された短編集の一覧も追加されている
あとがきも新版用に追加があり帯裏表紙側にはその抜粋がある


帯の裏にディックを親しむものにとって納得のフレーズが刻まれている


ちなみに1991年に刊行されたペヨトル工房版の表紙はこちら

「フィリップ・K・ディックの世界-消える現実」 ポール・ウィリアムズ著 1986年小川隆・大場正明訳 ペヨトル工房 1991年発行
帯の惹句が微妙に違っている

中身は?
ちょっと時間が取れず・・省略
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またしても新訳版登場!

2017-10-06 22:00:00 | フィリップ・K・ディック
去年を待ちながら[新訳版]



去年を待ちながら〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF) 文庫 – 2017/9
フィリップ・K・ディック (著), 山形 浩生 (翻訳)


帯にあるように4か月連続だそうである
9月「去年を待ちながら」
10月「銀河の壺なおし」
11月「シミュラクラ」
12月「戦争が終わり、世界の終わりが始まった」
と怒涛の如く・・?!

「去年を待ちながら」は寺地五一訳で創元推理文庫から出ていた
「銀河の壺なおし」と「シミュラクラ」は汀一弘訳のサンリオ文庫版以来
「戦争が終り、世界の終りが始まった」は珍しくハードカバーでしかも晶文社から出版された「普通小説」
この「普通小説」という言葉自体がディックらしい
というわけでみな新訳版としてハヤカワ文庫SFから改めて刊行ということになる

帯は公開されるブレードランナー2049の宣伝がメインで
この本のPRは三行のみ
原作もしくは翻案の映画が公開されるたびに
またゾンビの如く世に出てくるディックの本は
体裁も訳も変わってどれが本物かはたまたいずれも偽物なのか
お付き合いするのが大変な作家だ
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ブレードランナー2049公開迫る!!

2017-10-05 22:49:37 | フィリップ・K・ディック
またしてもカバーが新しくなった・・カバーサイズの帯かな?

映画「ブレードランナー2049」がもうすぐ公開されるらしい
それで文庫「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」に新しいカバーがかけられ
書店に平積みになっていた



ハリソン・フォードもリバイバルで忙しい
スターウォーズではもう出なくて良い状況になったが

カバーをはずせばまたカバーで

「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」
訳 浅倉久志 ハヤカワ文庫SF 2017年5月15日 75刷
となっている

ちなみに前のブレードランナー仕様のカバーがこちら





ちゃんとカバーそのものが映画仕様になっていて
帯もちゃんとある

「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」のカバーの変遷はこちらから
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サスペンスSF?!

2017-10-04 23:26:42 | フィリップ・K・ディック
「死の迷路」がハヤカワ文庫から再刊される



「死の迷路」
山形浩生訳 (ハヤカワ文庫SF) 文庫 – 2016/05

1989年発行された創元SF文庫版がハヤカワ文庫SFから再刊された
1979年発行の飯田隆昭訳サンリオSF文庫版ではない
訳者あとがきは新しくなっているようだ

買った後アップせず放置していた
ディックの本を自分が持っているかいないか
確認するためのブログになっているが
アップしておかないとそれもできない

少しは本も読んでアップしないと
やり方まで忘れてしまいそうだ

なんとも・・
サンリオSF文庫と創元SF文庫版についてはこちらから
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スキャナー・ダークリーのカバーが新しくなった

2016-07-31 01:30:12 | フィリップ・K・ディック
本屋に行かないと分からないこと


「スキャナー・ダークリー」 浅倉久志訳 ハヤカワ文庫 2005年発行
※新しいカバーの本は2016年5月25日3刷

なんでも通販で手に入れるようになり
本などは電子媒体で購入するものが増えた
雑誌は捨てる手間もなく
1か月定額のサイトに定期的に読むつもりの雑誌が1冊でもあれば
そのほうがお得で手間がない
タブレットは必須だけれど
画面が拡大できるので老眼鏡もいらず助かる

しかし
カバーが変わっても手に入れておこうという
本来の読書とはちょっと違う目的で本を集める場合
新刊でなくカバーが変わったというような場合は
本屋に行かないと気が付かない・・分からない

やはり定期的に本屋には行かないとね
カバーで本を書くとか今の流行りとか
行かないと分からないことはやはりある

「スキャナー・ダークリー」のカバーイメージが統一されました
でも10年経って3刷とは寂しいか
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ヴァリス三部作完結篇の新訳版です

2015-12-31 00:39:42 | フィリップ・K・ディック
ティモシー・アーチャーの転生〔新訳版〕



ティモシー・アーチャーの転生〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF) 文庫 – 2015/11
フィリップ・K・ディック (著), 山形 浩生 (翻訳)


11月に出たのだがやっとアップしました
年を越さなくて良かった・・

ヴァリス、聖なる侵入といずれも山形浩生による新訳
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最後の「本邦初訳SF長編」なのか

2015-08-17 22:47:13 | フィリップ・K・ディック
「ヴァルカンの鉄槌」文庫化される



ヴァルカンの鉄鎚 (創元SF文庫) 文庫 – 2015/5/29
P・K・ディック (著), 佐藤 龍雄 (翻訳)


2014年に荒川水路訳で「ヴァルカンズ・ハマー」としてkindle版が入手可能だった
それが出版された
帯に「ディックならではの悪夢世界」とあるとおり
混沌とした世界がそこにある
解説はそちらに譲る
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濃縮度120%の傑作?!

2015-08-17 22:26:48 | フィリップ・K・ディック
パーマー・エルドリッチの三つの聖痕




パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (ハヤカワ文庫SF) 文庫 – 1984/12
フィリップ・K・ディック (著), 浅倉久志 (翻訳)


これも新訳ではない
2015年4月15日 第11刷となっている
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東京創元社復刊フェア2014

2015-08-17 22:08:27 | フィリップ・K・ディック
名著復活「ジョーンズの世界」!!



「ジョーンズの世界」“The World Jones Made 1956年作品
白石 朗訳 創元推理文庫SF 1990年発行

東京創元社復刊フェア2014として再刊されカバーが変わった
同復刊フェアー2013では「タイタンのゲーム・プレーヤー」であった
その時もカバーが変わっただけで新訳、改訂版という訳ではなかった
この本は2014年10月3日 第5刷となっている

タイタンのゲーム・プレーヤーのところでも書いたが
「入手困難だった」というところはそうだが
誰に対しても「名作」「名著」であるかはいささか疑問?

いや「ジョーンズの世界」はディックワールドを形成する
その黎明期の長編として意義は深い・・か
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「火星のタイムスリップ」のタイムスリップ

2015-08-17 21:56:33 | フィリップ・K・ディック
カバーが変わりました・・


火星のタイム・スリップ (ハヤカワ文庫 SF 396) 文庫 – 1980/6
フィリップ K.ディック (著), 小尾 芙佐 (翻訳)

これは新訳、改訂版というのではなく
カバーが統一された再刊で
奥付では2014年9月15日 第14刷となっている

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