最近の流行りなのか、
「私はホンダの CB400SF に乗っています。」
と言えば良いのに
「私は、ホンダの CB400SF に乗っている者です。」
みたいな日本語を話す人が増えている気がする。
ただでさえ日本語は迂遠な間接表現みたいなのが多くて簡明じゃないのに、もっとシンプルに表現して欲しいものである。
Plain English ってのが、UK 発祥(?)で起こって、あちらでも法律関係などの文書の文章がアレな感じだったらしく、分かりづらく長ったらしかったらしい。あまりに目に余るので、簡明で意味をとり間違えようがない表現にしましょうということで、plain English というのが提案されたそうな。
今では公文書は plain English にすべしと USA でも進められているそうな。
先の例で書けば、
"I am the one who rides a Honda CB400SF."
と書いていた(ネイティブは書かんと思うが(笑))のを
"I ride a Honda CB400SF."
と書くようにしたみたいな話だけれど、そもそもこんな「消防署の方(角)から来た者です」みたな胡乱な輩の気配プンプンな表現に吃驚なわけです。
「~な者」と表現して一段自分を客体化しておくことで、直截な好ましくない反応を「躱そう・・躱せると良いなぁ、躱せるよね?」みたいな気配は感じるのである。
究極、
「いやあ、実はホンダの CB400SF に乗っている者がおりまして云々かんぬン・・・ということなんですよ。どう思います?・・・え?全然ダメ?ケシカラン?そうですか」(いやあ、自分だって言わなくてよかった)
みたいなところに行きつくような、これの一歩手前にいるような感じがするわけです。
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