森の声

 雨粒が あちらこちらに飛んで 

 街燈にも月にも光る、綺麗な夜

 

比叡山の緑

2007年07月01日 | Scene
緑の濃くなった紅葉が、美しい。



日差しは確かに夏が近いのに
まだ、香る雨のにおいと
日陰の風はとてもとても涼しく爽やか。

この、のびやかな季節に
心が向かう先にあるのは
迷いも翳りもなく、
ただただ、真っ直ぐで透明なもの。

『心が決めることは
 大切なことほど、思うよりカンタン
 だってそれが自然なのだもの。』

と、友人が言うのだけれど
ほんとうに、そうなのだなと、思う。

何も知らなくても、初めからなにかを捉えて
どこかで気づきはじめていたこと
それを、言葉で温度で、確認と実感していく、貴い歩み。

それは、この先、数十年をかけて、続けてゆくこと。
正しいかどうかではなく
理由などなく、ただただ、それを信じて続けてゆくこと。

初めは、誰かにとっては
なんでもないことに隠れていたのです。

この緑の季節に、決めたことは。