原発事故3.11 今日はあの日の1日前?

第二の福島はいつでも起こる。

北九州市での俳優中村雅俊さんの人権教育のお値段は ¥1,989,750

2013-01-12 18:27:40 | 日記

北九州市での俳優中村雅俊さんの人権教育のお値段は ¥1,989,750



2013-01-09 20:30:15
テーマ:北九州市の対応

俳優中村雅俊が北九州市で人権授業

東日本大震災の被災地・宮城県女川町出身で、被災地の支援活動を行っている俳優の中村雅俊さんを講師に招いた特別授業が北九州市の中学校で開かれ、中村さんは、「東日本大震災を忘れないでほしい」と生徒たちに呼びかけました。この授業は、人権週間にあわせて北九州市教育委員会が開いたもので、北九州市戸畑区の飛幡中学校の2年生の生徒134人が参加しました。

中村さんはまず、雪の降らない沖縄県に毎年、青森県の雪を運んで行われいた雪遊びのイベントが、「放射性物質が心配だ」という一部の市民からの声を受けて、中止されたことを綴った文章を朗読しました。


そのうえで中村さんは、自身の出身地・宮城県の震災がれきの問題に触れ、「県外で受け入れてくれないと処理が出来ないのが実態だが風評被害でいまだにがれきが山積みのままです。←ウソ(災害廃棄物一次仮置き場は2013年6月までに二箇所に集約される)  

東日本大震災を自分の出来事ととらえてもらえば違う対応が出来るのではないか」と生徒たちに語りかけました。

そして最後に、「東日本大震災が起こった当時、皆さんが抱いた”何かしてあげたい”という気持ちを忘れないでほしい」と呼びかけました。
授業に参加した生徒は、「もう一度震災について考えて思いやりの心を持ったり助け合うことが大事だと改めて感じました」と話していました。(12月06日 17時38分 NHK)
心情だけで放射能の危険性は一切隠されたまま
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震災ガレキを受け入れた北九州市は、受入後もいまだに一方的な認識を中学生の人権授業を使って押しつけています。

この件で質問された方がいますので、市からの回答を掲載します。


○○ ○○ 様

 平成24年12月11日にご質問いただいておりました「先日の中村雅俊飛幡中学校での講話の件」につきまして、回答いたします。

1 この企画は、誰がして、誰がオファーしたのですか。

(回答)
北九州市教育委員会生涯学習課において、人権を考えるラジオ番組「明日への伝言板」のシナリオを題材とした特別人権授業について、その番組のナレーターの中から講師依頼をしており、本年度は中村雅俊氏に依頼したものです。

2 この企画のお金の出所を教えてください。

(回答)
北九州市教育委員会の予算です。

3 ガレキの広域処理は、違法であるにも係わらず(根拠がない 環境省が回答)しかも、安全であるというのは、原発を推進している国(事故の責任をとるべきところ)一方的な意見の押し付けを生徒にしましたが、反省はありますか?

(回答)
市環境局に確認したところ、本市が受け入れている宮城県石巻市の災害廃棄物は、放射能セシウムの濃度が1キログラム当たり100ベクレル以下のものであり、放射性物質に汚染されたものとして扱う必要のないものです。したがって、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づき、一般廃棄物として処理を行うことができるため、本市の行っている災害廃棄物の処理は違法ではありません。
中村雅俊氏による特別人権授業は、風評被害だけではなく差別問題などの根本は、一人ひとりの意識から始まること。したがって、先入観等に惑わされることなく、正しい情報に基づき、事実を正しく認識することの大切さを生徒に気付かせるという「人権教育の一環」として企画されたものであり、「ガレキの広域処理が安全である」ことを説明するために実施したものではありません。

4 ガレキの焼却によって、健康被害が出ているとの調査書を先日、環境省と北九州市環境局、市長に提出しましたが、一方的な焼却により、引越しをしなければならなかった人、今も症状に苦しむ人たちの立場に立つと人権損害に見えますが、生徒に一方的情報を与えた事にについて、反省はありますか?

(回答)
市環境局に確認したところ、前述のとおり、本市が受け入れている災害廃棄物の放射性セシウムの濃度は安全なレベルであり、処理の各過程で実施している放射能測定の結果からも、その安全性は確認されています。したがって、処理によって健康被害が生じることはあり得ません。
また、本市に提出いただいた調査書についても、健康被害と災害廃棄物の処理との因果関係が立証されていないため、当該健康被害が災害廃棄物処理に起因するものとは考えられません。
なお、今回の特別人権授業の中では、「ガレキの焼却による健康被害」については一切触れられておらず、「一方的情報を与えた」という事実はありません。

北九州市小倉北区大手町1-1
北九州市教育委員会生涯学習課
電話 093-582-2385


文書開示もしています。







御見積は¥1,989,750 Bravo!!!

企画、主催者は北九州市教育委員会生涯学習課 課長本郷さんということになっています。
対象は、飛幡中学校の2年生と保護者となっています。
文書開示は、支払いの前でしたので、見積書までです。

北九州市には、このような企画を制作実行する会社は一社しかないから、競争はなく、特命です。
また、年末に教育委員会にメールで前回の回答に対する質問をしています。

内容は、

特措法は予算付けのための法で、根拠法にはなり得ず、「環境基本法と今回のガレキの広域処理は、法的整合性を取っていない」と環境省からの回答を示した上での回答を求めています。

一応一週間でお願いしております。

まだ、特措法を根拠法だという回答をして来ると思いますが、この件は続報ということにしても良いと思います。


ところで、ガレキを受け入れてもなお、この様に芸能人を呼んでまで法外な予算を使って、念には念を入れての「人権教育」が必要なのでしょうか。しかも、1校の2学年のみです。
ここまでするなら、福島県とその周辺自治体の放射能汚染による人的、経済的被害を明らかにし、早急な避難を呼びかけるのが人権教育として相応しいと思います。

「放射能拡散・全国くまなく汚染」ではなく、「放射能閉じ込め・避難」を教育して貰えるよう切に願います。

本当の人権教育とは何でしょう、放射能の危険性、焼却したときの健康被害、チェリノブイリの子供達の健康状態、などの説明もまったくなく、ただ、子供達に心情だけで受け入れなければならないと植えつける、やり方、これは、人権教育ではなく、子供の人権侵害です。

福島県警警察官、急性白血病で死亡

2013-01-12 18:04:32 | 日記
福島県警警察官、急性白血病で死亡
2013年 1月 11日 23:15 【取材ニュース】 <人権> <原発> <市民活動> <災害・事故>
三上英次

 2013年、年が明けてからの首都圏反原発連合呼びかけによる反原発・官邸前抗議行動は1月11日に初回が行なわれた。同じく18時から文部科学省前では、〈ふくしま集団疎開裁判〉弁護団らによる集会が開かれ、1月4日に続き支援者らが集まった。


1月11日、文部科学省前の〈ふくしま集団疎開裁判〉集会でマイクを握る柳原弁護士 (撮影・三上英次 以下同じ)
 〈ふくしま集団疎開裁判〉は、第3回目の尋審が今月21日(月)に予定されている。

 「尋審の行われる仙台高等裁判所のある仙台市内は、福島各地と比べて復興ムードの高まりもあり、被災地の現実がいま一つ伝わっていないところがあります。裁判所の壁を完全につき崩すためには、みなさんからのもうひと押しが必要です。」

 「福島の問題は、単に福島だけの問題ではありません。日本全体の、私たちの問題でもあります。原発事故の影響は、確実に出て来ています。私たち弁護団も、起きていることを科学的に分析し、さらに勉強をして裁判を動かしていくつもりです」

 弁護団の光前幸一弁護士は、こうあいさつしたが、11日の集会では驚くべきことが最新のニュースとして紹介された。それは、福島県相馬市とその周辺地域の警戒に当たっていた福島県警の現職警察官が、少なくとも3名、急性白血病で死亡していたというものだ。


こちらは、1月11日の官邸前抗議行動の人波。ひところの夏のような人出ではないが、やはりそれでもかなりの人数だ。「チェルノブイリ98万5千人」というプラカードが、原発事故の対応が誤った場合の日本の未来をも暗示している。

官邸前にて。
 このニュースについて、弁護団の柳原敏夫弁護士も驚きを隠さない。

 「福島県の相馬地区は、原発から40~50キロも離れているところです。たしかに、原発事故直後、盗難などを防止するために多くの警察官が派遣されていたそうですが、3名もの急性白血病による死者というのは、水面下でたいへんな事態が進んでいるということです。子どもたちの避難(疎開)を、国が率先して進めないと今後とんでもない被害が予想されます」

 警察官の白血病死に続いて、12月26日付東京新聞でも取り上げられていた取手市の市民グループによる子どもたちへの健康調査で、取手市の子どもたちにも、これまでと比べて明らかに高い割合で心臓疾患等が見られることも報告された。


こちらは国会前近くにて。若い女性2人が「かくめい喫茶」「ゲリラカフェ」を“開店”していた。
 〈3.11〉以降の原発事故について、政府の対応の特徴を柳原弁護士はこう表現する。

 「重要な情報を隠す、事故そのものを小さく見せる、安全に関する基準値をあげる――この3つが、福島の原発事故で行われていることです」

 11日の集会で報告されたことは、後日〈ふくしま集団疎開裁判〉の公式ブログ等で改めて報告される予定であるが、福島県相馬地区や茨城県取手市からのニュースは、福島原発事故による環境汚染が、確実に私たちのまわりに及んでいることを物語っている。(了)




イラストレーターの大島史子さんは反原発の歌も多かった忌野清志郎の似顔絵を持って抗議行動に参加。オフィシャルサイトは〈フィガロweb漫画工房〉。
    

  《関連サイト》

◎ふくしま集団疎開裁判

 1月21日(月)朝7時・新宿発の仙台高裁支援バスツアー(日帰り)が現在企画されている。申込先は、090-2933-7993(黒岩さん)まで。〔人数によって中止の場合あり〕

 http://fukusima-sokai.blogspot.jp/

◎たんぽぽ舎

 1月31日(木)19:00からは「放射能にまつわる話~避難の権利~」という題で、原田裕史さんを講師に招いて学習会が開かれる(参加費800円)。

 http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=202

     

  《関連記事》

◎「ふくしま集団疎開裁判」12月28日 屋内集会 

 http://www.janjanblog.com/archives/88475