或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

断水やら道路工事やら

2006年06月17日 | ハンガリー(日常)
現在、断水中。今朝5時からアパートの水道が止まったまま。
早起きして気づき、事の次第をうかがうしかないかと、そのまま
もういちど横になって起きた8時、アパートの管理を引き受けて
いる1階住人が呼び鈴を鳴らしてやってくる。

聞けば、庭にある水道管が原因らしい。「とにかく10分で水を
汲み置くこと。復旧するまで水栓をひねらないこと。トイレの
流すボタンをプッシュしないこと。」といわれ。

大慌てでバスタブ、家中の鍋、ボウル、大型タッパーに水を汲む。
そして、かれこれ、9時間経過。午後4時を回って復旧の兆しなし。
なんと表に出てみると青年が一人で庭にいて、スコップで相当深い
穴を掘っているのみ。いつ終わるのやら・・・

ハンガリーにいると道路工事などは昼間のうちに実に悠長に
行われていて、日本では渋滞を嫌って夜間に一気に仕上げて
しまうことを思うと「まだやってるの?」というくらいノンビリ。
きっと「夜間労働」を嫌うのでしょうね。

ところで現在、ブダペスト市内はそこら中、工事、工事で渋滞が発生
しています。

そもそも工事現場でブルドーザーやショベルカーを見たことない。
1度ローラー車を路面電車の工事現場で見た程度で、それも滅多に
見かけない。人海戦術で、電気ドリルを見かける程度。上半身裸に
なった労働者が素手で道路の破片や何かを素手で投げ入れ、手押し車
で往復、手押し車がないひとがブロックを両手で1個運んでは戻り
を繰り返す。直射日光と照り返しの暑さのなかのヨレヨレになって
働いていて、大渋滞の車中から工事の様子が垣間見え「これじゃ
終わるはずない」と何日もかかる理由がわかってしまいます。

ちなみに、工事資材は道路に直置きで小山になっていて、風が吹けば
吹いたで飛ばされるままに。天候に関係なく、工事期間中、置かれた
ままでビニルシートくらいかけて帰らないのか?と素人の私でも
なんだか心配になってしまいます。

こうした道路工事に取り組んでいるのは、決して若くなく、日に焼け、
いつ洗ったか分からない泥とホコリで汚れきった服を着た人々で、
聞けば「あれは全部ルーマニアからの出稼ぎ、貧しいから」と
ハンガリー人は居丈高に。なるほど地続きで国境を接すれば、
こういう形で経済格差を目にするものかと思った覚えがあります。

そにれしても断水、トイレもストレスだし、神経擦り減ります。
早く終わらないかなぁ・・・。