私が台湾ドラマにはまったきっかけは「君には絶対恋してない」と
いう話なのだと何度もいってきたけれど。
そのなかに、オペラのワンシーンを口ずさめてしまう留学経験の
あるお金持ちの才媛から「何か歌ってごらんなさいよ」と言われ、
ごくフツーの女の子としてのヒロインが茶化すように流行歌を
歌ってみせるシーンが出てきた。
「世界の人が中国語を勉強し始めた
孔子様の教えが国際化する」
「世界の人が中国語を勉強し始めた
私たちの話を真剣に聞いてもらえる」
「私たちはどれだけ長いこと英語の発音や文法を
苦労して勉強してきたんだろう
それなのに最近では、中国語を勉強しようと
世界中のひとが動き出してる
なんて聡明な中国 なんて優美な中国語」
すごい歌だ。あっけらかんと自画自賛していて突き抜けっぷりが
半端じゃない。
最初のフレーズを聞いただけでも面白すぎたのでドラマの
放送時間が過ぎるとすぐにネットで検索。
そしたら、ヒロインの女の子はS.H.Eというガールズユニットの
メンバーで自分たちの歌を歌っていたシーンだった。
おまけに聞いたひとが「君、S.H.Eのうた、本物よりうまかった
よ。すごくよかった」と彼女に言うシーンがあって、「ふふふ
そうでしょ?S.H.Eなんてダメよ。特にEllaなんてプイプイー
って感じ」と冗談をいうのだけど、それこそ、演じている本人が
Ellaなので、彼女が歌手兼女優であること、自分の持ち歌である
ことを知っているひとにだけ分かるくだり。
台湾では既に長い息の人気を誇っていて、You Tubeで検索しても
とても追いきれないくらいの楽曲が出てくるS.H.E。
今回、この記事を書くに当たって調べるうち、この曲が商業的に
大陸に打って出るとき発表されたもので、大陸政府に遠慮する
あまり(台湾には台湾語があるので)標準語としての中国語を
ここまでもちあげるとはみっともないという批判が沸き起こり、
大変な物議を醸したよう。
でも、外国で中国語を勉強している人間にとっては、髪の色や
肌の色が違ってもみんな中国語を勉強しようとしているといって
喜んでいるように見えるこの歌。無邪気でユーモアがあって
好感がもてるんじゃないだろうか。
もともとカンフー映画を父の後でずっとみていて、幼いながらに
中国語の響き(思えばそれは標準中国語ではなく広東語だった
のだけど)が好きで、長じて中国語の学習を始めた私。
ビデオクリップは、少林寺のお坊さんたちが型を披露して
いる姿とヒップホップ系のダンスを披露する外国人の姿とが
うまく重なり合うようにミックスされていて、なんだろう、
すごくよい感じに中華的な「混じりあえる自信」?のような
ものがあって、面白いの。
翻って、日本人が「日本て知性があるよね」「日本語って
優美な響きだよね」って歌詞のこういう歌が作れるかというと
「恥ずかしがり」の文化が小さいうちから刷り込まれている
だけに、明るく楽しく批判を覚悟で「自画自賛」な歌を
作ることはできないだろうなぁって思って、非常に
うらやましく感じてしまった。
日本でもラップを日本語でやって歌の隙間にいれないと気がすまない
感じの流行歌がフツーになったように、中華圏それも台湾では
こういう歌あるんだー、中国語でラップ、新鮮!と、中国語の意味が
分からなくてもビデオクリップは純粋に楽しめると思う。
興味のある人は見てみて欲しい。最後まで見るとクスッと笑えるオチも
あるから頑張って見てみて。
S.H.E - 中國話 (官方版MV)
いう話なのだと何度もいってきたけれど。
そのなかに、オペラのワンシーンを口ずさめてしまう留学経験の
あるお金持ちの才媛から「何か歌ってごらんなさいよ」と言われ、
ごくフツーの女の子としてのヒロインが茶化すように流行歌を
歌ってみせるシーンが出てきた。
「世界の人が中国語を勉強し始めた
孔子様の教えが国際化する」
「世界の人が中国語を勉強し始めた
私たちの話を真剣に聞いてもらえる」
「私たちはどれだけ長いこと英語の発音や文法を
苦労して勉強してきたんだろう
それなのに最近では、中国語を勉強しようと
世界中のひとが動き出してる
なんて聡明な中国 なんて優美な中国語」
すごい歌だ。あっけらかんと自画自賛していて突き抜けっぷりが
半端じゃない。
最初のフレーズを聞いただけでも面白すぎたのでドラマの
放送時間が過ぎるとすぐにネットで検索。
そしたら、ヒロインの女の子はS.H.Eというガールズユニットの
メンバーで自分たちの歌を歌っていたシーンだった。
おまけに聞いたひとが「君、S.H.Eのうた、本物よりうまかった
よ。すごくよかった」と彼女に言うシーンがあって、「ふふふ
そうでしょ?S.H.Eなんてダメよ。特にEllaなんてプイプイー
って感じ」と冗談をいうのだけど、それこそ、演じている本人が
Ellaなので、彼女が歌手兼女優であること、自分の持ち歌である
ことを知っているひとにだけ分かるくだり。
台湾では既に長い息の人気を誇っていて、You Tubeで検索しても
とても追いきれないくらいの楽曲が出てくるS.H.E。
今回、この記事を書くに当たって調べるうち、この曲が商業的に
大陸に打って出るとき発表されたもので、大陸政府に遠慮する
あまり(台湾には台湾語があるので)標準語としての中国語を
ここまでもちあげるとはみっともないという批判が沸き起こり、
大変な物議を醸したよう。
でも、外国で中国語を勉強している人間にとっては、髪の色や
肌の色が違ってもみんな中国語を勉強しようとしているといって
喜んでいるように見えるこの歌。無邪気でユーモアがあって
好感がもてるんじゃないだろうか。
もともとカンフー映画を父の後でずっとみていて、幼いながらに
中国語の響き(思えばそれは標準中国語ではなく広東語だった
のだけど)が好きで、長じて中国語の学習を始めた私。
ビデオクリップは、少林寺のお坊さんたちが型を披露して
いる姿とヒップホップ系のダンスを披露する外国人の姿とが
うまく重なり合うようにミックスされていて、なんだろう、
すごくよい感じに中華的な「混じりあえる自信」?のような
ものがあって、面白いの。
翻って、日本人が「日本て知性があるよね」「日本語って
優美な響きだよね」って歌詞のこういう歌が作れるかというと
「恥ずかしがり」の文化が小さいうちから刷り込まれている
だけに、明るく楽しく批判を覚悟で「自画自賛」な歌を
作ることはできないだろうなぁって思って、非常に
うらやましく感じてしまった。
日本でもラップを日本語でやって歌の隙間にいれないと気がすまない
感じの流行歌がフツーになったように、中華圏それも台湾では
こういう歌あるんだー、中国語でラップ、新鮮!と、中国語の意味が
分からなくてもビデオクリップは純粋に楽しめると思う。
興味のある人は見てみて欲しい。最後まで見るとクスッと笑えるオチも
あるから頑張って見てみて。
S.H.E - 中國話 (官方版MV)