以前、ミサゴがカイツブリを捉えた珍しい場面を紹介しましたが、先日、もう一度そのミサゴの狩りを見たくて同じ池に行ってみました。池について見ると、この日は上空を飛翔せず、池の真ん中にある杭の上で一羽、静かに佇んでいました。
私の姿を見つけて直ぐに飛んでいくかなと思いましたが、私など全く気にする様子もなく、細い杭の上にうまく止まり羽繕いをしていました。カメラでアップして顔を覗いて見ましたが、さすがの猛禽類ーかなり精悍な顔をしていて貫禄充分でした。
ところがこのミサゴ、狩りが下手くそなのか、その後二度ほど上空に飛び立ち獲物を狙ってカッコよくダイビングしていましたが、なんと二度とも狩りに失敗してしまい結局、諦めて何処かへとんで行ってしまったのです。その様子をじっと見ていた私は、遠くへ消えていくこのミサゴの後ろ姿が悲しそうに見えて、なぜか哀愁のようなものを感じてしまいました。
私もミサゴの狩りの場面を捉えようと必死にレンズを覗いていましたが、二度の失敗でそれも無駄な努力になってしまいました。
今日は、そんなミサゴの姿を見てください。(画像は少し粗くて申し訳ございません)
▼二度の狩りに失敗し、哀愁を漂わせながら何処かへ飛んでいきました。