想い出の時を刻む

趣味を楽しみながら、今日の思いや出来事を綴り、想い出として残していく日記

朝から涙腺が緩む

2015年12月25日 | 日記

 

 今日は久しぶりに野鳥の話から離れて友人の話をさせてもらいます。 

 

 今日の朝、突然遠方にいる友人から電話がかかってきてビックリした。約半年ぶりの電話である。彼の名前は以前から知っていたが、初めて出会ったのは今年の8月である。

 ある旅行先で偶然出会ったが、初印象が非常によかった。歳は私より5歳下になるが、性格も明るく活発で、なにせよくしゃべる人間だった。そんな気さくな性格の持ち主だったので、二人はすぐに仲良くなることができた。

 そんな理由で、10日程の旅行ですっかり中のいい友達になることができた。しかしそれもつかの間のことで、互いに住んでいる所が違うだけに、旅行が終わると同時に互いに惜しみながらも別れざるをえなかった。

 ところが、彼はどう勘違いをしたのか、私のような何の魅力もない人間に好意を抱いてくれて、その後も手紙と一緒に本や土産物等を送ってくれて、私にすごく気配りをしてくれたのだ。そんな彼の気持ちは本当にありがたかったが、逆に私が彼にしてあげられるものが何にもなかったので、一度だけ彼に電話を入れてお礼のあいさつを伝えたうえで、今後はそういった無駄なことをしなくていいと丁重に断ったのだ。

 それでも彼は、そんな私の話などは無視して、その後も何度も電話をかけてきては、私の健康を気遣い、自分の家に一度遊びに来てくれと言ったりして、相変わらず気配りをしてくれた。

 そうしている間に、いつの間にか年末を迎え、今年も後一週間程となった今日、突然彼から私に電話をかけてきたのだ。久しぶりに聞く声だったが近況を尋ねてみると、この間、少し体調を崩し食事もまともにできないくらい苦労をしたと聞いてビックリしたが、そんな彼を思うと心がすごく痛たんだ。(彼は一度胃癌で大きな手術をしていた)

 なのに彼は自分の事はさておき、また、年の瀬が近づいたので私に手紙と本を送ってくれたと言うのである。(彼はまだ若いのにスマートフォーンをよう使わないので、いつも手紙を書いてくる)そして彼は続けて何かをり語りかけていたが電話口でじっと聞いていた私は、彼の気持ちがあまりにもありがたくて、つい目頭が熱くなり涙がこぼれてしまった。

 彼の好意がありがたかったのはもちろんだが、今の世の中にまだこうした人思いの人間がいることに感動し、また、そんな後輩を友に持てたことが嬉しくて、朝から不覚にも涙が出てしまったのだった。

親友