ビナカの気まぐれ日記^^

日々の出会いを大切に・見て・聞いて笑ったこぼれ話

あの日から3年

2014-03-11 13:38:11 | ボランティア
2/23(日)
福島県双葉郡双葉町に一時帰宅されるHさんに同行させていただき、
3年目の現状を見てきました。

福島第一原子力発電所




そこから1キロのお宅





自分が防護服を着ていなければ、
ここが放射能で汚染されているとは思えない、思いたくない。



あの時のカレンダー




あの日寝るはずだったお布団




でも現実は人間が一人もいないまま時間が止まってしまっています。
(一時帰宅者や関係者を除く)





原発は安全と信じてきた人たちは、地震後に「原発が危ないから逃げろ」
と言われても、明日は帰れるという思いで家を後にしたのです。
それが3年経った今でも、帰れる日が来るのかさえわからない。



全てがあの日のまま。










しかし3年前には無かった除染土の入った大土嚢袋の仮置き場がアチコチにあります。

Hさんのお宅は玄関を動物に壊され中は荒れ放題。帰る度にひどくなるそうで、
「ビナカさん、本当はこんなとこ見てもらいたくないんだよ」と。
あの時まで、イケメン犬のふくちゃんと楽しい毎日だったのに、
「原発さえなければ」というHさんの言葉が忘れられません。


震災直後不安で怖くて何もできなかった私だけど、時間と共に何もしない事が
辛くなり、ボランティアを始めました。
「自分にも他に何かやれることがある」と思い始めた頃、ReVAに出合った。
災害ボランティア初心者で不安もありましたが、みんな優しくて、
被災地で活動することもできました。、
そして少しだけだけど、心も体も強くなれた気がします。
これからも微力ですが、私にできる応援を続けていきたいと思います。




コメント (4)
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