大家族・長期村の日々奮闘記

ヒマだ

「なんかすることない、つまんない」とちびっ子が訴えて来ました。
廊下に行くと、4、5人の3泊4日コースの2、3年生がソファに座ってます。運動会をして温泉に行き、ピザづくりをした夕方です。夕食まで1時間ほどあります。
「君達、ゲームやテレビがないとヒマなんだろ?」と、言うと、あたしは知らないゲームの話題をふられました。

「ここにいるお兄さん、お姉さんたちはゲームもテレビもないところでもう2週間以上いるんだなあ」
たいして関心なし。話題に乗ってくることなく、「ゲームやりたいなあ」

20人以上の大人も一緒にいます。スタッフからもトランプをしたり、一緒に本をみたり、体育館に誘ったりもしますが、じきに子どもがスタッフを誘うようになります。
今の子ども達は誰かにかまうということがへたくそになってきたと感じます。三週間コースのお子さんでも最初は家に帰ってゲームしたいと毎日いっていた五年生がいましたが、今はいつも誰かとつるんでいます。ゲーム機械に遊ばされることなく、自分で自分を遊ばせる、他者との話を続けるようになっています。

いつもの遊び道具がない中で、自分を遊ばせることができるようになるのは、現代の子ども達には案外と難しいことなのかもしれません。
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