大家族・長期村の日々奮闘記

ぶなの森自然学校の,子ども長期自然体験村の日々のできごと報告です。

黒松内町ポイントウォーク

2008-07-29 09:00:54 | 08 夏

ポイントウォークの出発点に各団体が集合中です。

この活動には、隣の地区で開催している7days キャンプの30人、黒松内町のわんぱく探検隊5人も参加し、合計80人以上、5-6人のグループ12チームで実施する交流活動です。町内街中の簡易地図に書かれた必須ポイントと選択ポイントを回って、そのポイントでの問題を回答します。

フラフープをチーム内で回すチームビルディングゲーム、誰かの似顔絵を草で作って当てる問題などがありました。曇り空でしたので、ノンビリと楽しみながら黒松内の市街地を散策することができました。

 

朝です

2008-07-29 06:48:01 | 08 夏

低い雲がたちこめる朝です。


朝の日常活動には皆が参加しています。動物達の散歩に加え、ビオトープ再生計画が専門家でもあるMGWさんにより始まりました。 池にヤナギ類がはえてきて、水抜けしてしまうのです。生き物達を救助移動しつつ、観察観測しています。

今日は午前中は、七日間キャンプ、町のわんぱく探検隊と合同のポイントウォーク、午後からは野外泊練習です。

 

夜のひととき

2008-07-28 22:50:27 | 08 夏

台湾アワーの後は、ほとんどの子ども達が体育館で身体を使って遊んでいたようです。昨日到着し、身体を使った活動が少ないのでちょっと エネルギーをもてあまし気味かな・・・。 それでも もう部屋は静かです。 (自然学校時間 23:42ですものね・・・)

体育館や寝室の消灯は21:00。中学生までいますので最終消灯は22時です。
この1時間は、けっこう子ども達は宿題やら・・勉強をしています。しかし・・、そばに寄って そっと見ると・・・、本を読んだり、囲碁をしたり・・・、絵を描いたり・・。 テレビがない生活ですが、子ども達はそれなりにすぐなじみます。

                  

スタッフミーティングは、連日夜、21:00よりスタートします。日本語、英語、あやしげな英語、中国語が飛び交っています。 グループに分かれて、子ども達の様子や今日の振り返りをした後、全体で共有した方が良いと思われることを話題に上げます。 そして、明日の打ち合わせをします。1時間半ほどかかりますが、みんな同じ方向を向いて、長期村の毎日をなんとかベターにしようという思いがあるので、意外と通じ合っている?ようです。

                  




台湾アワー

2008-07-28 22:26:23 | 08 夏

長期村には、海外からのスタッフも、台湾、韓国、ウクライナと合計6人います。
学生さんであったり、社会人であったり、大学の先生であったりします。期間中、彼等の国の紹介を紹介する時間があります。 今晩は台湾アワーでした。

呉さん(ゆきな)は、台湾実践大学の学生さん、陳さん(あどにす)は彼女の学科の先生です。そして、李さん(えりさ)は台湾の社会教育活動団体の職員です。ゆきなは、実習生として今回の長期村に参加すると単位がもらえるのです。今回は先生も来ているので たいへんかな・・・でも あどにすはとてもいい人なので、彼女は安心でしょう。

台湾アワーの中で、伝統的なコマ遊びの紹介がありました。大人の手のひらにも納まらないくらいの大きなコマなのですが、これ、なかなか優れものなのです。4年生のKICHIが、一番初めに挑戦したのですが、見事に回すことができました。

それを見ていた二番手は、6年生のSTRでした。 負けられません。
慎重に縄(糸とは云えない太さ)を巻いて、何度もポジションを直し、投げ方をイメージして・・・ 

 

ついに、
一息で・・・ 投げました。 
余りに腰が入ったスナップに、

消えたぁ!!



コマは見事に回りました。

これから、ウクライナアワーやコリアアワーも予定されています。


二日目は雨・・・・

2008-07-28 19:42:44 | 08 夏

このお湿りでくもの巣に雨水がついてキラキラと光っていました。みんなの目もキラキラと光りました。

おとといの天気予報までは、さほど天気は悪くなる様子ではなかったのですが・・、先週の暑さがウソのように涼しい小雨日和でした。 午前中は体育館で全体ゲームをした後は、長期に過ごす学校回りを雨具を着て、じっくりと見て回りました。午後の川での大運動会は中止となり、体育館でドッチボール大会、そして、早くも寿都温泉へ出かけました。 かえって子ども達同士、スタッフと子どもの間の関係性は深まったようです。

 

 

MGWさんが再生してくれたビオトープは子ども達の人気です。いろいろな生き物達が住む自然は、もちろん自然学校の回りにたくさんありますが、ビオトープには創る楽しみがあります。 8月に入ってから、このビオトープの修理を子ども達と一緒にしようと考えています。

自然学校の農園、やんちゃっこ畑の主任は、まむです。まむが春から丹精込めて創っている野菜達が実り出しています。収穫をして、新鮮な食材が皆のテーブルの上に乗ります。

定番の野外活動の自炊に使う火器・マナスルの扱い方の講習会を開催。
この道具は、石油を使っています。ガソリンに比べて安全、ガスに比べて安価でゴミが出ないなどの利点はありますが、扱いにくいと言う難点もあります。

しかし、この難点が・・子ども達に扱わせるにおいて利点にもなると信じております。 つまり・・、いいカゲンに扱えないのです。「良い加減」に扱わないと火がつかなかったり、消えたりするわけです。家庭のガスコンロのようにスイッチひねれば火がつく道具ではありません。 

生産がそろそろ中止になりそうで、交換部品の値段が著しく高くなり・・びっくりしています。 この信念は・・道具の生産中止の波で・・あと何年続けられるか?心配でもあります。


 

食事

2008-07-28 18:23:30 | 08 夏

テレビもないゲームもない、長い合宿生活です。自炊もありますが、野外宿泊をともなうプログラムで行います。校舎生活では給食が基本です。食事は日課の中でもたいへん楽しみな時間となります。

元理科室だった教室を改装した食堂で、皆で食べます。新鮮素材は地域内のとれたての物をできるだけ使っています。漁師さんや農家から直接仕入れたり、頂いたりしたものです。

栄養を考えて作るのは、まり子さんが中心ですが、今週は東京から参加者のおばあちゃんとお母さんが協力、いいえ・・強力料理人としてご参加頂いています。今晩の夕食も たっぷり満点。

大きなお肉のしょうが焼きのキャベツぞえ、湯でたラーメン、地域の野菜がたっぷり入った味噌汁、ジャージャー味噌、ササギのピーナッツ和え、サラダ・・

頂きま~す!!


朝プログラム

2008-07-28 07:10:15 | 08 夏
小雨な朝です。

起床は六時半です。でも眠たい子は朝ご飯までに起きればよいことになってます。 朝のプログラムは自由参加ですがほとんどの子は起きているようです。

プログラムと言っても、自然学校の朝の日常をお手伝いしてもらっています。ヤギのドンとガラ、羊のジュリエットの散歩というか、移動。犬のグラッチェとジロー、にわとりのコケッツの世話、自然学校農園の手入れや収穫です。

晴れてきたら、キャッチボールやら始まるかもしれません。
ちなみに、朝の六時半は、こちらのサマータイムですから、日本時間は五時半になります。

1日目

2008-07-28 00:02:24 | 08 夏


先にウエルカムパーティの様子をレポートしましたが、改めて今日のご報告です。

昨夜からちょっと涼しくなった黒松内でした。 一番初めに到着したのは、もちろん・・自然学校の敷地内に住んでいる山村留学生の四人組でした。 次に到着は、2年目のRKU・・・そして、昨年の山村留学生IDUが、ゆきえさん&たろうさんの助っ人隊と一緒に到着。そうこうしているうちに・・、札幌からのバス、千歳空港から 長万部駅からと次々と到着。 初めての顔・・懐かしい顔・・

いよいよ 2008年度 第10回目の夏の長期自然体験村のスタートです!!
校庭でちょっとゲームでお互いに仲良くなる活動をしてから、生活班の発表。

生活班は、いつもそのグループで行動するわけではありませんが、担当のスタッフ(カウンセラーと呼びます)が決められ、男女混合・学年縦割りの5班に分けられます。昼間の活動から帰ってきた後の体調などの様子、困ったことがあれば相談する担当者をつけています。 

出発が遅れたので サマータイム実施しているのですが、押し気味・・・となってしまいました。

ウエルカムパーティでは、東京からの強力なキッチンボランティアスタッフのゆきえさん、たろうさんの大活躍で 焼きそば、ばら寿司、からあげ、グラタン、サラダ、韓国ネギパイ、春雨のスープ、パンケーキ、サクランボカルピスゼリーにジュースとご馳走がならびました。
 
 

スタッフの一芸披露・・・ 一番目は 村長。
野外でのペーパーの使い方を身を持って実験風パフォーマンス。テッシュペーパーは水に溶けないが、トイレットペーパーは水に溶ける。だから「外で○○○をした時には、トイレットペーパーを使い土に埋めること」これを教えるがために・・、二つ用意した水がはいったペットボトルに紙を入れ、振って溶かしたあと、溶けたトイレットペーパーのボトルを飲み干しましたあ!!

あにぃの落語? ななの韓国の伝統舞踊、ウクライナ・台湾勢の皆を巻き込むダンスパフォーマンスなどがありました。

夜・・・ サマータイム時間 0時過ぎまで・・話し声が部屋でしていましたが、今は、シーンとしています。

私達の仕事モードもサマータイムに変えないといかん・・ですが・・、
ともあれ、順調にスタートしました。


 

明日から

2008-07-26 23:36:03 | 08 夏

とても素敵な夕焼けです。明日もきっと夏らしい一日になりそうです。

いよいよ明日より 長期村がスタートします。19泊20日。全国から子ども達がやってきます。 準備も万全、スタッフ達のモチベーションの高く、一同、皆さんにお会いできることをとても楽しみしています。

明日の朝は、8時に千歳空港へのピックアップやレンタカーの受け取りのスタッフが動き出します。 そして 夕方には皆さんが集合、ウエルカムパーティが始まります。ウクライナ料理や韓国料理もありますよ。 皆さんも 楽しみにしてください。

では、あした!!

準備急ピッチ

2008-07-26 00:02:29 | 08 夏

今日の朝のことが、もう2,3日前のことのように感じられる程、急ピッチにたくさんの準備事が進んでいます。朝方は曇り空でしたが、昼前には青空が広がり夏模様。子ども達がマット代わりに使う布団の虫干しです。

午前中には、黒松内消防署による救急法の講習会。心肺蘇生技術への意識を高め、長期村の野外で起こりえる怪我の対処について、改めて認識を新たにしました。



校舎の清掃、名札づくり、装備の点検と作業は続きます。夕方からは、野外で使う火気類の点検と使用講習会。初めてのスタッフも何度も使っているスタッフも練習に余念がありません。



本日より、サマータイム が開始されました。 自然学校時間は、日本時間より1時間進められました。

 夏のワンダーランド時間であります。

トレーニング

2008-07-23 23:55:02 | 08 夏

げんちゃん、しんやが到着して 3週間のロングキャンプの全日程参加者、あと三人を残して、ほとんどが本日合流しました。

全体のアイスブレイクを兼ねて、そしてディレクタースタッフのスキルアップを目的に、海の専門家UnPaさんを特別講師にシュノーケリング講習会を二日間の予定で実施しています。

子どもの参加者のみなさん・・・待ってますよぉ~

参加者

2008-07-21 17:19:58 | 08 夏
今年の長期村の参加者は31名です。
17名は初参加、14名はリピーターです。17名は本州から。一番遠くは台湾(日本人学校)から、国内は香川です。16名は女の子。小3-3名、小4-5名、小5-4名、小6-10名、中1-4名、中2-4名、中3-1名。高校生ボランティは、高1-1名、高2-2名 となっています。

スタッフは、
全体コーディネイターは、私、たかぎぃ(高木晴光)が今年も務めさせて頂きます。長期村10回目、唯一の皆勤参加です。黒松内在住で責任者ですから当たり前ですが・・・。

チーフディレクターは、たーぼ(鈴木剛充)が今年も務めます。
◆全日程参加のスタッフ
ディレクター陣  まむ、おーさか、
サブディレクター ジョイ
マネージメント  まりこさん、あにぃ
カウンセラー  
  げんちゃん、しんや、れな、さや、あやこ、ゆきな(台湾実践大学)、あどにす(台湾実践大学教官)、ありす(台湾社区大学職員)、はるか(高校生)、どぐうちゃん(高校生)、えり(高校生)、キム(韓国大学生)、クリス(ウクライナ大学生)、ナタリア(ウクライナ大学生)

◆1週間から2週間滞在のスタッフ
ディレクター  しゅんちゃん、ぼーぼー
カウンセラー
 北星大学の実習生として ゆい&まい、国際ボランティアNGOの代表・開さん、みながわさん、ゆな、ひろせさん、あきこさん、ゆきえさん

と・・・、高校生から○○代まで、国際色いろいろで 皆さんと過ごします。

台湾スタッフ到着

2008-07-19 21:09:58 | 08 夏
昨日から今朝深夜にかけて、台湾からのボランティアスタッフ3名が到着しました。

台湾実践大学の教官 陳さん(あどにす)、同じく観光産業学科の李さん(ゆきな)、社区大学(地域の社会教育活動)のスタッフ呉さん(ありす)です。実習生の受け入れは3年目となりました。

始まりは、もう5年前でしょうか・・日本の社会教育施設を研究調査していた殷先生(現在、台湾の国営ラジオの副総統)が、突然自然学校を訪ねて来ました。わずか数時間の滞在だったのですが、なぜか私と波長が合って盛り上がってしまったのです。その別れ際に・・・ 彼女が
「台湾に来て自然学校のことを発表して欲しい」と言い残して行きました。 半分冗談かと思ったのですが、その年の年末に台湾全土の社区大学(コミュニティカレッジ)の大会から、ほうんとうに招聘状が来ました。そして、発表に1週間ほど滞在しました。 発表だけではなく、交流ということで、小学校、保育園、カレッジ、一般の家庭などを地方視察をいろいろとさせてもらえたのです。

その折、張さんというカレッジの責任者と知り合いになり・・、彼が別れ際に「来年、スタッフと黒松内を訪ねたい」と言い残しました。半分希望だけかと思ったのですが、翌年の春に、本当に・・10数名のスタッフが黒松内へ2泊し、農村地域をガイドしました。

さらに、その別れ際に・・・通訳で同行していた台湾実践大学の李先生が、「来年から学生の海外実習を実施したいのですが、受け入れてくれますか」と言い残して行きました。半分希望だけかと思ったのですが、その翌年から学生や先生方がボランティアとして 長期村に参画してくれるようになったのでした。

そんなつながりから、台湾のスタッフが来るようになりました。
縁とは奇なるものですね。

(たかぎぃ)