皆さんは、太陽や街中の光でスマホに充電できるようになればいいのにと考えたことはありませんか?
最近ではスマホをスタンドに置くだけで無線で充電する「無線給電技術」が普及してきましたが、最近では青色発光ダイオードで「光無線給電」を実現することが可能になったそうです。
なんと2021年に東京都市大学総合研究所の石川准教授ら研究チームが、青色発光ダイオードと独自開発した太陽電池を用いた『光無線給電』を開発しました。
光無線給電システムの実用化例(イラスト:HARU)
画像元:https://www.axismag.jp/posts/2021/03/342670.html
今回開発した太陽電池は、「ペロブスカイト」と呼ばれる結晶構造の半導体を用いています。
光のなかで高いエネルギーである青色の成分を効率よく電気に変換でき、このペロブスカイト型太陽電池に、室内照明や薄型ディスプレーのバックライトに組み込まれている青色LEDの光を当てることで、光エネルギーの5分の1以上を電気に変換することができたそうです。
さらに、太陽電池と青色LEDに移動体を追尾する装置を組み合わせることにより、屋外で移動するスマートフォンや電気自動車などに対して光無線給電が可能になるそうです。
LEDが登場してから様々な技術が進歩してきましたがついに光で無線給電ができるとなるとさらなる技術革新が進みそうですよね。
街中でスマホの充電が切れることがなくなる時代がもう直ぐ訪れると考えると楽しみになってきますね!
参考
https://www.axismag.jp/posts/2021/03/342670.html