それは10月下旬 毎月の帰省も生活の一部となった秋晴れの穏やかな休日
昼間のうちにアジトに到着 父ちゃんはテレビで野球観戦を楽しんだ後
入院中のじいちゃんを見舞いに行く前に ブンのお散歩をしなくちゃね!と
ブンの大好きなフリスビーができる大学跡の敷地内に向かった
ブンは嬉しさのあまり リードを持つ父ちゃんをグイグイ引っ張り
フリスビーをする前から 『 逆ぐしゃみ 』 していたよ
そこは 落ち葉の絨毯で道路も芝生もすっぽり隠れていて
フカフカで気持ちがいい
道路から歩道 そしてちょっとした土手に差し掛かった次の瞬間
ブンと父ちゃんが私の視界から消えた!!
えっ~~!どうしたんだ~~?駆け寄ると
父ちゃんは尻餅付きながら滑っている
ブンは何事?ってな感じでキョトン顔
私はもう可笑しくて笑いが止まらない「父ちゃん転んでやんの~~」
でも、あれっ?何か変だな・・・父ちゃんうずくまって動かない
慌てて土手を降りようとすると そこは落ち葉がこんもり
しかも その下の芝生は湿っていて まるで滑り台状態だった
私は靴底のしっかりしたスニーカーと身軽な為 難なくクリアしたけれど
父ちゃんは
ブンに引っ張られ 勢いついて確認もせず駆け下りようとしたからで・・・
駆け寄る私に「大丈夫さ」と言いつつも 痛さのあまり
足を付く事も 動かす事もできなかったのだ
私はその場にブンと父ちゃんを残して車を取りに行き
24時間救急病院直行
凶器となった『落ち葉』 その結果 父ちゃんは・・・
左足靱帯複雑損傷 全治3ヶ月と診断され
固定サポーター&杖の不自由な生活を余儀なくされる
負傷したのは左足だったので 車の運転に支障がでなかったのは
不幸中の幸い!?
当然 仕事先では ぎこちない歩きに誰もが
「えっ、どうしたんですか?」 と聞く
父ちゃんは正直に 「愛犬と散歩中に転んで・・・」 と答えると
「いや~大きなワンちゃんを飼っておられるのですね」 と言われる
「いや・・・パピヨンなんですけどね(苦笑)」
「えっ!?パピヨンって、あの ちっこいワンコですよね(ガハハ)」
爆笑された。。。 もう笑うしかないっしょ!!
「愛犬のデカパピを来年の北海道犬ぞりレースに参加させるべく
特訓してました~」 って言えばよかったな!だって
散歩の時 「スニーカー履いていけば?」 って言ったのに
「だ~いじょぶだ~」 と私の忠告を聞かなかった父ちゃん
もう 母ちゃんの鼻息は荒くなる一方だったのだ
その(事故)現場はこんなところ
そんなこんなで父ちゃんは今も尚 左足をひきずる始末で
周りの人から同情され かな~り凹んでいましたとさ
これからブン地方は本格的な除雪の季節・・・
二人して腰痛い~膝痛い~と悲鳴をあげることでしょう